GDMライフを送るにあたり~血糖チェックで心がけること~ | 【千葉・オンライン】 はじめのいっぽのブログ

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皆さん、こんにちは!
妊婦・助産師ドゥーラのいし井とも美です。

先日、コチラの記事をアップしましたが、
GDMとの「お付き合い」も記録していこうと思います。

この経験は絶対活かせる!!と信じています。
(すべての「経験」はそうでなくとも、必要があって経験していますが)
多分、自分だからこそ感じるところ、とかもあると思う。
そういうことは発信していきたい。
自分の想いは誰かの「気づき」に繋がるかもしれないから。

妊娠性糖尿病の病態とは?
胎盤が出来上がると、胎盤よりあるホルモン(hPL)が分泌盛んになりますが、それがインスリン抵抗性、といって身体の組織においてインスリンが作用しにくくなる状態に陥るような作用もきたします
⇒そのため、母体が高血糖状態となる。
妊婦さんは、そういう状態も見越してインスリン分泌が亢進しますが、GDMの方はそれができなくなる、追いつかなくなる状態になっています。

さて、GDMと診断されてからまず「血糖チェック」が始まりました。

私の状況としては空腹時など糖負荷前であれば血糖は安定しています。
糖を負荷すると(飲食などで)
食後2時間経ってもなかなかインスリン代謝が間に合わないようです。
(一般的には2時間ほどたてば2桁くらいには下がります)

この血糖チェックを毎食後2時間に、と指示されました。

病院でレンタルで測定キットを借り、測ります。
測定紙と穿刺する針、アルコール綿はなくなると自分で購入する必要があります。
(保険は利かない)ものによってでしょうが5000円前後かかります。
けれど1日3回のチェックだと(人によっては6回、という方もいます)
ひと月は持たないので(個数によるのでしょうが大体25-30本入り)それだけコストもかかります。

常備している病院が近くにあればいいですが、ない場合は薬局等でお取り寄せになります。
試験紙と針は常備しているわけではないところもあるので、
ある程度少なくなって来たら予めお取り寄せする必要があります。
うちは割と午前に連絡すると夕方には納品してくれるのですが、
連休があると薬局さんが閉まることもあるので、見越して注文したほうがいいです。

アルコール綿はドラッグストアにもあります(場所によりますが)。

そして穿刺ですが、キットを使って瞬間的にピシッと指の皮膚に針を打ち込む感じです。
大体は穿刺後、自分で絞り込まないと出血しないくらいの小さな傷です。
時に「失敗」することもあるんです!⇒これが厄介。
1回穿刺操作をすると、もう2度使いはできないので、何針も使うことに( ;∀;)
1回に4針使った時はさすがに泣きそうでした。
病院で最初にキットに同封されていた針は「改良版」の針だったようです。
それで失敗(針が出てこない、というトラブル)が多かったのですが、
たまたま購入した薬局は「オリジナル版」だったのです。そちらの方が断然失敗はなくなった。
それからは、その薬局で「オリジナル版」を使用しています。

また同じ場所ばかりに穿刺をしていると、その指の皮膚が固くなったり時に痛みを感じたりします。
そうなると、より深く穿刺しないと出血しないことがあります。
(キットは穿刺する深さも調整できる…)
ですから、穿刺する指は次々替えるといいです。
出血させて検査しますが、瞬間に止血するのであまり右手、左手は関係ないと思います。

厳密にすることはない、とは言われていますが、多少なり生活にも支障が出ます。
外出や仕事の用事がある時は、状況を逆算して食事をする必要もあります。
さすがにすぐに止血するとはいえ、調理中にチェックするわけには衛生上もよろしくないので
そういうことも考えて食事を摂るようにもなりますし、分食のことも考える必要も。

また、穿刺済針、試験済紙、使用済みアルコール綿は医療廃棄物になりますから
アチコチ捨てられません(捨ててはなりません!)。
自分で「廃棄箱(瓶や硬い素材のペットボトルでもいい)」を用意してキットと共に外出します。
病院内の採血室や内科などでは大体回収箱が設置してありますが、
たまに近所の薬局さんで「使用済み針廃棄箱あります」など書かれているところもあります。
そういう場所で箱ごと廃棄します。

これらが日常生活上での注意点。
仕事などでどうしても測れない時もあるのですが、そういう時は割り切ります。

これを始めてからすっごくいろいろなことを感じるようになりました。
それに関しては続く…。