藤三旅館には4か所の温泉があります。
白糸の湯
銀の湯
桂の湯(男・女)
白猿の湯
有名なのは白猿の湯ですね。
スケジュールを組みます。
まず桂の湯はいつでも入れますので、そこで身体を洗い
14時から白猿の湯の女性専用時間に間に合うようにいきます。
早くお部屋に入らせていただけたが故のありがたいプランです。
夜は白糸の湯に行きましたが、これは失敗。
外がなーんにも見えなかったので、桂の湯に入りなおしました。
朝イチで白糸の湯へ。
でもまぁ、桂の湯の方が好きだったので桂の湯へ。
翌日写真を撮るために(お宿の方に許可を得て指定された時間にいきました)
白猿の湯に入った時には、まだ写真撮っているのに
脱ぎ始めそうな勢いの方々が2.3人いらしたので焦りました💦
ささっと撮っておを礼言って私も入りましたけれども。
まずはお部屋とは反対側の白糸の湯と銀の湯から写真撮影開始。
青線のところですね。
まっすぐ行けばつきそうに見えますが、本当はこんな感じでカーブしています。
窓の外には垂れ下がってきている雪の塊と、駐車場が見えます。
銀の湯が右側のオレンジの暖簾、白糸の湯が左側の紺の暖簾です。
*銀の湯
ここには私は入りませんでした。
お隣の白糸の湯と眺めはあまり変わらないかなーというのと、
貸切にするだけあって家族風呂的な感じで狭かったので。
脱衣かごが今は3つ、貴重品ロッカーが4つ。
中はもわもわーー。
洗い場は2か所です。
こんな感じの窓がありまして、やはり狭いだけあって湯気が…。
湯船はこんな感じで特に特徴はありません。
知らない人とだとギリ2人まででしょうか。
バスアメニティはポーラのひととき。
洗面台には紙コップが置いてあったので、貸し切りの時には
冷水ポットか何かが置かれるのかもしれません。
洗面台はひとつなのでドライヤーもひとつ。
化粧水乳液などは男性用女性用とそれぞれ置いてありました。
*白糸の湯
脱衣場は広いです。
脱衣かごは今は9つでした。
貴重品ロッカーは16人分あります。
ここにはトイレもありました。まだ新しそう。
洗面も4か所、基礎化粧品は男女それぞれのものがありました。
女性用はポーラエステロワイエ。
クレンジング、洗顔フォーム、化粧水、乳液の4点セットがありました。
ここもやっぱり湯気がねー。
すぐ真下が川なんですよ。
洗い場から撮っているので川までは写せませんでしたが。
ちょうどこの写真の左奥、流れがなく水面が波立っていない
川の流れが緩やかな辺りになります。
洗い場はこんな感じで区切られているので使いやすいですね。
こんな感じで常にお湯がとぷとぷと注がれていました。
湯船も広いので普通の大浴場という感じ。
たくさんお風呂があるので、混んでいることはなかったです。
天井が高いので開放感がありました。
湯船に浸かりながら窓を開けて外を見ている方もいらっしゃり、
私も洗っている方がいない時にちょっと開けて川を見たりしました。
顔だけが冷たくて気持ちいい。
どうやら白糸の滝というのが見えるらしいですよ。
一緒にまわってくださった方は、ベテランスタッフさんという雰囲気を
醸し出している男性の方だったのですが、なんとまだこちらに来て2か月とのこと。
そして旦那曰く、イントネーションが外国の方のようだったとのことで、
白糸の滝について尋ねてもわからない様子でした。
今度はお部屋の前を通ってピンクの矢印の方面に行きます。
*桂の湯(女湯)
いつでも入れる温泉がお部屋の近くにあるのはありがたかったです。
基礎化粧品も揃っていましたしね。
入るとすぐに洗面。奥の引き戸がトイレで、右側に曲がったところに脱衣スペースがあります。
脱衣かごは12個。
貴重品ロッカーの向かい側に内湯への入り口があり、
脱衣場を通り抜けた先のガラス戸は直接露天風呂へ行かれる戸になります。
私が気に入った露天風呂。
一番奥の端っこの岩にもたれながら、川を眺めているのが至福の時でした。
ここの川の流れはそこそこありそうです。
男性の桂の湯はこの下のもっと川に近いところにも露天風呂があるそうです。
でも、この季節は降りていかれないようにロープが張ってあったと旦那が言っていました。
川の音も迫力があります。
洗い場は4か所。仕切られていません。
内湯はこんな感じ。4~5人は入れますかね。
もわもわですが、この一番右のガラス戸から露天に出られます。
ここの露天のロケーションがとにかくステキでした。
夜でも川の流れや対岸の雪景色が堪能できましたしね。
お風呂入りたいと思った時にいつでも入れるし部屋から近いし、
ということで、銀の湯や白糸の湯に行かなくても満足できたんでした。
*白猿の湯
桂の湯の向かい側、入り口はこんな感じになっています。
