ヴィーナス占星術師の能勢みやびです。
昨年の12月に2週間ほどスリランカでアーユルヴェーダのリトリートに夫と出掛けていたのですが、帰国したら駅前に可愛いカフェがOPENしていました。
朝から若い女の子が行列していて15時過ぎにはクローズ。
たまに一眼レフを持ったおじさんも並んでいる時がある。
先日ふと甘いものが食べたくなって散歩のついでに入ってみました。
昔、松潤と石原さとみちゃんの「失恋ショコラティエ」というドラマがありましたが、まさにあんな感じです。
なんていうか、不思議な世界観が漂っている店内で、入ってその理由が分かりました。
最初に渡されたメニュー表には
中学生以下は入れません
人数は2人まで
お喋りは2名様が聞こえるボリュームで
BGMの邪魔にならないボリュームで
写真を撮る時に備品を動かさないでください
など色々なお約束事が書いてあるのです。
そして一人1パフェ+1ドリンク制
パフェの値段を見たら、平均3000円くらい。
そこにドリンクもつくので、ちょっとしたディナー価格。
何の気なしに入ったので全てに驚きましたが、おそらく遠方から今日の日を楽しみに来ているお客さんが多く、お店の中は静かにキラキラが飛び交っていました
本格フレンチばりのネーミングに、イメージが全然わからない。
思わず「写真付きのメニューはありませんか?」と聞いてしまいましたが、無いということで直感で選んでみました。笑
素晴らしかったです!!
味は勿論ですが、世界観が素晴らしい。
これって全てのビジネスに活用できると思うんですよね。
いよいよ12月に、240年続いた地の時代が終わり、風の時代に入りますが、これから必須になってくるのは「同じ価値観を持った人が集まる場所」です。
こちらのお店は、一人当たりの単価が5000円前後だと思うんですね。
一般的なパティスリーの倍以上。
それでも「高い技術と手間暇と素材を考えると、めっちゃ安い!!!」と満足してくれるお客様がターゲットだと思うのです。
お喋り目的ではなくパフェ目的。
行列に並んでも食べたい。
遠くからでも来たい。
そのお客様の為に、中学生以下は入れなかったり、声のボリュームは2人が聞こえるくらいだったり、写真を撮る時もガチャガチャしないような注意書きがある。
これってとても大切なこと。
沢山あるスイーツの中から、パフェを専門にする。
そして誰でもウェルカムではなく、自分が提供する世界観を一番高く評価し、共鳴してくれる人たちをお客様にする。
お客様は神様ではなく、お店側の要望を細かく提示して、そこに理解がある人だけを選ぶ。
お互いが選び合う形。
「同じ価値観を持った人が集まる場所」だからマナーも守るし、特別な空間になる。
私も今年は起業して10年ですが、沢山の学びと気付きを頂いたお店でした。
風の時代に向けて、私も準備中です。
昨日のブログにも書きましたが、「誰と関係性を深めたい?」を考えるのに今はピッタリな時期ですよ。
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