日本の調査船「第2昭南丸(Shonan Maru No. 2 )」と2009年1月に南極海で衝突して沈没した高速抗議船「アディ・ギル(Ady Gil )」号のピーター・ベスーン(Peter Bethune )元船長(45)は、地元ニュージーランドのラジオ番組に出演し、衝突後にSSのポール・ワトソン(Paul Watson )代表から、アディ・ギル号を沈没させるよう指示があったと語った。
ベスーン氏によると、アディ・ギル号は「間違いなく救出可能な状態で、エンジン室から後方は無傷で頑丈だった」が、ワトソン代表が「人々の同情を集め、テレビ映りをよくする目的で」沈没させるよう命じたという。
ベスーン氏はワトソン代表のこうした対応について「道徳的に破産している」と批判。「市民の寄付金と寛容さによって維持されている組織は、誠実である義務がある」と述べ、現在はSSとの関係を絶ったことを明かした。
一方、ワトソン代表はベスーン氏の発言を否定。SSから除名されたことをベスーン氏は苦々しく思っていたとして、「沈没させろなどとは誰も命じていない。彼はアディ・ギル号の船長で、アディ・ギル号に関する判断の全ては彼が下したものだ」と反論した。
SSはことし、5か月間にわたって日本で拘置されていたベスーン氏の裁判に先だってベスーン氏を除名し、距離を取っていたが、その後、除名は減刑を得るための策略だったことを明らかにしていた。(c)AFP
(引用終わり)
双方の言い分があるようであるが、要はろくでもない人間が参加していると言うことである。しかも、この団体が市民の寄付と寛容さによって維持されているとは驚きである。やはり以前にも書いたように、いるかとかクジラを保護する理由は、イルカはどうかはわからないが、クジラは、米軍の軍事目的の為に利用したいので捕鯨禁止、もしくは制限をしているようである。こういう隠された目的の為に、市民の動物愛護の心に訴えて寄付を募るのはいかがなものであろうか?
以下に引用しよう
捕鯨(ほげい)反対運動の真相
2週間ほど前、BSテレビを見ていたら、奇妙なニュースが報道されていた。日本のマスコミでも流れたのでご存じの方も多いと思うが、それは、アメリカ海軍 が北太平洋海域で行っている軍事演習の際に戦艦が対潜訓練に使用するソナー(音響探知機)によって鯨やイルカの座礁死していることから、環境保護活動家ら が訓練の制限を求めていたところ、アメリカ連邦最高裁が訴えを却下したという内容であった。
却下の理由は、国の防衛のために行われている海軍の演習は、鯨の保護に優先されるべきだからだというものであった。1、2審判決は、いずれも鯨などへの被害を認め、中周波のソナー使用を差し止めるよう海軍に命じていただけに、大変意外な判決であった。
驚いたのは、そうした判決に対してアメリカのマスコミや環境保護団体から強い反対の声が起きなかったことである。CO2削減の京都議定書への参加を未だ拒 否し続けているアメリカであるが、このニュースを見て、日本の捕鯨にあれだけ猛反対しているだけに、今更ながらなんとも手前勝手な国だと思ったのは私だけ ではなかったはずだ。
もしも、日本の企業や政府機関が同じような鯨種の生存に致命的な影響を及ぼす行為をしていることが明らかとなったら、世界捕鯨団体や世界中のマスコミから 袋だたきになっていたはずである。それは、国際環境保護団体・グリーンピースが南極海で日本が行っていた調査捕鯨に乗り込み、火炎瓶などを投げ込み妨害し たニュースを思い出せば、納得できるはずだ。
捕鯨の是非はともかくとして、今回のアメリカ連邦最高裁の判決と世論の動きを見ていてなんともおかしな話だと思っていたところ、知人が送ってきた記事を目にして、思わず「目から鱗が落ちる」ところと相成った次第である。
記事の内容は、『エ コロジーという洗脳』(副島隆彦+SNSI、成甲書房)という本からの抜粋であった。そこには、近年、アメリカやイギリス政府が中心となった国際捕鯨委員 会(IWC)や環境保護団体の捕鯨反対運動の裏には、環境保護や鯨種の保護などとはまったく別の意図があったことが書かれていた。
