米カリフォルニア州では、11月の中間選挙に合わせて、大麻の合法化を問う住民投票が実施される。現在も、医療用の大麻食品が薬局で購入できるが、 合法化となれば、販路が広がり、食品の種類も増えると予想される。
(日本語・英語字幕付き/ビデオ画面右上の「Caption」ボタンで選択) イメージ

http://jp.wsj.com/Life-Style/node_114000 にビデオがあります。
(10月4日 WSJ)

薬物の健康被害をあらわす指標に
・中毒性:体に対するダメージ
・耐性:服用すると薬に体が慣れてしまい、同等の効果を得るためにより大量の薬が必要になること

がありますが、中毒性に関しては、ヘロイン、コカイン、覚せい剤、タバコはほぼ同レベルです。アルコールは摂取者のアルコールに対する強さ(遺伝的な要因)によって中毒性が異なってきます。

 大麻の中毒性はほぼゼロで、コーヒーやお茶(カフェイン)よりも低いです。

 耐性に関しては、ヘロイン、コカイン、覚せい剤は極めて高く、欧州では「ハード・ドラッグ」として厳しい取締りの対象となっています。
 次に耐性が強いのはアルコールですが、これは個人差があります。ただ、欧州の先進的地域では、アルコールもハード・ドラッグに準ずる危険な薬物だという認識が一般的になっています。
 タバコはこれらのドラッグより耐性がやや落ちます。中毒性が極めて高いタバコがハード・ドラッグとして認知されていない最大の理由は耐性の低さです。

 大麻の耐性はこれもほぼゼロ。コーヒーやお茶はもちろん、チョコレート(カカオ)よりも耐性は低いです。

 そもそも、日本で大麻が取締りの対象になったのは第二次世界大戦後、GHQの指令によってでした。それまで日本の農村では、伝統的に大麻は嗜好品として普及しており、祭りの際などには欠かせないものとなっていました。
 GHQに大麻取締法の制定を指示された法務省関係者は、「そこら中に生えていて、誰もが吸っているものを取り締まることなど、本当にできるのだろうか」とこの法律の実効性に対して懐疑的だったそうです。

 しかし、この法律は戦後さほど長い年月を経たずに実効性をもってきました。その理由としては、大麻の主な消費者である日本の農村人口の減少、高齢化・過疎化が原因であったといわれています。

 欧米諸国が大麻取締法という医学的・論理的根拠ゼロの法律の非犯罪化、刑罰の不適用の方向に進んでいるにもかかわらず、我が日本では進んでいません。その理由は、

 ☆タバコと違い、栽培が容易なため、家庭菜園で栽培することができ、生産・流通の把握が難しいため、税金を取れない。
 ☆『大麻を吸うと労働意欲が低下する』という迷信がいまだに政策担当者の間で信じられている。実際には、大麻の合法化、非刑罰化が行われている国は全て、日本より労働生産性の高い国なのですが。
 ☆「大麻=麻薬=危ない薬」というイメージが、国民の間に植えつけられているため、敢えて合法化する必然性に乏しい。
 ☆本来、薬物取締りのターゲットであるはずの覚せい剤を扱っているのは暴力団であり、彼らは政治家と深いつながりを持っているため、覚せい剤取引を温存するために大麻がスケープゴートにされている。

 というあたりでしょう。

 大麻を合法化して、そのかわりに覚せい剤の取締りを強化するか、酒かタバコのどっちかを非合法化すれば、日本人の平均寿命は飛躍的に伸びるでしょう。
 少子高齢化の時代に、あんまり伸びすぎてもよろしくないとは思いますが。


http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1411232984 より引用

石油から作った化学繊維を普及させる為に、世界に誇る繊維であり丈夫な麻を貶め生産を減少させる為に大麻の取り締まりに乗り出しています。
明らかに石油業界の意図が裏に見えます

大麻を正しく理解する為に、もうひとつ紹介すると
(引用開始)
栃木県で栽培されている大麻(Hemp)のことを昔から「野州麻」 (読み方:やしゅうあさ)といいます。
足尾山山麓は、今でも日本一の野州麻の産地です。大麻の繊維は強いことから、織物やロープ、麻の実は、食品や油など多方面で利用されていました。
しかし、戦後、ビニールやナイロンなどの化学繊維の普及により野州麻は、年々減少と途をたどっていきます。
現在、数少ない麻の栽培農家である大森氏によって、野州麻が「灯り」となって、新しく生まれかわろうとしています。

