PVCフィギュア改造講座 ワーコレのポーズを素立ちに変えてみる | DXライジング我男道 -Buy For Justice-

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まずはこちらを見ていただきたい

バンプレストHP

ワールドコレクタブルフィギュアの鎧武シリーズですね

ワールドコレクタブルフィギュアについてはこの記事で述べたとおり集めるのを辞めましたが

先日何気なくネットをウロウロしていた先で気付いたんですね

これニコイチで素立ちっぽく出来るな…



今のワーコレは大嫌い
でも鎧武のライダー大好き

素立ちであれば欲しかった
しかしポーズ付きだった

でも自力でなんとか出来るかもしれない…となれば、やることは一つ!


オクで値段どんなもんかなと眺めていたらセットでだいぶ安かったので買っちゃいました
送料手数料合わせて4300円

という訳で今回は簡単な改造でワーコレの鎧武シリーズを使ってPVC改造記事をお送りしたいと思います


本当の意地というものを見せてやる!


さて




今回のターゲット

もうバロンなんかは首の角度直しちゃえば何ら問題ないですね
斬月は盾を持った左手はこのままでいいとして問題は首と右腕だけです
ただ何故か目がツノと同じ色
龍玄が一際酷いポージング
こいつが一番手がかかるなとは予想してましたが、他にも問題が…


まずバロンを最初に仕上げちゃいます
すぐ終わります



体を正面にした時に頭が右を向いているので、正面を向くようにします

まずは熱湯風呂
熱で柔らかくするために沸かして間もないお湯にドブンします
なんて熱さだ…

作業するときは魔法瓶の水筒なんかに熱湯を保管しておくと何度も沸かす手間と光熱費が省けます




ひっぱりつつドボンを複数回繰り返して頭を外しました
温めずに無理やり引っ張ると部品がちぎれてしまうので避けましょう
ちなみに今回の三人は全部武器を持った手首は別パーツです



首の軸と受け穴はこんな形状です
首を正面に向けるときに干渉する部分を切り落とします



今回の場合は矢印の位置の黒く塗った部分になります
ここをデザインナイフなどで切り落とすして頭を胴体にハメると



この通り

続いて斬月ですね




フォーゼアームズの真っ直ぐな右腕を貰うとします




斬月をまず分解
ツノを外した理由は後ほど



こんな具合に並行して作業が出来ると効率が良いです
でもちょっといかがわしい絵面




分解完了

フォーゼアームズからは右腕のみを取り外してます

このフォーゼアームズの右腕にメロンアームズの無双セイバーを持った手首を移植します





元々付いていた手首を綺麗に切り落としたフォーゼアームズの右腕とメロンアームズの手首

この太い軸を差し込めるように加工するのは少し大変なので



手首の軸を切り落として



ドリルで穴を開けて



真鍮線
いつも書いてるやつです







この通り、フォーゼアームズの右腕にメロンアームズの手首を取り付けられました

バロンの首と同様に干渉する箇所を切り落としてメロンアームズの胴体にフォーゼアームズの腕が移植し終わりました

フォーゼアームズ側にもメロンアームズの右腕を同じように加工して取り付けらば無駄なく飾れます

せっかくなのでちょいと一手間



持て余していたフォーゼのロケットをもらっちゃいます



ド・リ・ル・オン

リューターを使用して斬月の腕を差し込むための穴をギュインと削って広げちゃいます
PVC加工は材質に粘り気のある性質上、ヤスリでは削りにくくデザインナイフ等での切削がメインとなりますが、刃物では指先をえぐってしまいがちなので、リューターとドリルビットがあるとめっちゃ便利です






こんなもんですかね
ドリルの使用時に手元がぶれて塗装を一部はがしてしまいました


で、ツノを外した頭部の件です

今回何故か目がメタリックカラーのベタ塗りになっています
今までのワーコレであれば複眼のディテールの入ったクリア目となっているべきところです

これは本来はクリアカラーで塗るはずだったけど、何らかの理由で他の金色と同じ色で塗ってしまったんじゃないかなと

頭を外す時に首の軸を軽く曲げて裂けた断面を見たところ、頭部のパーツがクリアパーツ製であることがわかったので、塗装を落としてリペしようかなと思った次第です

複眼のモールドが入っていればありがたいのですが
入ってなくてもベタ塗りよかマシではあるし…

さて結果やいかに




キタコレ
メロンの断面風のモールドは再現されてました!

