自作小説 「機械」 転その6 | どうも、ドクロ家DEATH!

どうも、ドクロ家DEATH!

きゃっきゃうふふな日々をご紹介、かーちゃん達にはナイショだぞー(゚Д゚)ノ

ボクチンは この物語の一応、主人公であるのだが


ストーリー中 今だ、読者の方がボクチンを応援したくなるような、人間的魅力や

心を奮い立たせるような勇気・意志の強さなどを見せたわけではない

およそ、情けないこと言ってるなあ、この主人公は・・・とあきれられているであろう


が、こんなボクチンでも自慢として人に語れるところがある


それは、肉体の屈強さと腕力だ

中年になってから始めた空手・・・道場ではボクチンを倒せる者は一人もいなかった

誰が相手でも、どれだけ全力で打ち込んできても、ボクチンはケロリとしていた


相手がボクチンを殴り、蹴りつかれて息が上がり、動けなくなった所をたたきつぶす

それが常だった


主人公の美点が「打たれ強さ」という地味さは、どうかとおもうが

とにかく早い話 喧嘩には自信があった

突然、見たこともないような怪人が襲いかかってきたのではあるが、なんとかなると思ってた


男が右腕を振りかぶる


素人が・・・振りかぶったら次は、その腕をパンチとして振り下ろすしかねえだろうが・・・


すごい勢いで突っ込んでくるが、パンチの軌道は読める

相手の右手のパンチを左手で内側にうけながし

体の頑丈な 胸の部分で受けとめ、下方向に力を逃す


こうすると相手は、自分のつきだした右手が邪魔になり

2発目の左手のパンチが打てなくなる

体制をくずす


そこへすかさず、渾身の鉄拳をぶちこんで・・・・と


ここまで0,2~3秒でシミュレーションし

男の巨大なこぶしを左手でうけ・・・・・


たと思ったら


次の瞬間、100Kgはあるボクチンの体は、バウンドしたスーパーボールのように

バー「なんと」の壁(約4m後方 1m上空)にたたきつけられていた


オブジェのカナリヤが、バサバサと暴れ鳥かごを揺らす


あれ・・・本物のカナリヤだったのか・・・


「ああ~~~かなりやさんが!」

なんさんが言っている

「部長・・・カナリヤさんをおねがい~」


・・・って なんさん今そんな場合じゃないっしょ・・・

と 失いそうになる気を、なんとかとりもちながら立ちあがろうとした時


ギラリと光る爪を構えた、あの女がボクチンの心臓めがけて つきたててきた



ああ~~!! これ、もう


死んだな・・・



「ガギン!!」




ドクロ・・・死亡


小説「機械」













もちろんウソです 続きます