【I was born】生まれさせられた | 困難を生き延びたから、幸せになる!のびのび生きる

困難を生き延びたから、幸せになる!のびのび生きる

サバイバー アダルトチルドレン アスペルガーでも 大丈夫

こんにちは、困難から生き延びた*SAWAです。

こころと身体双方向からアプローチします。

 

「精霊の守り人」で、

親子の戦いを抜き出しました。

 

今日はそれに関連したことを書きます。

 

吉野弘の「I was born」

 

詩人の吉野弘をご存知ですか。

 

吉野弘の散文詩「I was born」を要約します。

 

詩を要約するなんて、

詩人に申訳ないです。

時間のある方は検索して、

是非全文を味わってください。

 

I was born】要約

 

  I was born 【要約】

 

僕と父が一緒に歩いていると

身重の女がゆき過ぎた。

 

僕は不意に I was bornを諒解した。

 

---やっぱり I was bornなんだね。

受け身だよ。

人間は生まれさせられるんだ。

自分の意志ではないんだね---

 

父は無言で歩いた後、蜉蝣の話をした。

---蜉蝣の雌は、口が退化して食物を取れないのに、

卵は腹の中にぎっしり充満してる。

繰り返される生き死にの悲しみが

喉元までこみあげて見える

つめたい光の粒々の<卵>

それから間もなくだった、

お母さんがお前を産み落として

すぐ死なれたのは---

 

痛みのように

僕の脳裏に灼きついたのは

---ほっそりした母の 胸の方まで 息苦しくふさいでいた白い僕の肉体---

 

要約になっているかな、自信がない。

吉野弘さん ごめんなさい。

 

愛憎含めて抱きしめる

 

わたしの感じたことを書きます。

 

自分の意志で生まれたんじゃないって

子どもに突き付けられたら

親は唸るしかない。

 

母の栄養を吸い取って育っていく自分

母が産み落として死んだのを知ったら

子は「生まれてきてごめんなさい」と

自分を否定するしかない。

 

 

父母は子どもを愛してる。

子も父母を愛してる。

 

それは確かなんだけど、

人間はそんなに純粋じゃない

 

子を命がけで生み育てることに

父母は後悔しないよ。

 

だけど一人の人間として

子へ愛情だけじゃ

満足できない。

 

自分の人生を生きたい。

 

 

子も同じ。

 

父母の愛情で生かされていること

父母の愛情がないと生きていけないけれど、

でも父母の思い通りには生きられない。

 

その後ろめたさ

憎しみにも似ている。

 

親と子は

そんな葛藤を抱えながら

お互いを許し合うのだろう。

 

お互いの愛情の中に

それだけじゃない感情がある。

 

それを含めて抱きしめあう。

 

親と子はそんなもんじゃないかなって

わたしは想う。

 

勘違いを解く

 

親は子どもを愛してるはずだ。

子は親を慕っているはずだ。

これは理想です。

 

そんな理想を現実だと勘違いして

そう想えない自分を

一生懸命に隠そうとするのは

苦しい作業です。

 

 

現実は重層的で

ピュアじゃないです。

 

理想の母を追い求めるのは止めましょう。

 

理想の子どもを要求するのは止めましょう。

 

不完全な自分

不完全な親

不完全な子ども

 

そうこの世はすべて不完全

 

不完全だから面白い

 

この感覚を知りたい方は

ご連絡ください。

 

ユング的な人生観をお伝えします。

 

困難を生き延びたのに、なんだか生きにくい。

今の生活に違和感を感じる方。

あなたが楽になるお手伝いをしています。

井の頭線の久我山駅から7分です。