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この記事には改訂版がございます。改訂版は製造原価報告書をご覧下さい。
製造原価報告書についてお伝えします。
工業簿記においても損益計算書と貸借対照表は必要ですが、これだけだは少々説明不足です。
工業簿記は製品の原価を計算するのが重要であるにも関わらず、これらの財務諸表ではどうやって製品の原価を計算したのかが分からないからです。
そこで、製品の原価がどのように計算されているのかを表す製造原価報告書(製造原価明細書)を損益計算書に添付しなければなりません。
製造原価報告書はどうやって当期製品製造原価(当期の完成品の原価)が計算されたのかを表します。
製造原価報告書の形式は工業簿記の勘定体系とほぼ一致するので、関連させて理解してください。
製造原価報告書の形式は「形態別分類に基づく形式」と「製品との関連による分類に基づく形式」の2種類があります。
形態別分類に基づく形式で書いた製造原価報告書は下のようになります。
原価要素を「材料費」「労務費」「経費」の3つに区分します。
これらの区分の中には直接費も間接費も含まれます。
最下段の当期製品製造原価は損益計算書の売上原価の内訳項目となります。
製品との関連による分類に基づく形式で書いた製造原価報告書は下のようになります。
原価要素を「直接材料費」「直接労務費」「直接経費」「製造間接費」の4つに区分します。
これらの区分では直接費と間接費が明確に分けられます。
最下段の当期製品製造原価は損益計算書の売上原価の内訳項目となります。