ハバナ着 | どきんちゃんのぬいぐるみ

カンクンからは悪名高いキューバの航空会社、クバーノ(Cubano)航空でハバナまで。
機体の至る所に書かれたロシア語が歴史を物語る・・ってかボロくてめちゃくちゃ怖い。そして出発前には「安全のためのデモンストレーション」が!あの救命胴衣を着てチューブに息を吹き込んだり酸素マスクをつけたりするアレです。10年前に八丈島に行く時に初めて乗った飛行機で見た以来です。ついおかしくて笑っちゃったけど、機体がコレなだけに酸素マスクと救命胴衣のつけ方など、しっかり勉強。乗務員さんは意外と愛想が良かった。あたしの人生で初めましてのキューバ人。 結構ビクビクだった空港の入国審査では、予約してあった初日のホテルのクーポンを見せただけで通過。

ホテルまではタクシーを乗ろうと思ったら米ドルが使えなかったから、とりあえず空港でタクシー代だけ両替したらめちゃくちゃレート悪い!空港だからかなー、と思って後で他のところ行ってわかったけど米ドルには両替手数料の他に手数料10パーセントが一律でかかるらしい。100ドルをキューバ兌換ペソに両替するだけで80ドルにくらいに減るってこと。しかもキューバにはキューバペソとキューバ兌換ペソの2種類あって、しばらく通貨システムが理解できず大混乱だった。あたしが全然調べていかなかったのが悪いんだけど、おかげであとで大変なことになった。


タクシーから見るハバナの景色は、汚い。人もメキシコに比べてなんだか暗い。インターネットで色んな人の旅行記を読んだけど、全然違うって思った。


ホテルはHotel Vedado。結構有名らしい。ツインで一泊85ドルもするんだから結構いいホテルなのかと思ったら、そんなでもないし(むしろボロい)フロントもしゃべってばっかりでチェックインすらできなくて、お腹空いてイライラしてたからつい怒っちゃったけど、これがキューバなんだな。
外はもう暗かったからごはんを食べるところを探しに回りをうろうろ。店もレストランもなんにもない。しかも電気もところどころしかなくて真っ暗。だんだんホームレスや金乞いの人が増えてきて怖かったから引き返した。結局ホテルの近くのWacambaっていうレストランに入った。まずい、高い、愛想がない。

こんなところでこれから一週間どうしよう、明日から泊まるとこどうしよう、えらいとこ着たかもってめちゃくちゃ不安になって気づいたら寝てた。
その夜中、同じフロアに泊まってたイタリア人の高校生の団体が夜中の3時に廊下で騒ぎまくりでホテルのドアはすのこ状だったから声が筒抜けで寝られない。そしたらなぜかキューバに対する怒りが全身から噴き出してきてその高校生たちにめちゃくちゃキレた。もちろんテンション上がりまくりの高校生は全然聞いちゃいなくて寝静まるまでうるさかった。この夜は大学入ってからの3年間で一番キレたなぁ。