どかん大作戦! スタッフブログ

どかん大作戦! スタッフブログ

静岡市内にある住吉公園の遊具“通称どかん”をボランティアで塗り直そう!という活動
「ぼくの わたしの ドカンと どかん大作戦!」
運営スタッフによるブログです。


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ぼくたち わたしたちの ドカンと
どかん大作戦展

日程 : 7/26(土)~8/3(日)

場所 : 番町市民活動センター フリースペース

時間 : センターの開館時間に準じます。
     最終日のみ、撤収のため15:00終了とさせて頂きます。

入場無料

どかんデザインに用いた小学生の絵、イベント時の写真を展示します。

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8/3をもってどかん大作戦回顧展
「ぼくたち わたしたちの ドカンと どかん大作戦展」を終了しました。


猛暑の中、回顧展を見に来て下さった皆様どうもありがとうございました!!


ランチトークでは、私がどかん大作戦の活動でしたことについてお話させて頂き、
「子育て中の一介の主婦が、公園を塗り替えるボランティア活動を企画するなんて!?」と
驚いた方もあったようです。

言い出しっぺは確かに私ですが、
活動についてはデザインリーダー夫妻はじめ多くの協力者のおかげでなんとか終わったあせるというかんじです。

今回の回顧展は、チームを解散し、一人で準備してみましたが、
一人でできることはたかがしれているのだと思い知りました。

一個大きなイベントを終え、反省とともに「自分できるじゃん!」と鼻高々になっていた部分もあったのかもしれず、周りへの配慮がなってないことに気がついて穴に入りたい気持ちになりました。叫び
(どかんに入ったらいいのか…)


結局また同級生に手伝ってもらったのですが、(;^_^A


作業しながら、

『「どかん大作戦」を手伝った時に、
   実は人生の落とし穴にはまり落ち込んでいたのが、
   みんなに再会したり、同じ目標に向かって活動することで、
   ストレス発散になった、元気をもらえた             』

という話になりました。 


私すぐウジウジするので、
「どかん大作戦なんてやらなきゃよかった」とまではいかずとも、
ああでもないこうでもないと思い悩んでいたのが、
この言葉をもらえて、落ち着きました。


同級生はみんな27歳。

どかんのある公園の横の小学校を卒業し、
中学高校、思春期の荒波に飲まれ、小学校のように「仲良し」ではいられなくなります。
大学で多くが静岡を離れ、
就職したり、夢を追ったり、家族の事情を抱えたり、自分の限界に気がついたり
人生の落とし穴に、みんな一度や二度ははまります。

誰にも会いたくなくなったり、
無性に誰かに会いたくなったり、でも会えなかったり

結婚したり、子育てに奮闘したり、仕事を頑張ったり、頑張りすぎたり、

ちょうど一山二山越えて、「自分の人生」に立ち向かっている時なのかも?


そんなタイミングで「どかん大作戦」を行い、
同級生に再会、手伝ってもらったり応援してもらいました。

「どかん大作戦」が皆の人生に明るい何かを届けられていたら、言う事ありません。


そして、「どかん大作戦」に参加してくれた子供達も
またどかんがボロボロになった頃、公園を思い出して
「 新 どかん大作戦」をやってくれたら、とても嬉しいです。


これにて、どかん大作戦を終了とさせて頂きます。

ありがとうございました!!!


ランチトーク最後の質問


「あなたにとって‘どかん‘とは?」



わたしにとっての「どかん」とは


乗り越えるべきもの、変えたいこと、でした。



実は、運動音痴で外遊びが苦手な子供でした。

どかんにのぼるなんて、怖くてできなかった。


でもある日、のぼってみたら、まるで景色が違う。


同じように、大人になって乗り越えたい、変えたいことがありました。

(疎遠になってしまった小学校の友達関係、内向的になりがちな産後の日常、自分として生きること)