●大麻の基礎知識

ヘンプ(Hemp)とは、日本語で大麻(タイマ、おおあさ)という植物のことをいいます。アサ科の1年草で、雌雄異株の双子葉植物であり、学名を”Cannabis Sativa L”(カンナビス・サティバ・エル)といいます。成長すると約110日間で高さ3~4mに達し、茎の直径は2~3cmとなります。

原産地は中央アジアと考えられ、現在では世界各地に分布しています。「麻」という言葉は、日本では古くから大麻のことをさしており、広い意味では、大麻に 類似した繊維を取る植物やその繊維のことをいいます。同じ「麻」という文字を使う植物には、亜麻(アマ)、苧麻(チョマ)、黄麻(ジュート)、洋麻(ケナ フ)、マニラ麻、サイザル麻などがありますが、植物学的な類縁はありません。



●日本での大麻の歴史

今日私たちが最も日常的に着ている衣服は木綿(コットン)です。ところが、歴史的に見るとかなりの長い間、「麻」と呼んでいる素材から作られた布を着ていました。

最も古いもので縄文時代の鳥浜遺跡(約1万年前)から大麻繊維や種子が発見されています。7世紀の日本では、律令 制といわれる制度が確立され、「租・庸・調」という3種類の税が定められました。毎年、各地方ごとに絹や綿などの物産を納める「調」の中には大麻からつく られた麻布もあり、重要な税の一つでした。奈良時代に書かれた「常陸風土記」「播磨風土記」「出雲風土記」「大日本史」などには日本各地で栽培されてきた ことが記されています。

8世紀中頃の歌集「万葉集」には麻の歌が55首あり、麻栽培や麻織物の作業過程が詠まれています。江戸時代、庶民の衣類は大麻や苧麻などの「麻」から木綿 と変わっていきました。木綿は保湿性、肌触り、染色の鮮やかさ、加工工程が少ないという面で麻よりも使いやすい素材でした。                                                                 
 しかし、麻の用途は広く、繊 維は、高温多湿な日本の夏に欠かせない麻織物になり、畳の表地(畳表)の縦糸、丈夫な魚網や釣り糸、蚊帳、下駄の緒などに使われていました。また、繊維を 取った後の麻幹(おがら)は、明かりを燈すたいまつや携帯用暖房器具のカイロ灰の原料に使われ、種子は食用、照明用の燈油になり、根や葉は薬用として利用 されていました。



●世界の大麻の歴史

 一方、海外でも古い記録によれば紀元前2800 年前まで溯ることができ、大麻の繊維を織物に、種子を食用に使われてきた歴史があります。14世紀の大航海時代、イギリスやスペインでは、耐水性に優れた 大麻繊維をロープや帆布に使った船団がたくさんありました。16世紀、アメリカの植民地でも大麻の役割は重要で、新規移民に対して政府が大麻栽培を奨励し ていました。アメリカの初代大統領になったジョージ・ワシントンは大麻を栽培し、アメリカ独立宣言の草稿は大麻紙に書かれていました。

 しかし、背が高くて茎の固い大麻を栽培し収穫するには多くの労働力が必要でした。そのため、18世紀になり便利で安いサイザル麻やジュート麻、マニラ麻などの繊維が流通するようになりました。大麻糸は綿糸になり、羊毛や亜麻が布製品に利用され、木材からパルプを製造するようにもなりました。    


当時の大麻種子は繊維を加工した後の副生産品の扱いであったが、徐々に大麻繊維が廃れるという歴史の変化に沿って忘れ去られていきました。1930 年代後半、アメリカでマリファナが禁止されたことで大麻栽培そのものまでが厳しく取り締まられるようになりました。第二次大戦中に限って海外からの繊維輸 入の道を断たれたアメリカとドイツ国内で軍服や艦船のロープやパラシュートなどのために一時的に栽培された時期もありました。
 しかし、1945年以降、化学合成繊維の使用の増加に伴い、大麻などの天然繊維の利用は大幅に減少しています。大戦後も大麻栽培が続いたのは旧ソ連、東ヨーロッパ、中国、日本などでした。

●大麻再発見



 1980 年の終りから90年代始め頃になって、西側諸国では改めて大麻が見直されはじめた。多様な用途があって環境にやさしい作物として書籍等で紹介されたのを きっかけに、大麻繊維やボディケア商品の需要が高まってきたのです。ヨーロッパでは、目新しさと補助金が手に入ることが手伝って大麻を栽培する農家が増え、栽培合法化にまでいたった国もいくつかでてきました。

