◆幸せになるための悪魔?上司はいるか | 児玉千恵子アーカイヴ

児玉千恵子アーカイヴ

わが国に「既製服のフィッター」を誕生させたパイオニアとして知られ
VMD改善実地指導で売れるCS空間を創る「売場の庭師」とも呼ばれている
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 映画『幸せになるための27のドレス』のキャサリン・ハイグルは、しっかりもので、しかし恋することにはちょっとしりごみしてしまうキャリアウーマンを演じて、表情豊かで可愛らしく、とても好感が持てた。

 この映画については、またどこがでふれることもあろうが、以前、メリル・ストリープがはまり役で話題になった『プラダを着た悪魔』と同じスタッフが手がけたと聞くと、さもありなんといった感じ…。というわけで、私も、「売場とキャリアアップetc.」にからめてちょっと引用したことがある…その文を、以下掲載してみる。

幸せになるための悪魔?上司はいるか

 「フィッティングアドバイザー2級」の資格を、せっかく取得できた社員が、人事移動で他のセクションに配属になってしまったというケースを伝え聞くことがよくある。
 2級講座を受講、もしくは資格審査を切望している予備軍も、予想外にいることは、前にもふれた。
 また、服飾の知識に長けて頭脳はシャープだが、それらが「販売力」につながっていないというスタッフもいつものことだが存在している。「接遇力」はあってもメンタル面で欠けている要素がある。
 後者は、「売れない理由」を商品のせいにしたがることが多い。
 かつては、売場に「コワイ」上司がいて、「ここにある品を売るのも、給料の一部だぞッ」と、部下に檄を飛ばす光景が頻繁に見られた。
 近頃は、そんな上司は疎まれる。友達感覚で接してくれる上司が好かれる傾向がある。…叱られることに慣れていない若手スタッフは、「逆ギレ」してふてくされる場合が多いから、もてる才能や資質を開花させてあげるには、リーダーたちの体力は必要以上に消耗しよう。
 だが、そんなマイナーな「循環」を断ち切らないことには、手持ち在庫が山となる

 また、大型店をはじめとしたすべての業態が、同時発信の情報やノウハウを同時にキャッチして策を練るから、気になることを後手に回すと、「仁義ある(?)戦い」に、参戦すらできないことになろう。
 百貨店かSCで、ファッションを扱っていると一見、「華やか」に見えがちだ。が、多くの場合、華やかであこがれる部門ほど、厳しい現実をくぐりぬけて、人々に夢をお届けできていることが多い。
 一昨年、話題を呼んだ『プラダを着た悪魔』というアメリカ映画がある。…2003年の発売と同時に、大ベストセラーとなった「小説のタイトル」そのままの映画(ローレン・ワイズバーガー作)だ。
 タイトルをかみくだくと、つまり「プラダのような高級ブランドを身にまとった、悪魔のような女性編集長」という意味合いになる。
 物語は完璧に仕事をこなす女編集長の下で、主人公であるアシスタントは振り回され、プライベートタイムまで浸食されるほどの悪戦苦闘の日々を過ごすのだが、そこでしごかれたことは、やがて自らの血や肉になり、彼女は、次のステップへと大きく羽ばたけるようになるのである。
 一流のファッション誌を編集する企業に憧れる人は多い。
 同じようにファッションを扱う売り場や、「広報・販促」部門に就きたい若者も後を絶たない!
 だが、国内外を問わず、読者やお客さまに支持されるには、上司やリーダーは、いつの世も心を「鬼」にしなくてはならないときがある!
〔ILLUST:C.KODAMA〕

「ストアーズレポート」百貨店プロセールス資格制度フィッティングアドバイザーより
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