◆なぜ?あのFAにファンがつくの…? | 児玉千恵子アーカイヴ

児玉千恵子アーカイヴ

わが国に「既製服のフィッター」を誕生させたパイオニアとして知られ
VMD改善実地指導で売れるCS空間を創る「売場の庭師」とも呼ばれている
児玉千恵子アーカイヴの公式ブログ

 いつの頃からか、「接客・接遇・販売」とは、商品を売るための「しぐさ」や「スキル」だという、「ドライ」な考えを持つFAが増え出した。
 「商品を売ることは、ときめきの配達人」という意識が薄らいでいるようだ!
 その一方で、新人のFA(衣・食・住・サービス関連の全スタッフ)や、中級・リーダークラスを導く側のパーソンも、「ハートフル」なオブラートでくるまれたかのような、「座学」と「実学」を伝授している時間が持てない傾向もある。
児玉千恵子@連絡簿-商いのちからは幸せのちから  したがって、「美しい笑顔」「エチケット&マナー」は、一定水準を充たしているものの、優等生的なイメージのコンサルティングセールス(扱い品を問わず)が蔓延し、愛のトッピングが不足気味の応対に、お客さまも「そんなものか?」と、慣れっこになっているケースすらある。
 お客さまの「会話」に相づちを打って共感し、お応えをしていたはずが、トレーニングされたシナリオとは異なる状況が発生すると、「対応力」がないため「能面」のような表情を見せたり、商売以外の話をされると、「瞳」はすでに次のお客さまへと、流れているといったケースを、買い物に行った先々で見てしまったり、私自身がそういう応対を受けたこともある。つまり、FAに充分な「人間力」と「感受性」が培われていないから機転が効かないのであろう。
 スピーディに物事が進み、情報に事欠かない昨今は、知らなくてもいい事まで聞こえたり、目にすることも多いから、多くの人々は、「マイ・充実タイム」や、「元気になれるグッズ」「カンフル剤となる体験・体感」との出会いを求めておられるだろう
 「バーチャルショッピング」が定着し、世界中のどこにいても、「顔」を見ずに、会話のキャッチボールができる時代だ。…人々がわざわざ店舗に出向いて、ショッピングを楽しみたいと思うのは、そこに「ロマンチック空間」があり、そこのFAと「歓談」を楽しみながら、「欲しかった商品」といっしょに、「新しい発見」も購入されたいから…という方は少なくない。
 人は「人の間」を生きていくから「人間」と書くと、かつて上司に諭された。…それは「商いの世界」でも同じだと、百貨店でお世話になっていた頃、「部長・課長・係長・主任」から、事あるごとに教えられた。
 時代が進んでも、百貨店はもちろんいずれの業態でも、お客さまから寄せられるお礼の声(感激・感謝・感動など)は、現場を守る「販売スタッフ」に関する内容が多い。
 「同じメーカーの商品を売っているのに、なぜ、あのFAにファンがつくの…?
 業績がマンネリ、もしくはスランプ時など、販売職の誰しもが悩み、不思議に思い、「私のお客さま」を欲しいと願うであろう。
 また、「接客・接遇」に関しては、たとえ不慣れであっても、誠意があって失礼でなければ、寛大に見守っていただけよう
 つまり、「絶対に、ダメッ!」といった、不快にさせてしまう接客はあっても、「日本一、世界一、といった接客」は、個々のお客さまが判定してくださるであろう。
 ただし、昔から「接客の達人」と呼ばれてきた方の多くは、常にお客さまの立場になって「商い」をしていることに変わりはない!

〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕
「ストアーズレポート臨時増刊号」【接客の極意】より抜粋

Copyright(C)2000-2008 DOMINANT LIMITED All Right Reserved.
【無断転載使用不可】

にほんブログ村 資格ブログ スキルアップへ 人気blogランキングは?


LINE 

 『ストアーズレポート』 2008年12月号 第52回 発売中!
 百貨店プロセールス資格制度フィッティングアドバイザー
  「笑いを頂だいできる
ドリーミィな越冬商戦」
     ◇ 五感で勝負する商い
     
◇ いつだってエンターティナーpoint
     ◇ プラス発想の商い川柳        

            【プロ販売員模試】 越冬商戦のお役立ちテストLINE