押収資料のフロッピーディスク(FD)のデータを改ざんしたとして証拠隠滅容疑で逮捕された大阪地検特捜部検事・前田恒彦容疑者(43)が、今年2月初め頃、特捜部の当時の大坪弘道部長(現・京都地検次席検事)に対し、「FDを手直ししてしまった可能性がある」と報告し、当時の次席検事、検事正にも伝わっ ていたことが、検察関係者の話でわかった。

 地検首脳部が犯罪につながる行為を把握しながら放置していたことになる。

 関係者によると、今年1月に開かれた厚生労働省の村木厚子元局長(54)(無罪確定)の初公判で、弁護側は証明書の作成日時に関する検察主張と、FDの データを基に作成されたとする捜査報告書との日付が食い違うと指摘。その後、前田容疑者がFDに細工したとのうわさが地検内で広がったという。

(9月22日 読売新聞)

まさに組織ぐるみの犯罪行為の隠ぺい体質そのものずばりが、明るみに出た格好になる。
「自分達の犯罪行為は、明るみに出るのを引きのばし、他の人達は犯罪をしていないのに、自分達の成果を上げる為に、シナリオを描いて適当に逮捕し、あとで裏付けを作りあげながら訴追する」という極悪非道の方式を今までやっていたことが分かったと言うことである。しかし、噂にはきいていたが、ここまで酷いとははじめてこういう記事を見た人は、国家権力と言うものがいかにきたなくて、人をなんとも思っていないことが良く理解できたであろうと思う。

こうやって、日本を良くしようとしてきた田中角栄氏ははめられ、今や小沢一郎氏も同様のことをやらされている。
それを裏で笑いながら見ている仙石に操られた管対米追従型内閣。
構図ははっきりしたので、管さんにはご退陣願わなくてはならない。裏社会は、自分達の権益回復に急ぎすぎて、自分達のやった証拠を色々なところに残してしまった。前回の参議院選挙の時の自民党勝利、みんなの党の躍進など普通では考えられない獲得票が入っているカラクリも、徐々に暴きたてられている。
こうした裏社会の犯罪が白日のもとにさらされた時に、国民はどう思うであろう。