(8月20日 時事通信)
香川県多度津町の佐柳島付近の瀬戸内海に海上保安庁のヘリコプターが墜落し4人が死亡、1人が行方不明となった事故で、第6管区海上保安本部(広島市)は 19日夜、ヘリは低空飛行のデモンストレーションに向かう直前に墜落したと明らかにした。デモ飛行は、業務視察のため水島海上保安部(岡山県倉敷市)の巡 視艇「みずなみ」に乗った司法修習生向けだった。

同本部は同日午後までこうした状況を説明しておらず、会見した畑口一樹総務課長は「修習生らが責任を感じていることに配慮した」と釈明。デモ飛行の実施は、ヘリが所属する同本部広島航空基地と水島海上保安部との間で事前に確認されていたという。

海保はまた、ヘリが墜落の数十秒~数秒前の18日午後3時10分、みずなみに「現在、佐柳島上空」と無線で伝えていたことも明らかにした。
同本部などによると、ヘリは18日午後2時~同50分と、午後3時~同50分の2回、水島港沖で、低空飛行のデモをする予定だった。
1回目のデモ飛行後、午後3時1分に「高見島にて廃船調査中」と航空基地に無線連絡した。
現在地をみずなみに伝えた同10分の交信では、異常な様子はなかった。死亡した松井光男通信長(55)が交信したとみられるが、直後に佐柳島と小島との間の送電線に接触し、墜落した。
 この際、みずなみは水島港の沖数キロにいて、ヘリの墜落現場とは北東に十数キロ離れていた。海保は「互いに見えない距離で、デモ飛行のために高度を下げたとは考えられない。廃船調査と巡視艇への連絡を同時にしたのが影響したのかもしれない」としている。
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本当の理由はなんであろうか?公開が待たれる。