 よく言われるような大麻栽培がマリファナの生産や使用につながるという懸念は、具体性に乏しいことです。なぜならば、産業用大麻の向精神作用成分THC(テトラ・ヒドラ・カンナビノール)は極微量に品種改良してあるからです。THC 濃度の非常に低い産業用大麻を吸って快感を味わいたいと思っても、そのような効果は全く期待できないのです。

カナダおよびEUの法律で栽培が許可されている大麻の品種は、開花直後の花穂でTHC含有量が0.3%以下のものに限られています。ちなみにマリファナ用 の大麻には3~20%のTHCを含みます。また、産業用大麻とマリファナの栽培形態は異なるため産業用を装ってマリファナを栽培することはできません。


 
但し、日本では、大麻取締法によって規制されており、栽培には都道府県知事による免許許可が必要です。今でも許可された農家によって、大麻の繊維が神社の鈴縄、注連縄、弓道の弓弦、古典芸能の楽器、横綱の化粧回し、花火の助燃剤などのごく限られた用途につかわれています。
http://www.hemp-revo.net/yasyuasa/yasyuasa.htm より引用

またドイツでは、このような事が行われている。

(引用開始)


●なんとなくヨーロッパに行きたかった

ドイツ最大の環境NGO「BUND」は40万人の会員がいる。。。
環境保護重視の緑の党が政権の1翼を担っている。。。
原子力発電は、2020年で運転停止の政策。。。
デポジット制度、自然エネルギー推進。。。
フライブルグは、環境首都。。。
これらの発信源は、今泉みね子という一人の環境ジャーナリストによって
成し遂げられた?!ドイツのイメージがある。しかし、行ってもいないものが
あーだこーだと推測してもしかたがない。

私の関心事である「天然繊維」の活用に関してもインターネット上で調べれば
調べるほど、先進的な国だという確信をもつようになる。ちょうど、そのときに
断熱材のおねえさんとドイツに旅行行こうよ!と今年4月ごろに雑談で話して
いたことが現実になった。

今回は、ヘンプ(麻)断熱材「テルモハンフ」の日本代理店であるエルデフェア
バンドさんのツテとコネによって、10月6日~12日までのヘンプツアーinドイツ
を行うことになった。


●ドイツとハンフの歴史

hanf(ハンフ)というのがドイツ語でいう麻(英語:hemp)のことである。ハンフと
いえば言葉の語呂合わせで「帆布」を思いつくが、歴史的に15~16世紀の
大航海時代の帆船には1隻当たり60トンも麻が使用されたという。
帆、ロープ、船員服に使われたのはもちろんのこと、航海日誌に麻紙を使い、
夜になったら、麻油で灯りを確保したのだ。マゼランの世界一周も大麻なし
には語れない!!

1450年にグーテンベルグが活版印刷術を発明した当時の紙の原料には麻の
衣服のボロ切れが使われていたことが明らかになっている。この印刷術で製
作されたものはほとんど聖書であり、それまで一部の僧侶たちしか知らなかった
知識が普及することによって宗教改革(プロテスタント)へと発展していったの
である。直接的にはルターさんがお題目を唱えていたが、ハンフの紙なしには、
宗教改革もあり得なかったのだ。

また、1800年初頭にドイツを支配していたナポレオンがロシアへ戦争をしかけ
た理由の一つとして、ロシア製の良質なハンフ繊維の確保が目的だったといわ
れている。石油製品が登場する前、ハンフは、国(支配者)にとって重要な軍事
資源だったのだ。

それから、スペインやポルトガルやイギリスやフランスなどが世界各地で植民地
を拡大すると、ハンフより安いサイザル麻、ジュート麻がアフリカやアジアから
供給されると一気に市場縮小となってしまった。20世紀の2つの大戦によって、
艦船用ロープ、軍服、パラシュートなどで必須品となったハンフは、再び栽培拡大と
なったものの、大戦後は、石油製品との競合で再び市場激減。

大戦後は、麻薬に関する単一条約(1961年採択・1964年発効)及び向精神薬に
関する条約(向精神薬条約)1971年採択・1976年発効 の影響により、それまで
細々と栽培されていたハンフは、鳥の餌としての栽培を除いて、1982年に全面
禁止となったのだ。

