頭がいたい・・・


これは決して二日酔いなんかじゃあない・・・たしかに僕はまだ未成年だけどお酒を飲んだことはある・・・というか高校生となれば誰だって一度は口にしたことくらいはあるだろう・・・まぁアルコール度30なんパーセントのも飲んだことはあったけど・・・。まぁそんなんじゃあない。

僕はこう定期的にというか、月に何度か頭痛がやってくるんです。いわゆる頭痛もち。たとえば友達から遊びに誘われてですね、「今日頭痛いからパス」という理由で断ったとするでしょう。まぁ一回目は友達も、そういう日もあるわな、しょうがないまた今度来いよなー!とか言われて終わりなんですけど、また誘われたときにちょうど頭痛がやってきて「今日も頭痛いからパス」という理由で断ると、こないだもそんなこと言ってなかった?とか、マジノリ悪いな仮病だろ行きたくないからって・・・とか言われるんですよ。いやいやいやマジですって。だからといって必死に否定する元気もなくてただ遊びに行くのがいやでテンション下がっているやつみたいに見られるんです。いやいやいやマジですって。今ちょっとでも頭ゆらしてごらん?盛大に吐瀉物を噴射することになるよ?って言いたいんですけど。これで本当に連れて行かれてカラオケでも行くことになったら僕はお金だけ払ってずっとトイレにて吐瀉物を盛大に噴出しているだけになってしまう。ってか会話する時の声帯の振動だけでつらい。歩くことすらままならない。そんな頭痛もちの気持ちをわかっていただきたい!!そう思って頭痛でありながら、こうやってタイピングをしているわけです。


そうですね・・・今日はいつもよりちょっとつらめです。レベルハードってところでしょうか。今日部活があったなら絶対に休まなければならないレベル。いくら月に何度か頭痛が来ていても、この痛みだけは慣れることはありません。世紀末リーダー伝たけし!のマミー編でたけしのライバルボンチューが「おれは痛みに慣れている」とかそんなこと言って攻撃なんか無駄無駄ぁ!みたいなこと言っていましたが、最後にはそんなのうそだと言っていました・・・まだたけしも前半でまるで狂鬼のように扱われていたあのボンチューでさえそんなことを言っているのです。ましてやパンピーの、いやパンピーよりも貧弱な体の僕にそんな痛みがなれて無効化!とかね、無理な話ですよ。

僕の中のレベル、ノーマルだとそうですね。走ったり、自転車で軽い段差を乗り上げたときに強い衝撃として頭が吸収してくれる感じです。何もしていなければ何もないのですが、ある程度の衝撃で頭痛が響いてくる感じです。しかし今日のはハード。ハードは、何もしていない状態でもある程度頭が響くようで、呼吸もなんだかあまりうまくできない、というかしたくない。呼吸をして体が軽く上下するとその衝撃が頭に響いてくるのです。おおげさじゃね~?どんだけ~?って思うかもしれませんが、結構つらいです。今。


それでも。頭が痛くても。男にはやらねばならないことがあるのです。夜な夜な。


本能というものは忠実で、自分の体がSOSサインを出しているときにこそ全身の血液をある場所へ集めだすのです。生命のピンチ!はよ子孫のこさなあかん!!そんなことを考えているのでしょう。でもこちとらそれどころじゃありません。一刻も早くこの頭痛から逃れたい所存。




それでも一発かましてしまう。僕の息子のバカンバカンバカン!!とか言いたくなるけど、案外その頃には治っていたりする。多分それ自体に集中してしまって頭が痛いことを忘れちゃったりしちゃうからだろう。っていうかこの文書く事に集中していてだんだんと頭痛が治ってきた!バンザーイ!ドメテク最高ッ!(自画自賛)
大きな背中に、真っ白なツルツルのエナメルバッグ。


