自作小説 「機械」 決戦・破 その4 | どうも、ドクロ家DEATH!

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きゃっきゃうふふな日々をご紹介、かーちゃん達にはナイショだぞー(゚Д゚)ノ



「私のスタンド能力・・・それは」

「私が作ったフィギュアを、まるで本物のように操ることができる」

「それがどんなに多数でも・・・自由に!!」




ホール中にたちこめるケムリの中、姿は見えないがゼータさんの声が響いた





ゼータさんのスタンド「レイジ アゲインスト ザ マシーン」は

まるで、「大オーケストラの前で自在に指揮棒を振るうマエストロ」のように

ホールに置かれた大量のフィギュアを操り

ボクチンめがけて襲いかからせた





スタンドの白い手の動きにリンクして、フィギュア達はいっせいに走り、飛ぶ





その勢いにビビったボクチンは、修業の成果を発揮するでも、仲間に助けを求めるでもなく

とりあえず、叫び声をあげ、逃げだそうとした




「ギゃんでええええええええええ!?(ギャアアアア+なんで!?)」

「まれえええええええええ!?(また+おれ!?)」





錆ついて動きの悪い自転車のような音を立てていたヒーローたちは

そのキャラクタがもつ本来の オリジナルの動作を取り戻し始め、どんどんスピードをあげ

ボクチンに殺到してきた





先頭をはしっていた黒い人影が、とつぜん

はねた!

そして視界からきえた





ボクチンは、ふと見上げる





いる!

エントランスホールの天井ぎりぎりまで飛び上がったソイツは

ボクチンめがけて急降下してつっこんでくる




ああ、みたことあるコレ

このキックをくらうと、どんなに屈強な怪人でも一発でKOされちゃうのよね

やっぱ、かっこいいよね~ 仮面ライダーは




・・・




これ、ライダーキックじゃねーか!!





「いやああああああああああ!!」

キックの恐ろしさに、思わず足がもつれズッコケるボクチン





その瞬間!





もう、いったい何度目か、数えるのもイヤになるお馴染みの展開で

ほんと、すいませんが





ボクチンの目の前でバサッ!バサッ!という音がした





怖くてつぶってしまった目を、そろりと開けてみると

仮面ライダーの姿は、どこにもなく





かわりに、ボクチンの前には、フロシキさんがたっていた






フロシキさんは不満顔で

「やっぱり~ ヒーローは悪い奴らと戦わないといけませんよね~」

「一般市民にむけてライダーキックしちゃあ、だめですよ~」





フロシキさんは、そういうと

部長とナンさんに向けて、いたずらっぽくウインクをした





フロシキさんの意図を理解したのだろう

部長は ハッ!として あわてて言った

「だ!だめだよ!フロシキさん!!」

「彼らだって、犠牲者なんだから!」

「ナンさんも なんとか言って!!フロシキさんを止めないと!」






ナンさんは、すまなさそうに

だがワクワクした様子で

「ごめん・・・部長 私も見たい」





「ええええええ!?」

ナンさんの言葉をきいたフロシキさんは

部長のさけびを無視して

「はあ~~~~~い!」

「いきますよ~~~~!!」

と叫ぶと

手に持っていた風呂敷をバサリと空に舞いあげた





バサリ




バサリ




その布が空中でひるがえるたび

その大きさが、どんどんとおおきくなっていく






ボクチンは、あっけにとられ見てるしかなかった





フロシキさんの上空が唐草模様で一杯になる

フロシキさんは巨大な布をゆっくり地面にかぶせると

勢いよく引き上げ

「悪者軍団!さんじょーーーー!!」と叫んだ





すると、今まで何もなかった地面に

まるで、手品師のハンカチから突然あらわれるハトのように

無数の人影がいきなり現れた





な!なんということだ





ボクチンは、驚きのあまり口をパクパクさせた

叫んだ

「きっ!キッ!キノコ人間じゃーー!!」






バー「なんと」に現れ、ボックチンたちを襲った あのキノコ人間たちが

いきなり

ほんとに音も立てずに、いきなり

ボクチンたちのまえに、軍団で出現したのだ





フロシキさんは にっこにこで、ワクワクがとめられないという表情で

命令した





「キノコのみなさーーーん!!」

「敵ですよ~~~~!」

「やあっておしまいなさ~~~~~い!!」






キノコ人間たちは一瞬 「?」と なったが

フロシキさんの声にしたがって

ゼータさんがあやつるヒーローたちに突撃をしかけた







ドドドドドドドドドドドド!!





つづく





次回「ヒーロー軍団VS怪奇 キノコ人間’S」

ゼータさんとフロシキさんの能力と能力の激突を お楽しみに!!