作戦を通して、少なからず変えられたかな、と思います。



さて、他の参加者の皆様の回答は…



「自分をみつめる場所。中に入って、自分をみて、そこからまた外へでていく」



「いま探しているもの」



「思い出のつながり」



「子供のころの隠れ家」



といった、自分とどかんの思い出について回想して回答する方、

「乗り越えるべきもの、変えるべきもの」としての「どかん」を見つめる方、

それぞれの「どかん」でした。



また、私にとってのどかんについて

「通過点」として、今回の反省点を活かして、次に進むためのステップだったのでは?というお答えを頂きました。



この「どかん大作戦」

終えてみて、私はもやもやもやもやしていました。

「ああだったら、こうだったら」

ずっと考え悩み、プチ家出までしました。


夏目漱石の文明開化について書いた文章に


「本来変化とは階段をのぼるように一段一段地道に進んでいくものだが、

近代文明は、階段をとばしてのぼるような急激な変化で無理やりに変化を作り上げている。

そこにはかならず、犠牲やほころびが生じる。」というようなことが書いてありました。


(高校の教科書で読んだのでうろ覚えですが、趣旨はあっているはず)


この「どかん大作戦」も、本来は少なくとも一年はかけて仲間を増やし、知恵を寄せ合って、地道に活動したかったところ。


企画から4か月ほどで、イベントを行いました。



無理やり力技で行ったところも、多々あり、夏目漱石がいうところの犠牲ほころびだらけです。



(ほころびの一つ、中断してしまった息子のトイレトレーニングはやっとうまくいきそうです。)



これからはこの、「どかんで背負った反省点」を背負って、生きていくことが私の責務だと、おおげさですが今回のランチトークを通じて思いました。



「どかん」以上に難しい課題です。




今回のランチトーク、ご参加いただいた皆様に深くお礼申し上げます。

なにより楽しくお話しあいできたことが、貴重な体験でした。

とてもいいメンバーで語り合えたと思います。


声をかけて頂き、ご準備頂いた番町市民活動センター職員の皆様、ありがとうございました!


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ランチトークの後編です。

(編集済の文章が消え、途中の記事が掲載されていました。

中途半端なブログになってしまい、申し訳ありません!)


活動報告ののち、質疑応答へ移りました。



Q 参加した親子にとって、どこを塗ったのか、筆あとすら思い出に残るはず。

  それを上から塗り、仕上げたのはなぜか?


A とても悩みました。今もああでもないこうでもないと考えています。


  大きな理由としては、

   「塗装が薄いことでペンキがまたすぐに剥げてしまわないように」

   「大本のデザイン画に対してなるべく忠実に仕上げるため」です。


  あとから、『こどもが塗りやすいように、下半分を一色のデザインにする、等塗りやすく工夫すればよかった』等、いろいろと考えましたが、後の祭りでした。


  本来は「親子」で塗るイベントとして、大人が多くを担う予定でデザインをすすめていました。

  想定外に「子供たち」の参加が多かったこと、大人(保護者の方々)の参加をうまく促せずイベントとして仕切りきれなかったところが多大に影響しています。



参加者の方から、

「それでよかったと思う。下になってしまっても思い出には残る。参加したことが大事」

「下塗りを子供に塗らせれば…(諸書事情がありできませんでした)」

「また悔しさをばねに何年後かに塗り直してもらえたらいいね」等会話が続き、

その後、「親子イベント」で「大人を参加させる難しさ」に話が及びました。



そして

「自分の仕事(私の場合は育児、主婦業)と両立して、他の活動をすること」


                                     についての話になりました。



Q.もともと多忙な主婦業、育児の最中にもかかわらず、活動をはじめたきっかけとは?



 私は出産後に夫の転勤で名古屋へ引っ越し、

誰も知り合いがいない、土地勘もないなかで、はじめての子育てをしていました。


赤ちゃんとの生活で出会う人々は皆「○○君のママ」として私をみます。


「○○君のママとしての生活」

について話すことはあっても


「わたし個人」

としての話ができなかった。


例えば、大学でどんなことを学んでいたのか、どんな音楽が好きか、どんな人生を歩みたいか、一人の人間として話す機会がない。


「自分」として生きられないことに、とても違和感とストレスを感じていました。


また、人より早く結婚出産したため、自分のキャリアにもすごくコンプレックスがありました。


「もっと、なにかできるはず!

××××(○○君のママ)として、生きたい!」


   ※()が大事で、ママとしての自分も大事なんです。でも()くらいのかんじにしたかったんです。


という想いが強くあり、

子育て情報誌を作ろうとしたり(失敗)、職場復帰を目指したり(失敗)、パートで働いたり(二男妊娠で退職)、紆余曲折を経て、「どかん」に出会い、活動をはじめたわけです。



Q.忙しい生活の中で活動時間をどうやりくりしていたのか?


