◆知名度や感性に頼りきった商売では… | 児玉千恵子アーカイヴ

児玉千恵子アーカイヴ

わが国に「既製服のフィッター」を誕生させたパイオニアとして知られ
VMD改善実地指導で売れるCS空間を創る「売場の庭師」とも呼ばれている
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 スタイリングフィッター(ボディフィッター)関連のセミナーを開催すると、その度に、様々な感想や希望が、電話で届いたり、インターネットで関連のブログがヒットしたりする。

 受講される方々の顔ぶれは、FA(販売スタッフ)・店長・インストラクター・トレーナー・販促&サービス担当者・MD&バイヤー…他と多様な分野にわたり、いつものことだが、個人名の方が数人ほどは出席される。
 カラーアナリストや服飾関連学校の講師…などとセミナーの途中で判明する場合もあるが、最後まで職種が分からない(明かさない)ままのケースも多い。
第13回『ボディフィッター実践講座』  日本繊維新聞社主催「ボディフィッター実践講座」は回を重ね、今まで13回開催してきたが
、あるブログが目にとまったことがある。

 どうやら「販売代行業」を営む、洋服を売るエキスパートらしい。 ご主人やスタッフと会社を立ち上げ、「接客・販売」の技術向上を目ざした、サポート事業も展開されているようだ。
 ブログによれば、彼女はマルイシティのU店にいた頃、セールスパートナー個人の部で、売り上げが1位(2000年春)を獲得したそうだ。
 また、彼女とパートナーが運営しているマルイシティの「〇〇店」で、某メンズアパレルの売り上げを、6年間にわたり全国一位で維持させているとのことだから、「スゴ腕」のプロセールス集団といえよう。
 こういった方が受講していただいたことは、励みになると同時に「講師冥利(みょうり)」につきる。
 今後の「抱負や感想」の記述に目を通すと、
 ①「とても勉強になった」 ②「服を知る」というフレーズが、特に印象的だった。 ③「スタイリングフィッターの認定証書」に見合うよう、まだまだ学んでいかなければ…。
 と書かれていて、努力家であることも推しはかれた。
 余談だが、「当日に教材の一部として配布された単行本は、十年ほど前に書店で購入した本(私の
著書)の、なんと改訂版だった」…とも書かれていた。
 様々な形で受講後の感想を頂戴するが、ある男性スタッフからは、セミナー後に、以下のような感想がEメールで届いた。
 彼によれば、私が言った「サイズは測るのではなく、見つけ出すもの」という意味を再考し、社内スタッフにも伝えたいという思いがこめられていた。
 彼は現在、著名な婦人服専門店の販売スタッフを統括する立場である。
 かつては、そちらの企業の支店で販売もされていたが、今は「お客さま満足と従業員満足」の向上と実現を目ざすプロジェクトの、キーマンとして店舗を飛び回っている。
 百貨店協会の「プロセールス資格制度」の指定講座や、こういった公開セミナーでも、同じ内容を「座学と実学」でレクチャーした場合、実体験が豊かなメンバーほど、課題をしっかりと整理してから出席されるため、理解力も高く応用能力を充分に発揮してくれる傾向がある。
 つまりプロほど、ひと山を越えたら、次の目標に向かって前進していこうとするケースが多い。
 一方、著名ブランドや高級ゾーンの服を販売しているスタッフで、「服を知らない」人が、予想外に多い傾向が見られるのも現実だ。
 商品の同質化と競争が激化する昨今では、「知名度や感性」に頼りきった商売では、対応できない事態も出てこよう!
 多角的に「服を知る」ことは、消化率の良いバイイングにもつながり、あまたのお客さまの「いかなるご要望」にもキメ細かく応えられるようになれるのである。
 扱い商品に対しての自信がみなぎることは、お客さまからごらんになった場合、信頼感がそれだけ増すことになる。
〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕
「ストアーズレポート」百貨店プロセールス資格制度・フィッティングアドバイザーより抜粋
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