小学校6年生のとき。最高学年の6年生では、新入生の1年生の面倒を見るという役目をさせられていたのです。僕が1年生のころも6年生に甘えてばかりで自分のことが自分でやってないなんてことは何度もありました。しかも泣き虫で。多分6年生の人は「うわーめんどくさこのガキ」とか思っていたんでしょうね。そんな先輩たちもいまごろはどこかの会社に就職とかしているのかなぁ・・・とか思うと時の流れの速さを感じずにはいられません。

僕らが6年生の頃にも、とても手のかかる1年生がいたのです。そいつの名前はたけし。最近のまるでヤンキーとかが適当につけてるんじゃないかと思うような名前ではなく、昔ながらのいい名前だなと純粋に思っていました。しかしそんな名前とは裏腹にとっても手のかかるやつで、トイレに行くにも勉強机に戻るにも何かとトラブルを起こすやつで、クラスのみんなの悩みの種だった。そんなたけしを、帰る方向とか同じだからという理由でみんなに押し付けられたことを僕は忘れはしない。


そんなこんなで学校も一緒に帰ることとなりました。最初のうちは一人一人に自分の帰り道を覚えてもらうために先生引率のもと、集団下校をしていたのですが入学して一ヶ月くらい。つまりいまごろの季節になると、一人一人で帰ることとなっていったのです。しかしまだ6、7歳ということなので一人で帰らせるのは危ないので6年生である僕たちが一緒に手をつないで帰っていたのです。たけしは恥ずかしがる様子もなく人前で鼻くそをほじる癖があったのです。鼻くそのついた手を嫌々握り締めて、一緒に帰っていたのです。

ある日のことでした。いつものようにたけしの教室まで僕が迎えに行くとそこでたけしは地団太を踏みながら泣き喚いていました。

「ポケモンごっこがしたいー!ポケモン!ポケモンごっこ!」

ポケモンなんて全盛期は僕が低学年の頃だったのに、まだまだ流行っているもんだなぁ・・・とか思いながらたけしを泣き止ませようと一生懸命努力をしました。しかしなかなか泣き止んでくれず、おもわず僕の口からはこんな言葉が出てしまったのです。

「わかった!今度一緒にしてあげるから!ね!今度今度!」

そういうとたけしはやっと泣き止みました。指きりげんまんをしてまた鼻くそのへばりついた手を握り締めて家路についたのです。


そしてとうとうその約束は守ることができずに僕は小学校を卒業。そして中学も卒業。そして現在高校3年生。僕はいつものように自転車で帰り道を走っていると、いつもの家の近くの道で一人の白いジャージ姿で大きな背中をした白いツルツルのエナメルバッグを持った人を見かけたのです。どんだけ白好きなんだよ。よごれが目立つんだろうな・・・と思ってしばらく見つめていると僕の気配に気づいたのか、その人は振り返ってきました。やべっ気まずっ、とは思いながらも顔をチラッと見てみるとそれは間違いなく、いつも手を焼いていたたけしだったのです。めちゃくちゃチビだったたけしがこんなに大きくなっているとは思わなかったのでとても驚きました。彼も僕のことに気づいたようなので、僕は左手を口に当ててこう言いました。

「いつでもポケモンごっこしてあげるぞー!」

そういうと昔の子供の頃のような声と大人の声が混じったような、変声期途中の声で

「はい!よろしくです!」

と言ってくれた。約束覚えていたのはどうやら僕だけではなかったようだ。そこから家まではそんなに距離はなかったけどなんだかとても気分がよかったので足が悲鳴をあげるくらい飛ばしてみた。そして足を広げて、今日みたいに天気がよくて暑かったあの日の思い出に浸っていたのです・・・
学校ではモバゲータウンが流行っているわけです。


最近ではテレビCMもするようになったモバゲータウン。そんな流行の最先端のモバゲータウンですが、僕はまだモバゲータウンの存在が人知れずな時からモバゲータウンに似たモバイルSNSにはまっていたのです。

