毒りんごアパート302号室

毒りんごアパート302号室

日々のモヤモヤや、世の中へのひと言を気ままに書き留める302号室。誰にも言えない本音を、302号室にそっと置いていく場所です。
ドアはいつでも半開き。気が向いたら覗いていってください。

 

最近、ある元アナウンサーの渡辺渚発言がきっかけで、ネットが少しざわついていました。

フリーに転身したあと、
「局アナ時代より、今のほうが稼げている」と語ったことが、
思いのほか強い反応を呼んだようです。

稼げていること自体が問題なのではなく、
その言葉の出し方、伝わり方が、
人によっては引っかかってしまった。

いい人だと思っていた人に、
ちょっとした違和感を覚える瞬間って、ありますよね。

今回の件も、まさにそれでした。

彼女が炎上している理由は、単純に「稼いでいるから」ではありません。

フリー転身後に語られた
「局アナ時代より稼げている」という発言。
それ自体は事実でも、
聞く側にとっては少し刺激が強すぎた。


・同世代で、同じように働いてきた人
・彼女を“控えめで感じのいい人”だと思っていた人

そういう層ほど、
その言葉に引っかかってしまったのだと思います。

フリーになって稼げるようになった。
それ自体は、すごいことだと思います。
努力も覚悟もあったはずだし、成功を手にした人を否定する理由はありません。

でも——

なぜだろう。
その言葉を聞いたとき、
拍手より先に、少しだけ距離を取りたくなった自分がいました。

たぶん、私が勝手に
「控えめで、静かに頑張る人」というイメージを持っていたから。

だから余計に、
“勝ちました”という空気を感じた瞬間、
心が追いつかなかったんだと思います。

お金の話が悪いんじゃない。
稼ぐことを語るのが間違いでもない。

ただ、
好感って、
とても繊細で、
ほんの一言で揺れてしまうものなんだな、と。

応援していた気持ちは、
嘘じゃなかった。

でも同時に、
「もう前と同じ目では見られないかも」と思ったのも、
きっと正直な気持ちです。

人は変わる。
見え方も変わる。

それを受け入れられる日も来るかもしれないし、
来ないかもしれない。

今日はただ、
このモヤっとした感覚を、
毒りんごアパートの一室にそっと置いておきます。

誰かを叩くためじゃなく、
自分の気持ちを確かめるために。

……静かに、ね。

夫(65歳)がテレビを見ながら、よくなんかしゃべってる。

でもね。こっちは全然聞こえないんですよ。

だから「え?今なんて言ったの?」って聞くと、
返ってくるのは ぼそぼそ…ぼそ… の聞き取れない音だけ。

聞こえないから、仕方なくもう一回「ごめん、聞こえない、なんて?」と聞くと、

「もういい!!」

 

ってイラッとされる。

……いやいや、ちょっと待って?

こっち悪くなくない??
聞こえなかったから聞いただけなのに、なんで怒られ案件なの。

 

しかもこれ、今回が初めてじゃなくて。
前に同じことがあったとき、理由を聞いたら、

「ひとり言だから」

と言われたんですよ。

ひとり言なら ひとりで完結してほしい
聞かれて怒るひとり言って何?新しいジャンル??

 

なんかね、このやり取りをするたびに、
胸の奥にモヤモヤが1つストックされていく感じがする。

夫に悪気があるとは思わないけど、
こっちは地味にストレスなんだよなぁ。

聞こえない→聞く→怒られる
この三段活用、ほんと理不尽。

 

以上、302号室の本日のひとりごとでした。

今日は、タオルの話。
たったタオル一枚で、こんなに心がざわつく日が来るとは思わなかった。

 

 

台所のタオルを替えるのを、私がすっかり忘れていた日。
そのとき夫が、
「タオルないよ?たまにあるよね」
と、あの例の“いや〜な顔”で言ってくる。

 

あの顔、ほんとに最近増えてきた。
眉の角度、口元のへの字、ため息の予告みたいな沈黙。
こっちが悪いときもあるけど、
そこまで嫌な顔しなくてもいいじゃない?と思ってしまう。

 

その前は米の話だった

夫65歳:「備蓄米あるよ、買ってみる?」
毒リンゴ64歳:「いや…美味しくなさそうだからやめる」
その瞬間、
“また出たよその顔”
という、例の表情がスッ…と浮かぶ。

本人は全否定するんだよね。
「そんな顔してない」
「自分ではわからない」
わからないのはたぶん本当なんだろうし、
悪気もゼロなんだと思う。

 

でも、受け取る側はちょっとずつ削られる。
毎日のちょっとした“いや〜な顔”って、地味に効いてくる。
気づけば、タオルより先に私のメンタルが薄くなってる。

今日の302号室はそんなモヤモヤの置き場。

ここに書くと、少しだけ呼吸が戻る。
タオルも、心も、また新しいのに替えながらやっていくか…。

 

おしまい。

🍎はじめまして。毒りんごです。

 

 

ここは「毒りんごアパート302号室」。
世の中のモヤモヤや、日々のちょっとした引っかかりを
こっそり置いていくための、小さな部屋です。

ニュースを見てため息が出たり、
夫の一言や表情に「またそれ?」と思ったり——
誰にも言えない気持ちを、静かにそっと並べていきます。

この部屋のドアは、いつも半開き。
ふらっと覗きに来てもらえたら、うれしいです。
どうぞよろしくお願いします。