前回のブログの続き…。
分娩室(LDRになっていた)に促されたものの、感覚的に、
このままのらりくらりしていても、お産にならないな、と思ったので
院内を長男とお散歩することにしました。
とにかく歩く、階段を下りる、上がる…繰り返し、
時折来る発作に足を止めつつ、呼吸で逃し、スタッフの方から心配され(スミマセン('◇')ゞ)
時折、長男に腰やお腹をさすってもらったり…(パートナーはその間昼寝をしていた)
1時間ほどたつと、痛みも強くなってきており、呼吸法で逃せはするけど
発作が来ると歩みを止めないと、という状況に。
そんな折、分娩室より帰ってきてくださいとコール。
この時5分間隔にはなっていました。
モニター上も、内診所見でも、いい感じで進んできているとの所見。
こちらの産院で良かったことは、
分娩着がない
ということでした。
(ある意味困るかもしれないけれど)
外来に来た時と同じ服装でそのまま過ごします。
ちょうど寒い時期でしたから結構着ていたので、
暑ければ脱げばよく、寒さを感じることはなかったです。
⇒冷えているとお産はすすみにくいです。カラダも固まってしまうから。
発作が徐々に強くなり、声を出さずにはいられなくなり、
大きな声で、時に叫び声になってきました。
(黙っていられる人がーーー私は本当にすごいと思う)
バランスボールに体を預けていると楽でした。
が、だんだんバランスボールのふわふわ感が頼りなく感じてきて、
パートナーの首回りや肩につかまるようになってきました。
声も唸り声というか、時に「まだーーー??」とかタメ口口調になってきたりで('◇')ゞ
ウチのメンズたちは引くんじゃなかろうか、とか陣痛が来ていない時には
ふと思ったりもしたのだけれど、陣痛が来れば叫ばずにはいられず。
パートナーは「血」が苦手だし、長男も結構神経質なところもあるし。
けれど、長男はーーーー。
びっくりするほど、しっかりしていました!!
途中、飽きてきたようでバランスボールで遊んだり、
驚いたのはパートナーが買ってきておいた弁当を一人で黙々食べていたこと。
挙句
「とぉちゃん、弁当食べないの?冷めるよ??」
とか言っちゃって。
時折、陣痛が来て叫ぶ私に、冷静に
「かぁちゃーーーーん、うるさいよーーー??」
とか言ってみたり。('◇')ゞ
かと思えば、傍らに寄ってきて
「かぁちゃん?武蔵野線に乗ったことある?」
とか聞いてきたり。
や、今そのタイミングに聞きますか?('◇')ゞ
とか思いつつも、パートナーとクスッと笑ったりして。
彼なりにその場の雰囲気を和まそうと思ってたのかしら。
パートナーも陣痛が来ていない時に弁当をかっこんでいたようですが
痛みが来れば
「はい、どうぞ」
と身体を貸してくれました。
前回の出産のときは、仕事が超繁忙期で立会い出産がかなわなかった。
けれど、今回は一緒に立ち会えそう。
ーーー家族で迎えよう!!
痛みに頭が吹っ飛びそうになりながら、それぞれがそれぞれの役割でがんばりました。
ポン!!とすごい音がして破水。
長男は、そこから生まれる瞬間も見たい!!と思ったよう。
助産師から、頭の方へ移動を促されつつも
「○○(息子が自分の名前を呼んで)は赤ちゃん観たいのよ!!」
と足元で凝視('◇')ゞ。
ずっと四つん這いでいたのですが、いきむ方向がよく分からなくなってきて
最終的に心音が下がってきたので、仰向けになって最後は行きましょう、と。
もう、頭はトランス状態でした。
もーーーー、なんでもいいから産んじゃおう!!
という頭。
仰向けになって2,3回いきんだら、、、、、
産まれました!!
今回は、臍も巻いてなかったし(健診時に確認してもらった)10時間で出産。
次男はそうそう泣きませんでしたが、皮膚色もよく穏やかな表情でした。
⇒次男があまり泣かなかったことに関してはパートナーもびっくり。
嗚呼…生まれてきてくれてありがとうーーーーー。
パートナーも長男も本当にありがとう!!
私もよく頑張った!私の身体、ありがとうーーー。
感じたことのない至福なひと時。
結局、長男は胎盤計測や、へその緒も観て助産師さんに質問しつつーーー。
全てが終わった23時ごろ、疲れ果てて寝てしまいました。
我が家のメンズたちを、見くびっていたところもあったけれど
あんな野獣化(笑)した私を引かずにずっと見守っていてくれて感謝でした。
2人のメンズがすごーーーくかっこよく見えた。
そして生まれてきた3人目のメンズも。
よく頑張ってきたよね、と泣けてきた。
新生・いし井家のスタートの幕開けとなったのです!!