ノスタルジックに浸るとき | ドルフィン企画~瀬戸内海クルーズのご案内~

ドルフィン企画~瀬戸内海クルーズのご案内~

弊社「ドルフィン企画」は貸切旅客船を使った瀬戸内海クルージングの商品を企画して旅行会社様に販売しています。

ここでは、主に瀬戸内海の隠れた観光素材を情報発信してゆきたいと思っています。

どうぞごゆっくりご覧下さい。
ご訪問誠にありがとうございます!

「島ってポテンシャルがあってこれからですよね~」
先日も仕事中にある人から言われたこの言葉。
職業柄よくこの場面にでくわすものの、未だにこの問いかけに対する模範解答を私は知らずいつも黙り込んでしまう…

瀬戸内海の島の未来を私は未だに想像できない。
特に既に子どもの居なくなってしまった島や明らかに数年以内に子どもが居なくなってしまいそうな島には絶望しか感じない。
いつも仕事中にお客様に行っているセリフがある

昔の人は「子は宝」と言っていたようですが、本当ですね…

瀬戸内海の島々を散策していて、昔の栄華を脳内で想像してみることがある。
そしてその後にどうしてこんなに廃れてしまったのかと色々と考えてみるけれど、ここでも未だに模範解答を見いだすことができない…
気がつけば日本国全体でも人口が減少し、子どもが少なくなり、国力低下は甚だしいので瀬戸内海だけ栄えようとするのは虫の良い話なのかもしれない。

鉄道やバスの世界では昨今より運転手と乗客不足による路線存廃問題が全国各地で発生している。
またそれに比例してか「リバイバル運転」も年々各所で盛んになってきているような気がする。
過去の歴史をしっかりと学び分析することは、未来への効率の良い投資を促すので大いにすべきことだと思うが、ただ昔懐かしい車両を運行することはその瞬間における経済効果はあっても未来への投資にはならないのではないか?と私は常々思っている。

そう言いながらも今回、リバイバル運航をするので結局人の事は言えない。
ここから先は私の言い訳になる…

これから先、瀬戸内海島嶼部も旅客船業界もどうなっていくのか誰にもわからない。
楽観論を論ずる人は、橋の架かった島では多いに賑わっていて未来に明るい展望が開けているという人もいるが、データは残酷なもので、例えば比較的観光客が殺到している印象のある生口島でも人口は奈落へ底に落ちる勢いで減っている…
つまりどんなに瀬戸内海の島々がV字回復したとしても、今後きっと過去の栄華を目の当たりすることはできない…
だから過去の栄華の残影すら見ることができなくなってしまおうとしている今、少しお茶目にあがいて「昔は良かった…」と一言ぐらいはつぶやいても許されるのではないだろうか?

https://ameblo.jp/dolphinkikaku/entry-12819874482.html
上記のリバイバルクルーズをしようと思ったきっかけは、コロナ禍の最初の頃に本当に暇になり何もすることが無かったので、過去のスクラップ資料を引用してアップを始めた。
この時に14回に渉ってスクラップ資料のアップを続けながら、最終のまとめである「♯おうちでしまなみ」の掲載構想を練っていた。
https://blogtag.ameba.jp/news/%E3%81%8A%E3%81%86%E3%81%A1%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%AA%E3%81%BF
なので「♯おうちでしまなみ」は私のブログの中でもマスターベーション的自信作なのだが、実際にその後のアクセス数はこの「まとめ」ではなくてそれまで掲載してきた14回の方へ集中し、今でもこれらには安定的なアクセス数がある。
過去の芸予諸島周辺航路の定期船への関心の高さが窺い知れる現象である。

次に2年に1度「サイクリングしまなみ」というイベントをする時に、しまなみ海道の橋を一部通行止めにするので、近隣から当日定期運用に入っていないフェリーをかき集めて代替輸送している。
本来は自転車のイベントのはずなのに、全国から船マニアが集結し、地元島民からも半日限りの過去航路の復活を懐かしむ声がちらほら聞こえてきていた。
しかし、あくまで自転車イベントの代替輸送であるいう性格上、大々的に就航船や利用に関しての宣伝はできなくて私個人的に申し訳ない思いもあったので、今回は堂々と宣伝して乗船や撮影を楽しんでいただきたいと思っている。

皆様の多数のご参加をお待ちしております!