(8/28からのつづき)
「イソップ物語」を引用するなら、一本の薪はもろいから、束ねることで強くなる!
「商い」では、どうだろうか?
良かれと思っている「サービス」が、受け取る側によっては、「はてな?」と、感じることもあろう。
以前にもふれたが、百貨店では当たり前のようになってきた従業員出入口での「接遇マナー」だが、出入りするスタッフが、わざわざ振り向いて、マスのお客さまに向かっておじぎをする光景が、近ごろは、量販店でも見られるようになった。
そういった場面をハートの伴わない「ムダな動き」のように感じるお客さまも少なくないだろうし、かえって気が散るという声も少なくない。
いつの頃からからか、隣接する百貨店同志が協力体制を組み、お客さまへのサービスに努めるケースも増えた。
とある百貨店で、「メンズの〇〇ブランドは、ありますか?」とたずねたところ、同じメンズフロアでありながら即答できずに、「お待たせしました、あいにく私どもでは扱っておりませんが、近くの〇〇百貨店にございます」との応対だった。
「いや待てよ?…とても丁寧な接客だが、自分が百貨店にいた頃とは、どこか違う」気がした。
百貨店同志が、火花を散らして競い合っていた古き良き時代なら、
「申し訳ございません、私どもでは、ご希望のブランドを扱っておりませんが、似たようなイメージ(もしくはテイスト)の銘柄でしたら、XYブランドがありますが…」と、まずは、扱っている範疇での「自信作」を紹介し、売り上げの流出を自社で食い止めるくらいの気構えで売場に立っていたものだ。
他の百貨店を紹介されたお客さまは、途中で予定外の専門店や他業態に寄り道してしまうこともあろう。
ケースによりけりだが、昨今は氷山の一角といえばそれまでだが、親切すぎる「おっとり型」のFAが増えている。 (次回につづく)
〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕
「ストアーズレポート」百貨店プロセールス資格制度フィッティングアドバイザーNo.48より
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