※この記事は、絵画・イラスト制作オーダーのための注意書き説明になります。
外部から直接このページに来られた方は、
先にこちらのご案内ページをお読みください。
ご覧いただきありがとうございます。
長いこと画像素材や原画の販売を続けてきまして、ありがたいことに
オーダー制作についてのお問い合わせをいただくことも増えてきたのですが、
こちらとしては、作業内容をご説明し、所要時間・労力などから割り出した
お見積りをその都度お送りしているのですが、
残念ながら大半の方はそのままサヨウナラとなってしまわれるので
出品ページでもご説明申し上げておりますが、
特に昨今、画像ソフトやアプリなど誰でも気軽に操れるようになりましたし
学生さんなどが練習がてら、お小遣い感覚で1000円などの仕事を受注されることも多くなってきましたので
なぜそのような価格ではお仕事をお受けできないのかを、
あらためてご説明したいと思います。
たとえば、わたしがよく描いているスイーツなどの
原寸大の、リアルなイラストをアナログで描いて
デジタル原稿に起こすまでの作業を簡単に書き出しますと。
1)依頼者様から具体的なご依頼内容を聞く
2)さらに細かいところまで、間違いがないよう問い合わせて確認する
3)ラフ画を複数描いてイメージをお見せする
4)最終確認をとり、紙を裁断し、描き始める
5)ご要望によっては下絵段階もお見せして確認を取る
6)完成、スキャン
7)白背景の場合は細かいところまで手作業で切り抜き
8)ゴミ消し・色調整等
9)縮小データ見本を送付
10)データによる修正または場合によっては紙から描き直し
11)ご納得いただけたら納品。
尚、たまに「データ化はこちらでやるので紙原稿だけ送ってほしい」という方もおられますが、その場合も「できるかぎり原画に近いデータをお見せして確認」という作業は絶対必要なので、6までではなく9までが必須です。
そして
「仕事」としてやらせていただきますので、
仮に時給を1000円に設定すると、
「仕事料1000円」でお引き受けしてしまうと
これら全部の作業を、1時間でやらなくてはならないことになります。
自分の経験から申しますと、1時間でできるのは
ものすごくトントン拍子にいったとして、せいぜい2までです。
ですから
「1000円で描きます!」というのは
こういうことをまったく考慮していない出品と言わざるを得ません。
さらにいえば、
企業様からの新商品発売などに絡んだご依頼であっても、
4や5や6までいってからコンセプトが変更になり
最初からやり直しという事態も、残念ながらあります。
(あまりに無理な場合は追加料金をいただいたり、
ご依頼そのものをお断りさせていただくこともあります)
そこで、このような「スキル商品」としての出品形式での受注の場合はどうしても、
スムーズにいった場合と
何度もやり直しが入った場合を
平均した時間や手間から料金を割り出させていただくことになってしまいます。
ということで、一応、このような事情において
料金を設定させていただいております。
ご納得いただけましたら、プロの名に恥じない制作をさせていただきますので
ぜひご依頼お待ちしております。