生命の樹には、4つの世界(レベル)がある。
これは、古代ギリシャの哲学者プラトンが「物質は火・土・水・空気(風)の4つの元素から造られている」という四元素説の影響からではないかと思っている。
ゲームなどファンタジーの世界で、四大元素が登場することが多いので、なんとなくわかるということもあるのではないかと思う。
4つの世界に対して、「レベル」という言葉を使っているが、高低や優劣があるわけではない。しかし、順序はある。その順序の決定根拠となると長くなってしまうので、ここでは、単純に「火が燃えると風がおこって水を動かし土が形を変える」と頭に入れておく程度にしておきたい。
火の世界=意志・創造力
タロットではワンド(杖)が象徴している。ワンドは、生きるために、他の生物を収穫するために使う道具であり、そこから、生きるための本能や強い感情を表す
本能というと身体の働きのようだが、○○をしたいという強い意志の表れであり、その意志によって、あらゆる物事を行い作り出す(創造)であるので、意志と創造力のレベルとした。
風の世界=思考・理性
タロットではソード(剣)が象徴している。ソードは生きるための戦いをするための道具であり、思考や策略、時には人を傷つけることもあり、自分自身と戦わなくてはならないこともあることを表す。
風は火と同様に形をもたない、火よりも素早く、目にも見えないが存在を認めない人はいないだろう。何もしてないようでも思考や理性を働かせていることは多い。
水の世界=感情・形成
タロットではカップ(祝杯)が象徴している。祝杯を挙げるなどの喜びや時には悲しみを分かち合うための道具であり、愛情、感受性などを表す。
火や風が持たなかった「形」が水の世界になって現れる。水は器によって、どんな形にでも変わることや少しの影響でもその色や温度が変化することは、すぐ理解できることだと思う。それが感情を表すことになり、形はあってもこれから変えていく変わっていることがあるということで、形成という言葉を選んだ。
土の世界=肉体・現実
タロットでは、ペンタクル(紋章)あるいはコイン(硬貨)が象徴している。物の価値を表す物、代償・代金であることから、成果を得る、報酬を得る、実利的な事柄を表す。
最後の4つ目の世界ではっきりと「形」が現れる。土=大地であり、植物が育ち、動物がそれを食べる、そして植物や動物が私たちの身体を頭を成長させ動かすエネルギーとなるので、肉体。実際の現実的な世界なので、ストレートに現実とした。
本格的なカバラの生命の樹では、この4つの世界が階層ではなく、重複している部分もあるのだが、メンタル・プランをわかりやすく考えていくために、敢えて分けてしまっている。