音楽のような祈りのような美しい名前 | コンサートホールのお話など

コンサートホールのお話など

レセプショニストとして働いているコンサートホールでのお話や、クラシック音楽やとりとめのないことなどを綴っています。

先日、バーンスタインの最後の愛弟子である佐渡裕さんがミュージカル「ウエストサイドストーリー」の曲を振るコンサートの話題がテレビで放映されていました。

バタバタと身支度して家を出ましたので、きちんと見ることはできませんでしたが。

昔吹奏楽で、ウエストサイドはよく演奏しました。パーカッションはとにかく演奏するのが楽しい曲ばかりでした。

さて、どの曲もみんな好きなウエストサイドストーリーのナンバーですが、実は、じっくりと歌詞を噛みしめてみたことがなかった気がします。映画なども見て、ストーリーは知っていると思っていましたが、1曲ずつを意識して歌として気にしていなかった気がします。

でも、今歳を重ねてから聴くと、昔とはまた違った風になかなかに面白い気がします。

そんな中でも、第1幕クライマックスともいえましょう、「マリア」や「トゥナイト」の曲はキレイな表現があるなと改めて思いました。ちょっと照れ臭くなりそうな歌詞ですが、オペラでもまぁこんなものかと。

歌詞を載せようと思いましたが、ご紹介したいお気に入りの和訳が手元にもありませんし、引用出来そうなものもありませんので、簡単な英語ですのでそのまま歌だけにします。

一目惚れしたその人の名前を知った喜び。
愛する人の名前は 音楽にもなり、祈りにもなるって美しいですね。
月と太陽が一度に輝くようだとか、そんな心境は誰しも一度は経験があることでしょう。


↓少しわんわんと響きがうるさいですが。ジョン・健・ヌッツォさんで。




マリアの後に続いて歌われる「Tonight」。今度は映画版で。
ラストの歌詞がかわいいですよ。