時事ドットコム
野田首相、１６日に冷温停止宣言＝福島第１原発、「ステップ２」達成
2011/12/15-22:13
野田佳彦首相は１６日、首相官邸で記者会見し、東京電力福島第１原発の事故をめぐり、原子炉の冷温停止状態の達成を宣言する。これに先立ち、政府は同日、首相が本部長を務める原子力災害対策本部を開き、原子炉の冷温停止状態が達成できたとして、事故収束に向けた工程表「ステップ２」完了を決定する。
政府は冷温停止状態の目標時期について当初は来年１月としていたが、その後、年内に前倒しした。
冷温停止状態は、原子炉圧力容器底部の温度が１００度以下であることと、放射性物質の放射抑制・管理ができていることが条件。東電は既に「目標を達成している」との見解を示していた。
全国銀行協会から物言いを付けられていますので、民主党政府としては政治的に国際的に経済的に可及的速やかなる“収束”という状況にしなければならないのでしょう･･･が、放射能の方は半減期が短縮にもならないし、安定同位体になるまでは何処かに移動するか濃縮するかの繰り返しなので、残念ながら収束しません。
海猫のブログというBlogは気象dataや自身で計測したdataを政治思想も宗教も概ね絡めずに出されるので、そういう事に煩わされたくない方には放射性物質に関した情報収集先として一番推奨出来ます。
ストロンチウム･プルトニウム・テクネチウム・モリブデン
2011-10-02(14:01)
上記記事に非常に重要な内容がありますが、拡散予測を視覚化された動画(animation)を貼り付け継続して放射能情報出されていますので、直接link先へ行ってみて下さい。
此処では更に放射能汚染について視覚に訴えてみるｗ
国土交通省気象庁 気象研究所
東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の移流拡散について
上記採取分析の内容についてimageとして例えるなら、「今回の採取計測では、雨粒や雪を対象にしたけど水蒸気は採取してないから悪しからず御了承下さいね。」という但し書き付きであるという事です。
“大気中の水分の割合を分析するのに水蒸気は含めなかった”という具合です。
即ち、実際の放射性物質移流拡散値は気化した分を含めていない分もっと高い可能性があるという事になります。
海猫氏が引用した週刊朝日の記事には、放射性同位体の沸点を提示して超高温沸点の核種が茨城県つくば市気象研究所で検出されている事実が説明されています。
因みに広瀬隆氏の元記事は、それを踏まえての農産物汚染による体内への取込と内部被曝が主題です。
週刊朝日 談
広瀬隆 「首都圏の放射能と汚染食品の恐怖」
原発破局を阻止せよ！
週刊朝日2011年9月23日号配信
週刊朝日 談 [DAN] via
茨城県つくば市の気象研究所では、物質が気体になる温度（沸点）４２６５℃のテクネチウムと、沸点４６３９℃のモリブデンが検出されているのである。
したがって３月に福島の原子炉でメルトダウンした核燃料の温度は、２０００℃をはるかに超えて、３０００℃から４０００℃にもなっていたと考えられる。沸点は、ヨウ素が１８４℃、セシウムが６７１℃、ストロンチウムが１３８２℃なので、これらの危険な放射性物質は、ほとんどすべてが気化する温度をはるかに超えていたのだ。プルトニウムでさえ、沸点はモリブデンより１４００℃以上も低い３２２８℃である。
週刊朝日 談 [DAN] via
思い切り脱原発siteですが、NNSAの大気ダスト分析をされたdataがあるので御覧下さい。
私設原子力情報室
「NNSA（アメリカ国家核安全保障局）による大気中のダスト分析データ」より
大気ダスト分析_NNSA via
大気ダスト分析_NNSA via
日本国民だけパニクらないように隠蔽された情報には、３月の時点で非常に危険な核種が木っ端で広範囲に拡散されていたという事実があったという訳ですね。
爆発の仕方見てれば尋常じゃない事は推測可能なのですが。
放射線防護用の特殊樹脂もあるでしょうし、使用中燃料以外の予備や使用済み燃料も存在していたのですからね。
政府が原発の収束を発表しようが、放射性物質はrandomに放射線を四方八方に放射し半減期まで殆ど数を減少させずに存在します。
東北・関東産の農産物を食べて応援なんて、只の自殺行為にしか過ぎないですよ。
健康はお金で買えないし誰とも対価で交換出来ないですよね？