副島隆彦氏が述べる捕鯨禁止運動への世論誘導の本当の狙いは次のようなものであるという。
本当の理由は、マッコウクジラの脳漿(のうしょう)の確保なのである。・・マッコウクジラの脳漿は、戦車用の燃料オイルや潤滑油の不凍液として貴重なものとして今も使われている。この零下60度になっても凍らない不凍液を人工的に作るには、今でも巨額の費用がかかる・・・・・。
だから、米軍は既にこのマッコウクジラの脳漿を大量に確保して貯蔵している。
このアメリカの安全保障(国防)に関わる重大問題として、キッシンジャー博士が
早くから捕鯨禁止の外交活動を始めたのである。そのためにグリーンピースなどの
環境保護団体を上手に使ったのだとも言える。・・・・
・・その真実を訴えようとした捕鯨賛成派のスウェーデンのパルメ首相の暗殺もその種の力によるものである。
1946年に設立された国際捕鯨委員会(IWC)は、70年代まで加盟国は17カ国に過ぎず、多くは自国の捕鯨産業を保護したい捕鯨国であった。しかし、 1971年に急遽、アメリカのニクソン大統領が鯨やイルカなど海洋哺乳類の保護を重要な政策として打ち出して、捕鯨反対の世界的組織に仕立て上げたのであ る。
ニクソンの狙いは、ベトナム戦争の泥沼化で高まった反政府世論をかわし、政府のイメージ回復をはかるためであった。つまり、捕鯨反対運動は捕鯨反対を唱 え、米国民の目を、ベトナムの「枯葉剤」から「捕鯨国の残虐行為」に移すことを狙った作戦だったわけである。
このことは既に多くの人の知る承知の事実であるが、副島氏の記事を読むと、どうやら捕鯨反対の世界的な広がりの裏には、もう一つ別な狙いがあったようである。ニクソン政権の国務長官を務めロックフェラーの 手先として暗躍していたのがキッシンジャー博士であったことを考えると、この記事の信憑性は高いように思われる。また、現在捕鯨禁止の対象になっているの は、大量の脳漿が確保できるマッコウクジラであって、それ以外の小型の鯨類は捕鯨が許されていることの意味も、この記事を読むと理解できてくる。
それにしても、ひどい話である。こ うした実体を知るにつけ、世の中、いかに綺麗事の大儀の裏にどす黒い目的が隠されているかが分かってくる。欺瞞に満ちた「9・11同時テロ」やそこから誘 導された無意味な「アフガン、イラク戦争」がその最たる物である。こうして、巧みな世論誘導術によって多くの国民が誤った選択肢を選んでしまうことになる のである。
地球を我が物にしようとしている「闇の勢力」やその手先の輩たちが、これから先も彼らの目的を成就するためにありとあらゆる巧妙な手段を用いてくるに違い ない。しかし、時の到来と共に、そうした裏の世界に気づく人々が次第に多くなってきていることもまた間違いない事実である。
「闇の勢力」が世界を動かす格好の場となっているアメリカという国においても、多くの人々が世の中の真実に目覚め始めていることを考えると、これからはし だいに彼らの思い通りに事が運ばなくなっていくはずである。その先駆けとなったのがアメリカ発の金融危機の発生である。今回の危機の発生によって、国民の 多くがウオール街を牛耳ってきた輩たちが長期にわたって行ってきたおぞましいマネーマーケットの実体を知ることになったからである。
ブッシュやチェイニーだけでなく、ポールソンやグリンバークたちの背信行為と醜い実像を知ることによって、多くのアメリカ人が国家や経済を動かしてきた 「闇の勢力」の手先である権威筋に対する不信感や嫌悪感を増してきている。こうした意識はこれからのアメリカの政治や経済を大きく変えていく原動力となる はずである。
我々も常日頃から心を開いて、真実を見る目を養っておきたいものである。http://www.y-asakawa.com/message/kinkyu-message54.htm より引用