他業態との差別化を担いながら、スタートした「フィッティングアドバイザー」制度だが、巷(ちまた)にこうも様々な「フィッター」が誕生するようでは、技能力にさらなる磨きをかけ、プラスアルファの付加価値をつけなければならない。
ハイレベルなお客様は、「フィッティングのアドバイス」だけでは、既に物足りなさを感じているであろう。
「服のことなら、すべておまかせ」と、胸を張って言える自信のあるスタッフを、もっと育成していくことが早急課題である。
いずれにしても、次なる課題の一押しは、フィッティングアドバイザーの一ランク上を目指した、指名が殺到するほどの「既製服のフィッター」育成の推進だ。
優秀なフィッターは、色やコーディネイト力のセンスは前提として、
①採寸の技術は、ピカ一
②サイズ調整時に、美しいフォルムが描ける
③身体の特徴を、瞬時にリテラシー(読み書き)できる能力
④各パーツごとに必要なゆとり(ゆるみ)を、数値で明確に答えられる
⑤プラス発想のスタイリングができる…などにも長けている。
また、①~⑤のフィッティング技術の原理原則は、「既製品」であろうが「オーダー」であろうが、変わることなく永遠に共通なのである。
ただ一つの違いといえば、後者は、「仮縫い」という工程があるため、「オンリーワンのマイ服」に仕上がるという満足感が得られることだ。
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