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有頂天家族
森見 登美彦著

始めはイマイチ・・・と思って読み進めていったけど、結果的には面白かった~
京都舞台の、人間と天狗と狸の物語。
鴨川ホルモー的なちょっと人間以外の生き物が出てきても何の不思議もないのがこの京都という舞台。

流れるような文体でいつの間にか嵌ってしまった。

単純である上のあほさ加減。
続編も早く読みたい。

オススメです。
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臨床真理
柚月 裕子著

最近の「このミス」はイマイチなのが多いけど、それにしても大賞受賞作品でこれはひどい。
全くミステリーじゃないだけでなく、展開も簡単に予想できる上に全く裏切りなし。

時間の無駄。

なんでこれが大賞なのか理解できない。

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屋上ミサイル
山下貴光著

第7回このミス大賞作品。

うん、まあ正直ミステリーじゃない。
そして賛否両論あるけど、個人的にはこの伊坂風味の作品は好き。

交わされる高校生の会話とか、とっても自然で入り込みやすいし。

さすがにまだ伏線の回収とかは強引だけど、でも素質あると思う。
これからも読んでみたい作家であります。

まあ個人的に青春物が好きだから、評価が甘いのは認める。
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真夏の島に咲く花は
垣根涼介著

気がついてしまうと、もうガマンして過ごすか止めてしまうしかないという、同じ島に住む女性のセリフに共感。
まさに同じことを思って、会社辞めた。

これは垣根さんの本としてはちょっと異色だと思うけど、このスタイルもいい。
人間のあり方を考えさせる。

フィジーでの物語り。
何が本当の幸せか。

でも日本人としては、フィジーに限らずカルチャーショックが大きいだろうな。
特に仕事に関しては。

似たような経験したから、なおさら自分にしっくりとくる部分が多かった。

毎日通勤電車で人ごみの中を通勤して、1時間もかけて帰って週末は疲れている。
そんな生活を続けられる人は、それだけで凄いわ。

なんか人間として大事なものを失っているのが分かってしまったので、自分は違う道を選んだ。
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午前3時のルースター
垣根涼介著

第17回サントリーミステリー大賞・読者賞をダブル受賞。
ご都合主義の展開はありけれど、デビュー作としてこれだけ書ければすばらしい。

他の作品にもすこし同じ雰囲気が漂うが、車とかのマニアックな詳細を書きすぎなのは昔の北方謙三風味。
知識が豊富であってもあのような描写はいまいち女性がついてこないだろう。

ミステリー?
という部分は正直あるけど、そこは割り切って。