大不評!鉄分シリーズ「うめきた貨物線とパンダ特急」 | ドルフィン企画~瀬戸内海クルーズのご案内~

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今回のダイヤ改正では東西それぞれ新線の話題で盛り上がっているが、東の新横浜新線は完全な「新線」であるのに比べて、西の「うめきた新線」はそもそもその場所に貨物線があって、既に旅客列車については特急専用線の様相を呈していたものを地下化して旅客乗降用のホームを作って新大阪方面からの普通列車を折り返し運転できるようにしたもので、「新線」と言えるかどうかは微妙だ…
ただ既存の地上設備のままでは淀川付近に極端に低いガードがあったり、西九条方面には大阪駅に隣接して大きな踏切があったりしたのでこの際地下化したようだ。

この地下化によって大阪駅付近の踏切を全廃できた成果はあったものの、地下へのアプローチの関係で地上であったときに比べて相当きつい勾配が発生したので、国内では「セノハチ(瀬野→八本松間)」に次いで貨物列車には後押し機関車が連結されることになった。
また福島駅近くの踏切は残ったので、踏切も完全撤廃ではないらしい。

かつてはこのうめきた貨物線に朝1往復だけ普通列車が走っていたがこれもいつの間にか廃止されてしまったので、今では特急列車に乗らないと西九条までうめきた貨物線を全線走破できなくなってしまった。
新幹線を降りて新大阪駅でうめきた貨物線方面行きの特急列車を待っているとやってきたのは「パンダ特急」
乗車口にはライオンやシロクマが描かれており落ち着かない。
しかも客室に入ると座席のシートカバーには「目と耳」が描かれており気のせいか視線を感じてしまって落ち着かない…(笑)

新大阪を出発した特急くろしお号(パンダ列車)は早速淀川を鉄橋で渡ると高度を下げて地上へ下るが、その時進行方向右側にはさらに下って地下へ向かう新線の線路が既に敷かれている。
ここの勾配が旅客列車であればたいした問題にはならないが、貨物列車には大問題のようで、新線開業後は貨物列車は後ろに補機を連結して押してもらわないと上れないらしい。

ちなみ、この乗車している時に廃止される予定の踏切を渡っているとカメラを構えた人が沢山並んでいた。
これはパンダ特急を撮りたかったのか、お昼休憩の時間帯だったので撮影するタイミングが良かったのか私にはわからない。
鉄道マニアと言うよりスマホで撮っているビジネスマン風の人が多かったように思う。

実はこの列車、本来はこの時刻には「オーシャンアロー」が運用されるはずで、その車両はグリーン車が前面展望なのでグリーン車に乗ろうと画策していたら、うめきた新線の線路切り替えの影響からか運用車両の変更で突然「パンダ」が来たのだ…
この日以外にも2回オーシャンアローのグリーンに乗って前面展望をトライしたものの、ここ数ヶ月間に「オーシャンアロー」は何度も方向転換しておりいずれも失敗に終わった…