なぜここまでモバイルSNSにはまってしまうのか。それは簡単に人と人とのコミュニケーションがとれるところが面白いところなのだと思います。僕のような女性とは面と向かってしゃべることが極端に苦手なタイプの人間が、女友達を簡単に作ることができるのがそれの特徴、そして魅力なのです。


彼女との出会いは2ヶ月ほど前の話だった。自己紹介文のところに好きなマンガを書き記していた僕とマンガの趣味が合うらしくすぐに友達になることができました。あのマンガの魅力はやっぱりここだろ!とか、ジャンプのあの新連載はねーよ!!とかそんなマンガヲタな話を延々と繰り返していた。

彼女は19歳の短大生だった。僕よりひとつ年上の彼女に、今後どう受験に迎えるかそなえるべきかのアドバイスを受けたり、高校のとき初恋の話などを聞いてあげたりした。毎日話が続いていく。僕ががんばって女性にメールを送ってもどうしても「おやすみ~」とかで終わってしまうのがオチなんだ。でも彼女はそうじゃなかった。僕のつまらない話をいつでも聞いてくれた。どうでもいいような話を聞いてくれた。携帯を手にとってまず自分のページの掲示板を開くのが習慣となっていた。彼女からの返事が待ちきれなかった。

そんな彼女に僕は次第にめろめろとなってしまったのだ。文字だけが教えてくれるその人の個性。こういったサイトでは男が女のふりをしているネカマという存在が多いという・・・。しかし彼女は違う。別にたいした根拠があるわけでもないが、その掲示板にかかれるときの語尾などについてくる絵文字やら顔文字やらがとても凝ったかわいらしいものなのだ。もともと携帯の中に入っている、「(^0^)」みたいななんの工夫も感じられないものなんかじゃ決してない。彼女は女だ!正真正銘の!と思って、勇気を振り絞って告白をしてみた。


人生初の告白だった。


しかしそれはとてもかなしいもので、自分の口から吐き出したものではなく、携帯電話の文字盤をポチポチと押して出てきた自分の気持ちだった。掲示板に書かれた僕の愛の告白。その掲示板は彼女本人以外にも見られるものなので、とっても恥ずかしい、まるでケツの穴でものぞかれているかのようなものだった。返事が気になって仕方がない。一分おきに自分の掲示板を見に行っては更新ボタンを連打。30分が過ぎた。いつもならそれくらいのペースで返ってくる返事。しかし今回ばかりは少々時間がかかる。そりゃあかかる。なんといっても重い。それにいきなり。あーあ、これでこのまま放置されたままで僕の初めての告白もうまくいかないままおわるのかな・・・と思ったそのときであった。

OKの返事

彼女の照れたような顔文字とともに、散々迷ったけど・・・でもOKだよー。的なことがつづられえていた。正直その中身の内容はあまり覚えてはいない。なぜなら最後に書いてあった一文が、とても印象深かったからである。

「ねぇ・・・Hしよ」

はい。イメージプレイです。違反行為だってどこかに書いてあったけどそんなこたぁ知らんがな!そこからは僕と彼女の掲示板は二人だけの世界。文字だけで自分の置かれている状況を把握し、そして相手の求めていることをやってあげなければいけない非常に想像力を必要とするプレイなのです。はじめてのH・・・と書くとなんだか悲しいのですがこの際仕方がありません。僕ははじめてだったので、彼女のリードでなんやかんやするというすでに中学生高校生の読者がほとんどのドメテクでは書き表せないような内容のプレイをしてしまいました。以前ドメテクでは「字抜き」(いとしのあの子とメールなどをし、その文字列だけでなんとかしようとする変態的行為)という新たなヌキスタイルを考案したことがありますが、自分で書いておきながらこりゃねーよ。そんなやついねーよなさすがに・・・とか思っていましたが、こりゃがんばればなんとななるかもしれねーくらい興奮した。ええい息子め!

そんな充実したモバイル生活。次の日の朝。さーて、今日も彼女といっぱい話そうかな♪と思って携帯電話を開いてみる。一通のメールがきていた。すでに僕は会員ではなくなっていた・・・