私が利用しようと思う産後ケア・サポート~産褥ヘルプ~ | 【千葉・オンライン】 はじめのいっぽのブログ

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皆さん、こんにちは!
自分と本気で向き合う!助産師ドゥーラいし井とも美です。

さて、前回はドゥーラ・サポートについて書きました。
今回は、産褥ヘルプについて書こうと思います。

● 産褥ヘルプ
このサポートの在り方、を知ったのは私が長男の産後に参加させてもらった
NPO法人マドレボニータの産後のボディケア&フィットネス講座に参加してからなのですが…。

マドレボニータの考える「産後のあり方」は、こちらのリンクをご参照ください。

産後という時期は、赤ちゃんが生まれて祝福される一方、
妊娠期はいろいろと母親である「私」が周りから大事にされていたに関わらず
産後は一気に「お母さん」という目で見られるようになっていきます。


お母さんなんだから、これからしっかりね!
(悪気は全くない一言だが、産後心身が疲弊しているとプレッシャーに感じる)

お母さんなんだから…お母さんなんだから…
と言われるようになっていきます。
(身内にも言われたりして…^^;)

視線は「赤ちゃん」に一心に向けられ、社会的なサポートも妊娠期は
妊婦健診補助券なども発行されたり、歯科検診、超音波無料券なども発行されたりしますが、
産後受けられる「母」の受けられるサポート・サービスは限られてきたり…。
(最近は、それでも中野区の産後ケア事業などをはじめ、にわかに行政サポートも出てきておりますが!)

赤ちゃんかわいいね!と赤ちゃん主体の声掛けをされることはあっても、
お母さんいつもお疲れさまですねと声をかけられることは激減していきます。
一方、お父さんが赤ちゃんを抱いてお出かけしていると「まぁーーー、イクメン!!」
称賛されることが多かったりするのですが…。

産後はお母さんが赤ちゃんのお世話をしていくのは「当たり前」みたいな社会的風潮はまだまだ大きい。

「出産後は、寝不足やらでお疲れだろうし、なかなか落ち着かないだろうから、そっとしておこう」
「落ち着いたころに、また会おうね!」

悪気なくお気遣いの元いただく一言に、「社会的孤立」を感じるお母さんは多いのも現実…。
少なくとも私は「心身ともに落ち着いた」と実感できたのは前回は約1年要しています。

ならば、
お友だち・仲間同士で産後をサポートしあっていこう!
というのが私が捉えている産褥ヘルプです。

産褥ヘルプの詳細について、ご興味のある方は、
「産褥記2・産褥記3」の著者である吉田紫磨子さんの書籍などをご覧ください。
先日、吉田さんが関連ブログを記載されていました。⇒コチラ

私も、お友だちの方でご出産した方へ訪問し、
「できる範囲」(お相手に変な気づかいや遠慮をさせては本末転倒なので
無理ない範囲で、というのがポイントと思います)
で、
お相手のご希望のヘルプ・サポートをさせていただいた経験があります。

ここで、「委ねる」ということ・姿勢を教わった気がしていますし、
ドゥーラとして活動する「軸」の一助にもなった気がしています。

正直、こういう取り組みが、もっと当たり前な感じになっていけば、
より「お互いさま」な社会が育っていく気がしています。


産褥期という心身ともに疲弊して、一番しんどい時期に
サポートを受けたご恩というのは、なかなか忘れられない
と思っています。
受ける側は気を遣うこともあるかもしれないけれど、そこはお相手を信頼して「委ねる」。
もし、また自分がサポートができるタイミングで、自分ができるご恩返し、ができたら良いと思います。


自分だけ、家族だけで子育てしていく、ではなく
地域で子育てしていくっていう循環型社会って…本当に理想!!

だから、草の根的でもやっていこうってできる限りで実行しています。

プロの手(例えばドゥーラやその他行政・地域の産褥サービス)を借りながら、
並行して活用していく、でもよいのではないでしょうか??


もし、これを読んで
「私たちも、もうすぐお産のあの子に出産祝い代わりのプレゼントとして取り組んでみようかな!」
って思われた方が居たら嬉しいです!!

密かに「物」よりも相当嬉しい「人と人」つながりのプライスレスなプレゼント!!かもしれませんよ~~^^
(少なくとも私はそうかな^^にゃはは)