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ごきげんよう。今回も書評です。
今回ご紹介する小説は小説家になろう18禁版ノクターンノベルで行われた第一回次世代”官能”小説大賞の大賞受賞作『職業、商人』です。
コミカルなキャラクターが登場するギャグ系エロノベルで、簡易で親しみやすい文体。おもわずクスクスと笑ってしまう、ユーモアたっぷりのゲーム系ファンタジー小説です。
電子書籍専門レーベル、オシリス文庫から書籍化されており、現在刊行されている二巻までを読みました。
最大の見どころはその切れの良いギャグ。読んでいるあいだ、どうにも笑いが止まらなかったくらいで。作者のセンスに脱帽です。
エッチシーンも淫靡さや背徳感は無いんですが、美女がコミカルなエッチを展開して、実用性も十分でした。
バカエロというか、優しくてちょっとお馬鹿でヤらせてくれる女の子のエロスといいますか。
エロシーンもそこそこの量で、独特な文体なんですけど。エロスを十分に感じさせてくれました。
ハーレムではあってもチーレムではなく。主人公に特別な能力は無いんですが、女の子からとにかくモテモテ、でも女の子たちはすっかり押しかけ女房を演じていて。主人公の商人はむしろ迷惑しています。
そんな商人もふとした時に真面目になり、馬鹿なんだけどちょっとかっこいい良い味のキャラです。
作者が後書きでどんな真面目なお話しにもユーモアはあって、逆にどんなふざけたお話しにも真面目な瞬間はある。と語っていたのですが。
結構、的を得た考え方だなと思います。
簡易な親しみやすい文体で、コミカルな漫画のような小説を書く方なんですが。結構読書家らしく。実はかなりの実力派なライトノベル作家さんのようです。
そこらへんが大賞に選ばれる要素なのかな。なんてことを思いました。
現在まで何冊かのノクターンノベル出身の作家さんの小説を読んできました。
まだまだ読みたい作品はあるし、続きが気になっている作品も多いですが。
とりあえず、ここまでで下読みはいったん止めて、小説のトレーニングを始めたいと思います。
納得するまで自分を鍛えてみて、また新しい官能小説を書きたいと思います。
今回ノクターンの小説を読んでみて、今の官能小説はこんなに面白いのかとびっくりしました。
たしかに伝統的な官能小説に比べてややエロ薄になってはいるんですが、プロットの面白さ、そしてエロだからこその独自の体系が見えてきて、とても興味深かったです。
しばらく書き続けてきた書評もここでいったんお休みです。
またテーマを作って読書をすることもあると思います。そんなときにまた書評を書くこともあるかもしれません。
また、予定には入れていませんが、ノクターンの現代エロ小説を題材にエッセイを書くこともあるかもしれません。
まあそれはそこそこの連載小説が書けてからでしょうが。
最近、頻繁に更新してきたブログなんですが、しばらくはネタがありません。のでもしかしたら作家修行日記みたいなものを書くかもしれませんが。
今のところは未定です。
新作への意欲は十分にあって、近いうちに新しい作品を書いてみる予定です。
なにか進展があったら、またここでお知らせします。
それでは今回はこの辺で(/・ω・)/
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