簾の上のガラス窓を見上げると、高い天井と明り取りが見えます。
白猿の湯は入り口は2か所あって、こちらは湯治部側からの入り口です。
女性専用時間には入り口に衝立が立てられます。
扉を開けると一直線に階段が伸びています。
途中でバスマットがあったりして、どこで履物を脱ぐのが正解なのかわかりませんでした。
こんな階段が対角線上に2か所あります。
脱衣場はすのこが敷いてあり衝立があります。
あとは脱衣かごが並んでいる棚があるだけ。
一応衝立はあるけれど、まぁ、ほぼ丸見えですよね。
これがかの有名な白猿の湯。
HPからの紹介文を引用しますと
鉛温泉発祥の伝説に登場する「白猿」の名をつけられた、歴史のあるお風呂です。
湯船の深さが平均1.25mもある立居浴専用の温泉です。
その魅力は、見た目のインパクトもさることながら温泉通にはたまらない「ある」魅力があります。
通常、源泉かけ流しの温泉でも源泉湧いている場所からポンプを使いお風呂まで運ぶのが普通ですが、この白猿の湯は読んで字のごとく「その場所」に温泉が湧いています。ポンプで送ることによって、通常お湯は酸素に触れ、酸化して成分が変わってしまいますが、この白猿の湯では大地から送られてき恵みを、そのまま全身で味わうという贅沢を楽しめます。
天然の岩を「湯量が豊富なこの温泉で贅沢に楽しんでいただきたい。」そんな一心で、人力で掘って造った湯船です。
水面が波立っていないんですよ。
でも、浴槽の縁からは常にお湯が静かにあふれ出ているんです。
このお湯は本当に素晴らしかった。
浴槽の縁はつるんと入れるように滑らかになっています。
そしてもちろん深いのですが、ちょっと腰かけられるような岩が飛び出して
ベンチのようになっています。この写真で見えますか?
背の低い方でも安心して腰かけられるのではないかしら。
真ん中あたりまでずんずんと進んでいくと、真ん中の岩が3つある辺りから
源泉が湧いているのがわかりました。
そこだけちょっとあったかめです。
それにしてもなんというキレイなお湯でしょうか。
濁りとか浮遊物もなく匂いも感じません。
でも明らかに水道水じゃない。
洗い場の名残はありますが、蛇口は無し。
かけ湯をしてはいります。
こちらは通称子猿の湯だそうです。
公式HPには何も書かれていませんが、藤三旅館のブログに書かれていました。
ぬるめの温泉でかけ湯やクールダウンに、とのこと。
私が行った時はほぼ水風呂でしたが、じんわり温まった体ですぽんとこちらに入ると
少しずつ内臓が冷えるのか息が冷たくなっていくのが楽しかったです。
到着日の14時ちょうどは誰もいなかったので、ラッキーなことに10分ほど独泉できました。
ですので浴槽の中を歩き回ったり子猿の湯に入ったりと色々楽しめましたよ。
10分後に2名、そのまた10分後にさらに2名入ってきて、5人になったところで私は出ました。
ぼんやりと高い天井を見上げて至福の時を過ごせました。
公式HPで美しい写真と詳細が見られますのでぜひ。
こちらは桂の湯にあった温泉成分表。
あと注意書きですね。
源泉5本、シャワーの湯までもが源泉だそうです。
泉質効能は公式HPより。
泉質・泉温
単純温泉・アルカリ性単純高温泉、湯量豊富、57度
※加熱や循環・差し水などを一切していない掛け流しの100%天然温泉です。
効能
神経痛、リウマチ、胃腸病、筋肉痛、関節痛、皮膚病、神経性疾患、婦人病、糖尿病、肥満、じ疾、小児疾患、循環器疾患、呼吸器疾患、病後保養等。
どこのお湯に入っても適温なのはさすが。
露天が少し熱めに設定されているようですが、それでもゆっくり浸かっていられる温度です。
いやぁ、しみじみいいお湯でした。
あまり温泉の成分についてわからない私ですが、ここで何度も書いている
香川県 環の湯の温泉がとろみのある美容液だとしたら、こちらのお湯は保湿化粧水。
さらっとしているのに、しっかり保湿されている感じでしょうか。
ゆっくりじっくり浸かっても疲れない感じです。
汗がどわーっと出てあったまったなーとはならないのに、上がるときに寒くない。
そしてしばらく温かさが続いている、そんな湯上りです。
こちら方面に来られる方はぜひ日帰りでも立ち寄っていただきたいですね~。
そうそう、白猿の湯の混浴時間ですが、ほぼ男性が利用しているようですが
一度だけご夫婦?で入浴されていた男女が出てくるのを見ました。ツワモノ…。
混浴時間が長いので旦那はかなり独泉、満喫できていたようで羨ましかったです。
真昼に行っても薄暗いので、真夜中とかひとりでとっぷり入りたいような怖いような。
ここの温泉特に白猿の湯はまた絶対に入りに来たい温泉です。