景気・不景気はさておき、女性も男性も大半の人々は、きっかけさえあれば、「おしゃれ」に興味を持っている。
また、感謝の気持ちを「ギフト」に代えて…というニュアンスには、ふれあい時の核となるコミュニケーションツールとして、多くの人が興味を示してくれよう。
ところで、日々の商いの中で、商品の「売り逃し」ほど悔しいことはない!
「あの色で、あの素材、あのデザイン、あのサイズがあったら…、あれば…」という無念さは、いつの世もつきまとうが、そのような事態は、登り坂の70年代・80年代にもあった。
わずかな違いがあるとしたら、かつては、第一希望の商品が品切れの場合、それに替わりうる品々(初めて目に触れた商品だと、余計に魅力的に映る)が沢山揃っていた。100%とはいかなくても、99%のご満足は頂戴できたからリピートにつながった。
こないだのこと、たまたま隣りに乗り合わせた(新宿駅から京王線で)ご婦人たちと話がはずみ、耳をダンボにしてしまった。
「どこの百貨店に行っても同じ商品ばっかり…。昔はね、そこの百貨店でしか買えない物があったのよッ。…それをプレゼントすると、相手は、すごーく喜んでくれたわねェ…」
彼女たちからの、なにげないつぶやきに胸がズキーンとなった。
二人が手にされていた「ショッピングバッグ」は、新宿にある百貨店のよく見かける袋だった。
「そちらの百貨店がお好きなのですか?」とたずねた私に、ためらいもなく「その時々の気分で、いろんな百貨店に出向いているわッ」とも…。
こういった小さな「声あり声」に過敏に反応してしまったのは、ちょうど中小企業診断士(財・東京都中小企業振興公社へ都庁から出向)の方と、オファーを頂戴した店舗へ、「パワーアップ作戦」のリテール・サポートに伺う途中だったせいもあった。
マネジメントは彼が、私は「VP+MD」、すなわち「VMD」の担当で出向いたから、品揃えの指導は、はずせない「必須項目」に入っていた。
百貨店や大型店舗に限らず、「差別化戦略」「個性の際立つ店舗づくり」「商品展開」という課題は、後継者問題を抱えている中小個店とて早急課題である。
品揃えに困ったときの私流のおすすめは、「スリーノンの発想」。…迷いが生じたら、「ノンエイジ・ノンシーズン・ノンセックス」というキーワードの中に、ヒントソースがあることを推奨してきた。
〔DISPLAY:C.KODAMA PHOTO:DOMINANT LIMITED〕
「ストアーズレポート」 百貨店プロセールス資格制度フィッティングアドバイザーより抜粋
Copyright(C)2000-2008 DOMINANT LIMITED All Right Reserved.
【無断転載使用不可】