キルギスに生きる/写真ブログ -27ページ目

キルギスに生きる/写真ブログ

青年海外協力隊として、
中央アジアのキルギス共和国にて野菜隊員として活動中。
キルギスの話をするブログ。

前にも何度かボズ・ウイ(ユルタ)の写真だとか建て方だとか載せてきたと思うのですが、
あらためてボズ・ウイについて紹介すると、

ボズ・ウイとはキルギス語で灰色の家と言う意味です。
ま、遊牧民の移動式テントですよね。

簡単に分解できてフェルトで覆われていて、といったところが特徴ですかね。

中国ではパオ、モンゴルではゲル、ロシア語ではユルタと言います。


キルギスに1年半も住んでいるといろいろなボズ・ウイを見てきました。
ま、他な国のものは写真だとかテレビだとかしか見たことが無いので、
キルギスのものとの違いは分かりませんが、
キルギスのものならある程度は見てきたと思います。

そんなわけで、以前にも載せた写真もありますが、
今まで撮ったボズ・ウイの写真いくつかまとめてみました。

それでは1枚目。

ソンコルにあったボズ・ウイです。
中国製で、骨組みは鉄パイプ、周りは幌で出来ていて言ってしまえば運動会とかでよく使う鉄パイプのテントのユルタ型ってとこですかね。

組み立ても簡単ですごく便利ですが、やっぱりちょっと趣に欠けますよね。





2枚目。
これもソンコルで撮影。

フェルトを使ってあり形もいいのですが、周りを縛っているものがロープで、
しかもフェルトがボロボロ。


続いてはエキナリンというナリン市からナリン川を上流に遡ったところにある村で撮影。
形とかもいいのですが、やっぱり、ひもで縛ってあるのが残念。




これはジェティオグズの渓谷にありました。
まさにボズ・ウイ!灰色の家といった感じです。
いや、茶色かな?

たぶん結構古いものなんだと思います。




ナリンへ行く途中のボーン峠似合ったボズ・ウイ。

形には2種類あって1枚目の写真みたいに平めの屋根をしたものと、
この写真のようにとがり気味のものとがあります。




ジェティオグズ、コックジャイクのボズ・ウイ。
オイモ(キルギス模様)が施されていて、入り口には木戸もあっていいのですが、やっぱりロープがね。




最後の写真です。
これがぼく的には一番いいなと思うボズ・ウイです。
ドアは木で作られた上にさらにフェルトのものもかけられています。
カバーもフェルトで真っ白ではなく少し灰色っぽい。
さらには屋根の所に白と黒のフェルトでオイモと呼ばれるキルギス模様が施されています。
そしてこれまでのボズ・ウイにはなかったオルモックと呼ばれる平たいベルト?でカバーを縛っています。

どうしてもロープも使わなければならない部分もあるのでその部分はロープになっていますが、
理想は、それが馬の毛だったりするともっといいんですけどね。





ってわけで、これが外見では理想のボズ・ウイだとぼく的には思っています。

ま、中の内装だとかを見始めるときりがないのでこの辺にしておきますが、
やっぱりここまでになると全てが手作りになるので随分と高価になってしまいます。

こんな感じでキルギスでボズ・ウイをお買い求めの際は、
こんなやつを買ってはどうかと思います。



それではまた明日。








↓↓応援よろしくお願いします。↓↓
  
最近アクサイ村というイシククル湖南岸のバコンバエバ村の近くにある村に行ったんです。

アクサイ村のあたりは乾燥した気候で近くに見える山なんかには木が生えてないんです。
木が生えているところと言えば、川のほとりか畑の用水路、村くらいなんです。

というか、キルギスが全体的にそうかもしれませんが、
平地で木の生えているところは川か、もしくは人間が何かしら関わっているところにしかないんですよ。

道路沿いの並木や村の公園、庭、あとは人間が水をひくために作った用水路とかね。

たぶん平地は乾燥していて自然には生えないからじゃないかと思ってるのですが、
もしかしたら、ソ連の頃に全て刈り払われてしまったのかもしれません。


今日の写真はアクサイ村にある小高い丘から撮った写真です。


見えている集落がアクサイ村です。


見ての通り木が生えているのは村や道路沿い、用水路の所のみになってます。
ま、もともと、麦の黄色と牧草の緑がパッチワークみたいで面白いなと思って撮った写真なんですけどね。






↓↓応援よろしくお願いします。↓↓
  
キルギスでどうしても受け入れられないもの、ことってのがあるんですよ。
たくさんあるわけではなく、いくつかって感じなんですけど。

ぼくそういうのってたいがい大丈夫なんですけどね。
たいていは慣れてしまうんですよ。

でも1年半たった今でも受け入れられないということは生理的に無理なんだと思いますね。

その受け入れられないことの一つを紹介したいなと思います。

それは、人の呼び止め方、人の呼び方です。

たまになのですが、口笛で呼び止められたり呼ばれたりするんですよ。

他な地域はどうかわかりませんが、地方に行けばいくほど多い気がします。
道を歩いていると、道路を挟んで口笛で呼び止められたりとかするんです。

これはまだいいんですよ。
問題は人の多い所とかですよ、バザールとかね。

バザールを歩いているとちょっと遠い所から「ぴぃーー」って口笛が聞こえるんです。
振り向くと遠くの方から知り合いが手招きしてたりとかあるんです。
でもバザールですからね。ひとの多い所で口笛吹いてよばれても誰に声をかけたのか分かんないんですよ。

そして、ぼく的に一番嫌なのが、人の家の門で誰かを呼び出すときですよ。

呼び鈴とか無い家もありますからね。
たいていは大きな声で名前を言ったりしてるんです。

名前を呼ばれたらわかるじゃないですか。
「ああ、だれだれを呼んでいるんだな」って。

これが、口笛の場合があるんですよ。
どっからどの家に口笛を吹いて呼んでるのかわかんないですからね。
お隣さんの家の場合もよくありますからね。

こないだのできごとなんですけど、

最初は遠くの方から聞こえている気がしたので隣の家かななんて思ってたんです。
でも少し時間がたってもまだ口笛を吹いているので、「あれ?うちかな??」
なんて思って出てみたら、うちだったんです。

そしたらおっさんに怒られましたからね。
「もっと早く出て来い、ボケ!!」てきな感じで。

うちの門には呼び鈴ありますから!!
って言いたくなりましたが押しとどまりました。


口笛と同じパターンで車のクラクションの場合もあります。
口笛よりもさらにわかりずらいんですよ。

なんせ音が大きいのでお向かいさんなのかお隣さんなのか家なのか
ほとんど聞き分けができませんからね。

ほんのわずかな音の違いで距離を判断しなければなりませんからね。

これをするのは基本的に男性なんですけど、
ほんとやめてほしいと思います。

呼び鈴鳴らしたり、門をたたいたりするだけでたいていは気づきますからね。


それでは写真です。

キルギスの山の写真。

この夏はあまり登ることが出来ませんでしたが、
本格的な冬までにもう1,2回は登っておきたいなと思ってます。




家から近い山でもこんなところがあるのが幸せです。


斜面に生えている花と一緒に撮りたかったのですが、なんかへんな感じになってしまいました。




それではまた明日。






↓↓応援よろしくお願いします。↓↓