ところが、1993年に「hanf」マティアス・ブレッカース(Mathias Broeckers)著が
ドイツ国内でベストセラーになり、多くの人に農業的・工業的に有益な作物である
ことが知られるようになった。それから、EU(欧州連合)の前身であるEECの規則
NO1164/89(低THC品種栽培基準)とドイツ国内での栽培禁止法の矛盾、94年当時、
イギリスとオランダで栽培解禁となった状況から、ドイツ連邦を相手に訴訟を起こ
したのだ。

訴訟を起こしたのは、ドイツ屈指のヘンプ会社となったハンフハウス社であった。
hanfの著者も経営者の一人として参画し、それから96年に裁判に勝訴し、直ちに
栽培が解禁されのであった。

※ここでいう栽培解禁は、ハイになる成分THCが0.2%以下の品種に限ってのことである。
  これらの品種は、一般的にIndustrial hemp(産業用ヘンプ)と呼ばれている。


●血のにじむような努力の結晶、BaFa(バーファー)

今回の訪問先は、生産から最終製品までのプロセスがわかるようなところを選んだ。
ハンフの契約農家をネットワークし、収穫機械を開発し、繊維とオガラ(麻幹)に分離
する加工会社を営んでいるのがBaFaである。社長のフランク氏からの貴重なお話を
聞けた。

彼がハンフに注目したきっかけは、hanfという著作からであった。ちょうど1995年に
ハンフ原料に関するシンポジウムがあり、そのシンポジウムの企画スタッフとして
参加したのがきっかけで、96年にバーデン天然繊維加工会社(BaFa)を設立した
のだった。

以前の職業は、なんと言語障害の介護士及びメガネ屋さん!!!奥さんがメガネ
のマイスター(職人)で、お店も3軒もっていたという。ちょうど4軒目を出店しようと
したときにハンフで事業を興したのであった。

今では、契約栽培農家100軒。ちょうど日本の麻農家100軒と同じ数。
栽培面積700ha、年間5000トンの生茎を繊維とオガラに加工している。
96年当時、ハンフ栽培が解禁になったものの、それまで栽培したことがないので
農家が積極的に栽培するものではなかったという。補助金が1ヘクタール12万円
(96年時)ほど付くにも関わらず。。。

そこで、フランクさんがまず声をかけたのが彼の隣の家に住むコールさんという農家
だった。コールさんは、150haの農地(牧草70ha 畑80ha)、肉牛65頭、30豚、
鶏多数4家族で住んでいる方であった。この農地での農業従事者は、コール夫婦と
その娘夫婦。

ハンフは20haの栽培 収入の10%を占める。家畜が多いのでハンフはそんなに
大きな割合でないようだ。中にはトウモロコシ50%、ヘンプ50%という農家もいる。
(コールさんだけで日本の栽培面積全部で12haの倍近くあるなー)

ドイツでは、70haぐらいが農家の平均栽培面積であるが、最近はEUからの補助金
も減ってきており、100haぐらいないと経営が厳しいといわれている。

ハンフは、穀類(大麦、小麦、トウモロコシ、ライ麦)との輪作体系の中で営まれており、
ハンフ栽培後の翌年は、穀類が10%収量増加するとのことである。

彼は、事業7年目の今年になってようやく単年度黒字を達成している。売上高は、
2003年度推定で190万ユーロ(約2憶6千万円)になる。
立ち上げからの大きな問題点として次の3つをあげてくれた。

1)ハンフ栽培をしてくれる農家探しとその条件交渉  
2)繊維とオガラを機械的に分離する工場ラインの技術確立(まるまる1年かかった)
3)生産物(繊維、オガラ、種子)のマーケット開拓  売り込み交渉

これらの問題解決には、血のにじむような努力が必要だったという。この「血のにじむ
ような努力」という言葉に感動した。フランクさんの何がそうさせているのか?70年代の
ドイツ国内での公害問題への関心がバックグラウンドにあるという。環境保護に熱
心な緑の党のような政治的活動は一切していないが、その考え方は同じようなもの
だといっていた。また、農業と工業とが一緒になって何かできるものをという発想もあ
ったと語ってくれた。


●ハンフの大きなお母さんのホックさん

BaFaからできた繊維製品(工業用語では半製品と呼ばれる物)は、ホック販売会社
(Hock Vertriebs)で断熱材に加工し、販売される。
96年に栽培解禁されてから2年間、断熱材製造ラインの研究開発をし、98年から
テルモハンフというブランド名で販売を開始。