そうとわかれば



前後分割の頭部をバラして



裏側を銀で塗装
このあともう一回塗り重ねてます




クリアイエローとクリアグリーンを混ぜた色で表側を塗装して完了です

元々塗られていた塗料を落とすときに黒のフチ取りも落としてしまった場合は半光沢の黒などで塗装しておきましょう



斬月も以上

最後龍玄です

ダブルアームズの右腕と下半身を移植しようと考えてたのですが




加工するまで気付かなかったことが二点ありまして
ダブルアームズの下半身が素立ちのそれかと思ってたのですが
右足のみ真っ直ぐで左足が少し前に出た形状であったことと



こいつだけ肩アーマーが胴体でなく腕についているということでした

下半身の都合でこいつだけ「素立ち風」仕上げとなっちゃいます

弱者め…




頭は向きを変えて、右腕をダブルアームズから移植
方法はバロン、斬月と変わらないので割愛




ダブルアームズの右腕にブドウの肩のアーマーが取り付けられるように四角く削ります
2ミリ程度のドリルで穴を開けてからデザインナイフ、彫刻刀、リューターなどで削りましょう






左腕を下に向くように加工していきます
腕の軸側を切り落としてもいいのですが、別の方法も紹介しておきます



軸を根元から切り落として、腕側と軸を真鍮線でつなぐという方法です

真鍮線を通す位置さえ間違わなければ、この方がピッタリハマってくれるというメリットがあります

肩アーマーなのですが、こちらは左腕が元の向きの時に、下に垂れるように腕に付いていました
なので腕の向きを変える以上肩アーマーもそのままですと、肩アーマーが後ろを向いてしまいます
しかも腕の向きを変えることで、この肩アーマーの刺さっていた軸穴がかなり目立ってしまいます

なので、今回は瞬間接着剤を使用して隙間埋めを行います

まずは右腕に、切り離した肩アーマーの軸を埋め込み、後ほど肩アーマーを取り付けるために必要な真鍮線を、先ほど切り落とした腕の軸ごと穴を開けていきます




[軸]-[腕]-[肩アーマー]
こんなイメージです

腕に差し込んだ肩アーマーの軸の無駄な部分を切り落としたら



瞬間接着剤を塗りつけます
僕が使用しているのはwaveというメーカーの黒い瞬間接着剤です
模型店などによく置いてあります
瞬着が無ければ模型用で穴埋めに使えるもの、例えばポリパテやエポキシパテなんかでOKです


乾燥したらヤスリなどで表面をならします



塗装して完了
シルバーの上からクリアグリーンで塗装後、フチをメタリックイエローで塗装し、最後につや消しクリアーで塗装してます
肩アーマーの取り付けは真鍮線だけでは弱いので接着推奨です


加工はだいたいこんなもんで終了です








(ほぼ)完成!!


あと台座ですよね




台座のピンを切り取って足裏に真鍮線通して立てるとか方法はありますが……適当に他から持って来ちゃいましょう!
それが一番手っ取り早い

元あるものを使用するのであれば今回の記事を参考にやってみてください
ただ表面が少しエンボス加工されているので、綺麗にやろうとするとかなりの手間です

僕は面倒なので流用します
使えるものは使ってしまえがモットーですしぃ

…わざわざ素立ちに戻したがる人なら余ってるでしょうしw


写真撮り終えたら再度アップします