フランス全土で4日、国内を放浪するロマ族の国外追放や、移民出身の犯罪者の「国籍はく奪」などを打ち出したサルコジ政権に対する大規模な抗議デモが行わ れた。欧州各地の仏大使館前でも同日、同様の抗議行動があり、「移民・外国人排斥」施策への国内外の批判の高まりを改めて示した形となった。

 抗議デモはロマを支援する人権団体や労組が組織し、フランスでは、内務省によると7万7300人(主催者発表10万人)が参加した。うち5万人に上った パリでは、サルコジ政権による不法キャンプ撤去で行き場を失ったロマも参加。「ロマ追放反対」「フランスは非人道的な政策を続けている」などの横断幕を掲 げた。

 また、ロンドン、マドリード、ブリュッセル、ベオグラード、ローマなどの仏大使館前でも仏政府に「人権擁護」を訴えた。

 パリのデモに参加したロマの男性(21)=ルーマニア出身=は「サルコジ政権の政策は人種差別であり、このままだと暴動が起きる」と発言。支援団体「市 民権と援助・団結」の幹部、シャバン氏(55)は「政府はロマを拒絶するだけで、受け入れ策を見いだそうとしない。(異民族排斥を訴え)ナチスが台頭した 時代と似ているのでは」と話していた。

 フランスでは7月、アラブ系の移民や国内を放浪する「非定住者」による暴動が発生。政府は(1)ロマなどの違法キャンプ撤去(2)移民出身者が警官を殺 害した場合の国籍はく奪--などの方針を示し、イスラム教に基づく「一夫多妻主義」を実践する移民の国籍はく奪も示唆していた。

(毎日新聞 9月5日)

民族問題を統治者は政治に利用する。古くは、ナチスドイツのユダヤ人強制収容所が有名であるが、現代でもユダヤ人迫害のような政策が、反対運動が起こるのがわかっているのに、平気で打ち出されているというおかしな現象が起きている。要は、支配者側が、フランスで何かを起こそうとしていると言うことが分かる。そうでなければ、ユダヤ民族に対する迫害の様な行動をわざわざ打ち出す政権はいない。

必ず意図があってのことであるから、裏の計画を調査する必要がある。その時に大事なのは、ロスチャイルドのアジェンダである。アジェンダを傍らに置きながら、今フランスで起きていることを良く照らし合わせながら真相を探っていくことが肝心である。奇しくもフランス革命は、裏でロスチャイルドの手引きによって遂行されている。彼らは、一つのことを起こすのには、とても用心深く計画を練っている。自分たちの本懐を遂げる為に、騒ぎや、騒動を起こし、わざわざ国民を怒らせる手段に出るやり方は卑劣である。