ドイツでの断熱材市場は、3000万立方メートル。
木質、羊毛、セルロース(古紙)、亜麻、大麻、木綿などのエコ断熱材は、3~5%
のシェア。エコ断熱材は、フランスが0.5%、日本が1.5%(このうちセルロース
が半分を占める)ということを考えるとまだまだ未発達な市場である。

ドイツでも日本でも断熱材といえば、グラスウール(ガラス繊維)とロックウール
(鉱物繊維)、発泡プラスチック系のウレタンが主流である。

ホック販売会社を設立したホックさんは、旦那さんがやっていた家の内装施工会社
を一緒にしていた頃、グラスウールのチクチクと空気中の塵に悩まされていた従業
員を気の毒に思っていたことが、ハンフで断熱材をつくろうと思ったきっかけだった
という。

たまたま、フランクさんとも知り合いで、ハンフに関してはフランクさんから声を
かけられたとのことである。あー、人のつながりは偉大だ!!!!

そう、ホックさんは、ドイツのビジネス雑誌でも評価されている女性ベンチャー
の社長なのである。日本にも2000年夏に名古屋に来たことがあり、その
ときお土産にもってきたハンフ製品が関西空港の税関ですべて没収された
エピソードを語ってくれた。ホックさんは、日本の取締が厳しいことも知っていた
ので、葉や花からつくった製品はあえて除いていたにも関わらず、没収された
そうだ。

5年目の今年から単年度黒字転換で売上高は300万ユーロ(約4憶2千万円)
になる。しかも、自らのマーケット拡大と環境素材であるハンフの普及のために
ドイツの国会議員にロビーイングとお手紙で2003年度からハンフ断熱材等の
エコ断熱材を購入した家には、1立方メートル当たり40ユーロ(約5600円)の
還付金がある制度をつくってしまったのだ。(すごい!!)

ドイツ国内でもハンフ断熱材は、グラスウールの3倍高い価格であり、この還付
金制度によって、2倍まで抑えられる。つまり、ハンフ断熱材の購入の3分の1
のエコハウス補助金制度なのだ。こんな制度、日本ではどうなんでしょうか????


●哲学のある車メーカーは、ハンフを使う


97年に稼働したメルセデスベンツ製造の最新鋭工場へ行って来た。前述のBaFa
の生産物の半分がベンツの車部品になっている。えー、どこに使っているの?
なぜ、使っているの?という声がすぐにでも聞こえてくるほど、まだまだ有名な
トピックではない。

車の最新技術といえば、トヨタのプリウスに代表される電気とガソリンのハイブリット
システム。それから、東京都のバスでの実験がはじまった酸素と水素を反応させて
エネルギーを取り出す燃料電池車。これらのニュースに比べるとハンフ使用なんて
見劣りするかもしれないが、その認識は甘い。

ベンツでは、90年初頭からブラジルでのココヤシ繊維で車部品をつくるプロジェクト
をしている中で、次世代の車に必要な素材は、天然繊維という明確なビジョンを
もっている。そして、2015年までには、車体ボディの95%以上に天然繊維をつ
かった車を市場投入するという目標までもっているのだ。

実際に自動車に使われるハンフは年々増加している。Nova研究所の資料によると
         
自動車用途に使われる天然繊維 ドイツ&オーストリア
        ハンフ(大麻) フラックス(亜麻)  ジュート麻他    計
1996~98年     0トン     2000トン      2000トン   4000トン
1999年      300トン     7000トン      2300トン   9600トン
2000年     1200トン     9000トン      2000トン   12200トン
2001年     1600トン     8500トン      5000トン   15100トン
2002年     2200トン     9000トン      6000トン   17200トン

とにかく、自動車用途の天然繊維は、急激に増加しているのである。
自動車にとって、天然繊維を使うメリットは、

1)比重が0.3~0.4なのでたくさん使えば、車体が軽くなり、燃費がよくなる。
  →自動車にとって車体を軽くするのは至上命題!1台当たり8kg軽量化
2)ガラス繊維の代替としての利用
  →樹脂に混ぜていたガラス繊維は、衝突時に体に刺さり、安全上よくなかった。
3)環境規制をクリアするため、リサイクルの容易さの追求
  →ガラス繊維の入った素材はリサイクルに不向き。天然繊維だとサーマル・
   リサイクルが容易

訪問した工場は、メルセデスベンツのAクラス(小型車)を製造する工場であった。
組立工程と最終工程を見たが、自動化がものすごく進んだ最新鋭工場という
感じで、その規模と作業効率のよさに圧倒されてしまった。

そのAクラスの床の金属部分を覆い隠す内装材としてハンフのマットが使われて
いた。S,Eクラスでは、ドアパネルの内装として、他の自動車メーカーでもオベルの
アストラ、アウディのトランク部 BMW5ニューモデル、BMW3ニューモデルのドア
内装というようにあちこちで使われ始めている。

 
●ゲルマン魂を見習え?!

