いきなり、センセーショナルなタイトルで刺激を受けた方も多いかもしれませんね。
でも、事実まるでテレビドラマのような展開に、まさか自分自身がなってしまうとは・・・。
前の記事で、紆余曲折はありましたが、営業の仕事も順調に行き、預金も生活費
以外に1000万円ほどの現金があったので、いよいよ自分も「社長」になってみるかー!
そう、思ってお金があるせいもあり、港区の中心地のマンションにオフィスとして
一室を借りて、自分の「城」を持ち、会社名をプレートに入れて計画したビジネスを
スタートしたわけです。
でも、うまくいくわけないですよね。経営をサポートする先輩もいない、当然企画は
思いつき、ひらめきで事業をコロコロ変えるわ、提携する業者にコロコロ騙されるわ^^;;
だんだん売上も上がらなくなり、「社長、社長」とはやし立てていた営業マンも、しだいに
寄り付かなくなりました。
私は、この時に人は波のように押し寄せても、こちらが劣勢になれば、人は一瞬で
潮がひくようにいなくなってしまうものだ・・・と身を持って体験できた瞬間でしたね。
さあ、こうなると一緒に共同でビジネスを展開しようと燃えていた友人まで、腰が引けて
いなくなってしまいました。^^;;
残ったものは、事務所の備品や家賃やビジネスを立ち上げた時に、湯水のように
使った「借金」という財産だけでした・・・。
借金は、借金を生み、さらに巨額に膨らんでいました。 やむなく会社をたたんだものの
借金があまりにも大きく、金融業者に借金をしなくては返済が出来なくなっていました。
それからは、もう地獄へ急降下でした。 銀行やノンバンクからの借り入れが出来なくなって
スグに大手のサラ金へ、そしてそこも返済借り入れがきつくなってきて、とうとうさらに小さな
サラ金へ出向いていったのです。
もう、サラ金の金利を払う為に、他社のサラ金で金を借りて、金利を返済・・・まったく元金が
減る事はなく、ドンドン借入総額がふくらむ一方。
そして、ついに評判の悪い金融(ほぼ闇金)金融にまで手を付けてしまった私に待っていた
ものは地獄、地獄、地獄。。。
毎日毎日、やくざ(ほとんど暴力団)のような強面男が乗り込んで来て、玄関先で恫喝!
ドアをガンガン蹴飛ばしながら、追い込まれていたわけです。
正直リアルに体験した事がなかったので、「マジであるんだ、こういうの。。。」って思いました。
それからは、窓とか光が漏れそうな場所には、段ボールで「目貼り」を行って、夜でも光を
漏らさないようにして、不在をアピールするしかなかったのです。
ココまで追い込まれて、始めてお金を借りる人生に終止符を打たねば、人生終わると実感して闇金の追い込みが来ない真夜中に家を出て、日雇いバイトの集合場所に向かっていました。
もう、お金がなかったので、電車も乗れなかったし、歩いていくには長い時間がかかりました。コンビニの裏に回り廃棄処分の弁当をあさり、必死に毎日を生き延びていました。
サラ金の追い込みに、震え上がった日々はいつまで続くのか。。。
実は、あまりにも辛すぎたサラ金地獄から、ひょんなことから抜け出す機会が来るのです。
人生あきらめなければ、こういう出会いもあるのですね!