今日、ちょっと出掛けたグランベリーモールというアウトレット。規模的にはそんなに大きくありませんが、駅の改札とすぐ直結しているし、映画館などもあって、結構楽しめると思います
実はご近所なので、「ちょっとスーパーにお買い物」ついでにふらっと立ち寄る気軽さがありますが、そうすると、周囲のみんなはお洒落してきているのに、ちょっぴり恥ずかしいかも?と思うこともあります
今日もそんな感じで夕方に立ち寄ると、クリスマスのイルミネーションがきれいでした。
演奏会に着て行けるような、いかにもな雰囲気の服を見つけ、レジで、店員さんとなんとなくコンサートの話になりました。私はよくお店の方に「クラシックですか?」「ピアノか何かで出られるのですか?」と、ちょっと嬉しいことを聞かれます。それっぽい服を買うからなのですが。他のブランドのお店でも以前同じような会話になったことが・・・
お見送りしてくださりながら、どんどん会話は弾み、展開してしまいました(以下、会話は内容をかいつまんで。女性の服装についてですね。)
「あのぉ~、聞いてもいいですか?演奏会にどんな服を着ていけばいいのですか」
「よく行かれるのですか?最近は本当に、気軽に来る人が多いですよ。」
「いえ、チケットがあって誘われることがあるのですが、まだ行ったことがなくて。行ってみたいけれど、どんな格好がいいのかわからなくて」
「このお店にあるようなのが、素敵ですねでも、最近はクラシックといっても、服装は本当に色々で、気軽にいらして大丈夫ですよ。」(素敵なフォーマル着と小物の品数の多いお店です。)
「でもね、誘ってくれる人が言うんです。それが許せないって演奏者は正装なのに、聴く人も礼儀できちんとした格好をすべきだと。」
「実は、私もどちらかというとその考え方に共感です。」
う~ん、私は許せないことはないですけれど、個人的にみんなドレスアップした方が、やっぱりいいなと思いますし、演奏会の雰囲気が楽しめます。客層の服装の差は仕事で実感済み?です。
「ガラコンサートってありますよね・・・。あの、ガラってどんな意味ですか?ヴィオラをやっている知人にきいてもわからなくて。」
「豪華な、という意味ですよ」(特別公演・記念演奏会などの意味があります。)
と、それにふさわしい格好にまた熱弁をふるってしまいました
(そこそこきちんとしたコンサートに関して)
要するに、コンサートの服装に迷ったら、公演の内容と、コンサートホールの格にふさわしい格好でいいと思います今まさにウィーンフィルも来日していて、そういうコンサートは是非ドレスアップしたいところです。
ガラといってもピンからキリまでありますから、日本で唯一の盛装コンサートは男性は燕尾服やタキシードですし・・・。そこまでの正真正銘の盛装は他にありませんので、それ以外は普通のコンサートの格好で充分かと思います。
出演者が「ガラ」で、コンサートホールも「ガラ」の雰囲気を作り、お客も「ガラ」らしい服装になる、というバランスだと思うのです。
反対に、軽装だからといって煙たがられるコンサートホールはほとんどありませんし(盛装コンサートは例外)、誰でも気軽にクラシックを楽しめる風潮づくり、敷居を高くしないということを唱える有名な音楽家の方もいらっしゃいます。私もそれも一理あると思います
さまざまなファッションの中にいるときを想定して、もっといいい格好で来ればよかったと、後悔したり、恥ずかしい気がしたりしないか、あるいはコンサートの内容に対してきちんとしすぎて周りから妙に浮いていないか、と、考えて自分が納得のいく服装が一番よいのでは?と、思います。そして、ジーンズは避けたらとりあえず無難かもしれません。もちろんそれでも全く引けを感じないコンサートが多いです。
そんなに頑張らなくても、キレイ目スーツやワンピースなら、とりあえずどんな演奏会でもオールマイティーに活躍すると思いますネックレスやブローチ・コサージュ・髪型などで+αすればいかがでしょうか。普段より少しドレスアップしてコンサートを演奏と併せて雰囲気を味わうことが楽しめれば素敵な思い出になることと思います