私は、ドイツに製品開発において、国や州の助成や政策的措置があったのだろう
と考えており、今回の訪問でそういう話を聞けると期待していたのある。
ところが、ところが、BaFaのフランクさんもHockのホックさんもいずれも
なーんの助成も補助も受けず、自らのスピリット(精神)とパッション(情熱)だけで
ここまでやってきたのである。

フランクさんは、事業開始から黒字転換するのに7年、ホックさんは5年。これは、
長いと見るとか短いと見るかは、人によっては様々であろう。いずれにしても
新しい産業の芽を生み出しているのは事実である。

日本じゃ、大麻に対するマイナスイメージが強く、なかなか前に進まないのが現状
である。しかし、地域興しと遊休農地活用の観点から、
「大麻以外の代替案はあるんですか?」ということを声を大にしていいたい!

今回のツアーで得てきたことをまとめて、日本における大麻利用の新しいマーケ
ットに何が適しているのかを見極めつつ、日本オリジナルなモデルをつくっていけ
ればいいなーと思う。


●今回お世話になったところリンク集

ヘンプ(麻)断熱材「テルモハンフ」日本代理店エルデフェアバンド
http://www.erde-vbd.com/

BaFa(バーデン天然繊維加工会社)
http://www.bafa-gmbh.de/

ホック販売会社(Hock Vertriebs)
http://www.thermo-hanf.de/

ダイムラー・クライスラー社 Rastatt工場(メルセデスベンツ製造)
http://www.mercedes-benz.com/

ハンフハウス(ヘンプショップ&通信販売)
http://www.hanfhaus.de/
 

http://www.hemp-revo.net/report/0310.htm より引用

ヘロイン、覚せい剤 煙草のほうが、大麻よりもずっと有害で、中毒性があるにもかかわらず、上記の様な勝手な理由で禁止をしている。そして諸外国を見てみると、環境や、身体に優しい大麻が見直されている。、最初からいいのであるが(笑)

世の中、色々と間違った常識が、「間違った常識を世論、法律の根拠とすることによって、利益を得ることが出来る体系を作り出した集団」によって、その集団の金融的な支配の系列にあるマスゴミによって流布され続けている。マスゴミは、そういう集団が、自分達のスポンサーであり、そこからの資金が立たれてしまったら死活問題であり、不都合な記事や報道をすれば、真っ先に削除されるか、下手をすると、お家お取りつぶしの憂き目にあわされる。いわゆる「金でぶんなぐられている」ということである。やはりジャーナリズムと言うのは、そういう資本体系から全く独立していないと、素晴らしい報道は出来ない。スポンサーに都合の悪いことは書けないと毎日気にしながら記事を書いているのが本音であろう。そういう背景があるマスゴミの報道をを鵜呑みにして生きることは、霊性を高めることではない。本来人間には、そういうものを判断する能力が備わっているにもかかわらず、それを使わない方が多すぎる。人間は、いわゆる超能力者であり、その力がある力によって封印をされていることに全く気が付いていない。


ホ・オポノポノ

ごめんなさい。
許してください。
ありがとうございます。
愛しています。


世界が平和でありますように

私は、お祈りの一つとして、毎日簡単ですが、こんなお祈りをしています。祈ることは人間しか出来ません。祈りの力はとてつもないパワーがあり、西洋医学では対処しえないことも、祈りの力で対処できた場面を何度も体験しています。機会あるごとに、そういう世の中で不思議と言われている現象をゆっくりとご紹介して行くことにします。
ただ、祈りの力を間違った方向に用いる、祈りを悪用した宗教も存在することを理解して下さい。これは、多くのヒーラー、チャネラーの方々も分かっていらっしゃいます。祈りの力を集めると言う目的が宗教にはあります。正しい用い方をすれば、これほどパワーのある祈りの集合体はありません。人間に与えられた無限の力を正しく使ってこそ、その人は、自分がこの世に生まれてきた意味を理解するのかもしれません。
西欧の物質文明が、紀元後2000年の長きにわたって君臨してきたかのように見える昨今、ほころびが目立ち始め、物質文明が立ち行かなくなってきている現状に対処できるのは、アジアの精神文明であります。