かつて無人島だった島に再び２人住むようになったと１０年以上前に話題になった島は、その住人の一人がそのうち上島町長になってしまったりした経緯もあり、今ではまた無人島になってしまった。
この島へは現在定期船が就航していないので、貸切船などをチャーターしないと行くことができない。
しかも、同じ無人島であっても隣の「津波（つば）島」には浮桟橋が整備されているので遊漁船や小型高速船でも着岸できるが、
この赤穂根島にはスベリしかないので着岸できる船の種類が大きく制限される。
数少ない赤穂根島へ気軽に着岸できる小型カーフェリー「マリンスター５」をチャーターし、私もいつもは船から眺めるだけだった近くて遠い「赤穂根島」にようやく今回上陸することができた。
赤穂根島にはかつて（昭和４０年代くらいまで）人が住んでいたと聞いているが、岩城島から非常に近い島なので渡り耕作が可能な環境である事から、住んでいた人たちは全員岩城島へ移住して隣の津波島と同様に岩城島から船で通って農業が続けられた。
なのでミカンの出荷時期にはフェリーをチャーターして岩城島へ出荷するミカンなどを運んでいたので、不定期船の航路がつい最近まで残っていた。
無人島といってもある程度大きな島なのでかなりの面積畑が広がていたようで、田んぼもあったと聞いている。
今回、念願の上陸だったが基本的に無人島なので何もない。
少し島内を散策したが、６月だったこともあり草が多い茂っており道もある時期に整備はされたのだろうが、今となっては特に管理されている様子もない。
すぐに港に戻ってきてしまった…
