中野区産後ケア事業 ~産後ケアプラン作成へ行ってきました~ | 【千葉・オンライン】 はじめのいっぽのブログ

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皆さん、こんにちは。
自分と本気で向き合う!助産師ドゥーラいし井とも美です。

先日、「甘酒を一緒に愉しむ会」を催しまして(それに関してはまた改めて)、
その後、担当地区の福祉センターが会場から近くにあったこともあり、
産後ケアプランを作成してきました。

たまたま(素晴らしいタイミング!)パートナーも休みだったので、
会のアシストもお願いした挙句^^良い機会ですから、産後ケアプラン作成にも同席してもらいました。

担当は保健師さんで、こういうサービスがありますよ、という紹介の後、
(こういうことすら前回はなかったので、自分で調べるしかなかったですから…ありがたいですね(涙))
新しく始まった産後ケア事業
(ショート・ステイ、デイ・ケア、専門家派遣事業⇒これがドゥーラのこと、その他新しく始まった産前・産後事業)
を紹介いただきました。

まず、家庭状況を尋ねられます(家族構成、パートナーの就労状況、双方の両親の健康状態など)。
それで、
「どういう産後ケアを受けたいと思われていますかー」
とお聞きになられました。

上の子がいると、ショート・ステイは受けるのをためらわれる方もいらっしゃるようです。
ところが、パートナーは
「今の活動にも活かせるだろうし、受けられるものは受けておいでよ
ショート・ステイも受けなさいよ」

と大盤振る舞い!!(のように感じました)
保健師さんも前で言い切りまして。

私一瞬ちょっと顔が劇画調になりました。

あ、ありがとう!!けれど…
「その間、ご主人がメインで上のお子さまは観ていられますか??」
と言おうとしたタイミングで保健師さんがアシストしれくれました。

「はぁ、まぁ、遅くとも19時半過ぎには帰って来られると思いますし…(ダンナ)」

「お母さんがご不在になるという非日常が出産や産後入院となると起こりますので、
上のお子さまが、いつでも甘えられる存在になられる方、
例えば(いし井さんたちの)ご両親さまが来てくださるような状況でしたら
よろしいかと思いますがーーー(保健師さん)」


あ、ありがとうございますっっっ!!!

そうなのです、上の子がいる場合は、このように
出産入院、産後入院中のお子さまのケア・サポート
も考える必要があります。

妊娠中からも、上のお子さまがちょっとナイーブになる子もいらっしゃいます。
いわゆる「赤ちゃん返り」のような行動に出られる子も。
今まさにうちの息子も同様ですが、彼は彼なりに赤ちゃんの存在を受け入れようとしています。
お腹に話しかけたり、お腹にチュウしてくれてかわいがってもくれている。
けれど、周りからは
「お兄ちゃんになるのねー、楽しみね!」
と言われるようになってきます。
今まで、母ちゃんのことを独占できていたけれど、これからはそうもいかなくなる。
もう一人赤ちゃんという存在が来る、ということで
楽しみ+生活の変調でストレスを感じる子もいると思います。

なので、出産前後のことを考える必要があるーーー。
お産に立ち会える、入院中も一緒に居られる状況下になるならいいですが、
大体は、お産には立ち会えても、その後の入院期間は上の子と母親が離れることも多い
のではないでしょうか。
また、
出産場所が近ければいいですが、遠方となると、
出産が始まった際の交通手段、連絡先の共有、
他に上の子が保育園などに痛演じている時間だったらどうするか

なども話し合う必要があります。

我が家事情ですが、お互いの実家も近いということもあり、
ここに関してはどうするかお互いの両親の状況を考慮したりもしてどうするか
しっかり話し合う必要があります。
私としては、やはり
里帰りはしないと決断した以上、
出産前後は、どちらかの両親に入院期間だけでも同居してもらうなりして、
ヘルプを頼む必要があると感じています。


はぁ、そっかぁ…多分どっちかの母親にお願いすることにはなるかなぁ…。
とパートナーはその際はつぶやいていましたが。

一緒に考えていきましょうね^^
と私は微笑みながら彼に語りました。

その後、産後プランを利用するにあたり、目的、や目標みたいなものを
保健師さんと共有します(後日、そのコピーと利用証のようなものが送付されてくる)。

ちなみに我が家は

家族だけで乗り切ろうとせず、地域の利用できるサービスやサポートを活用しながら
しっかり産後養生に努め、楽しい育児に繋がるようにする。


のような目標ができました。

大体20週過ぎてから産後ケアプランは作成できます(要予約制)。
産後の方でもドゥーラ・サポートは産後半年まで利用できます(ただしお一人15時間まで:1回のサポートにつき2時間以上のご利用条件)ので、
2015年10月以前にお産になられている方でも、
現在産後半年以上経過していないようでしたら利用可能
です。
ショート・ステイ、デイ・ケアはもっと利用可能期間は短いのですが…(詳細は後日)。

ご自分の養生、休息、それからリフレッシュした気持ちで育児や家族と関われる機会が
増えるなら、ご利用検討いただいてもいいのではないでしょうか?
ぜひ、お勧めしたいです


中野区が今回2015年10月からこの事業を開始したことで、他区・他県でも注目されているようです。

私もいいタイミングでに自身が利用することになりました。

前回(上の息子の際)どれだけそういうサポートが欲しかったか!!涙

前回は、ちょうどドゥーラ協会が立ち上がり1期生の養成が始まります、と言っていた時でした。
産後ボロボロの身体で、松が丘助産院の隣接している診療所に立ち寄った際、
ドゥーラのポスターを観ながら、ぼんやり涙しながらも

私はこのつらい経験を活かすんだ!!ドゥーラになって産後サポートをする!

となぜか自分がぼろぼろの時期に考えていたことを思い出します…。

それからドゥーラになって区の関係者の方にドゥーラのこと、産後ケアの必要性を話しても
「はぁー、そういう人がいるんですねぇ」
くらいにしか受け取ってもらえてなかったのですが、
今回保健師さんの方から
「ドゥーラさんって具体的にどういうサポートをされているんですか??」
と聞かれるようにも。
ああ、変わったなぁ…って思いつつ、
産後ケア事業が区で開始されるようになり、それにドゥーラが参画するようになった、ということ…。

本当にドゥーラ協会理事であり、松が丘助産院院長の宗先生には
感謝の気持ちでいっぱいになりました。


この経験も産後、復職した際に十分活かしていきたい所存です。