<前篇>でも話した「一分一秒の精度を高める」「脳内自由化」で時間を作っていました。

多忙な主婦業でも「テレビをみてゆっくりする」「インターネットをする」時間があると思います。

そこをカットしていました。

単純にテレビより、活動の方が面白かったからですが。



Q.やりたいこと、やるべきことが多い中、両立をすることのコツは?


TO DO LISTを二つ作っていました。

一つ目は、活動に必要なTO DO(やるべきこと)

これはノート形式で、必要なだけ、ずらずらっと項目にわけて書いていました。



二つ目は、いらない紙に今日すべきことのTO DO LISTを書きます。


これは「今日」がポイントで、もともとその日に終わらせないといけない、また終わりそうなことを書きます。

今日できることの分量を自分で見定めて書くので、

一日の終わりに、リストが消せていることが多く達成感を得られます。


量の多い仕事は、「写真編集半分くらい」みたいに、できることだけ書いていました。

ちなみに、家事のすべきことも一緒に書いてました。


一つ目のノートだけでは延々終わらないし、リストが増えていくばかりなので、

二つ目のメモでリストを消していける、というのがポイントになったと思います。





私がお話ししたことは、これくらいですが

他の参加者の方から


自分の本業と別に活動をすることの意義について


人生にはりあいが生まれる。

他の活動をすることで、それまでに本業を終わらせよう、と思ったり

人間関係が広がる面白さを感じられる。」


「でも、別の活動をすることが、本業に対する逃げ(アイデンティティーの逃避)になってはならないと思う」


といったご意見がでました。とても勉強になりました。

(私の理解した内容なので、趣旨と違っていたらすみません)


ちょうど今読んでいる本(思考の整理学)にも

「一つのことに縛られる危険性、二つのことをすることで人生により豊潤さをもたらす」というような内容がありました。



「両立」という言葉には「難しさ、大変さ」といったイメージがつきものですが


自転車のように。両輪あってこその安定、ということもあるんじゃないでしょうか?



少なくとも私は、「育児だけ」のときより「育児+」の方が楽しいです。

別のこと、をすることで「本業(子育て家事)」が楽しいんです。




そして、今回のランチトークで一番私が面白く感じたのは


「あなたにとって`どかん‘とは?」

という問いかけに対する、参加者の方々の回答でした。


その回答とは?続きます。

  

  

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番町市民活動センターにて「わたしのわくわく!どかん大作戦!」と題して

住吉公園をただの主婦が塗り替えた、活動秘話(?)と、活動をすすめるにあたってのコツをお話しする機会を頂きました。




あいにく花火大会と重なりましたが、市民活動をされている方など11名もの方にお集まりいただき、

KASUIさんのおいしいボリューミーなサンドイッチを食べながら和やかに開催しました。

ありがとうございます!




「行きたかったのにー」というありがたいお言葉も頂いたのでこちらへ内容を書かせて頂きます。

(わかりやすくお伝えするため、内容は多少変更しているかもしれません)







わたしの わくわく

どかん大作戦!!




~みんなの想いで描いた公園~




子育てママがなにかをはじめる10のヒント










活動報告(ブログでも掲載しています)とあわせて、

活動のコツとなったことを10個ご紹介しました。







1.まず、人に話してみる







まず、友達や家族、

公園整備課に「どかんを塗り替えたい」と口に出してみたことから活動がはじまりました。




日本人にとって、これが一番勇気のいることかもしれません。

安寧な日常を捨てて、思い切って本心を口に出すこと。




でも、なにかをするには、大事なプロセスです。




2.行動しながら考える




活動当初、産後三か月。

毎日の授乳おむつかえ授乳おむつごはん...エンドレスのルーティーンで頭がうまくまわりません。

(一説では産後脳というそうです)


なので、手を動かしてから考えました。

書類を作りながら、考え…どかんのサイズを図りながら考え…




次第に脳が動いていくように。(足りないなとは思いつつ)




3.ネットと上手くつきあう




実はインターネットというものが苦手です。

文字だけのコミュニケーションに不安を感じます。

でも、名古屋(居住地)と静岡(活動地)の差を埋めるには有効な手段でした。




HP制作など、ネットのツールを有効に使うことで、活動の時短にもなりました。







4.家族のケアを大事にする




自分の立ち位置(主婦、ママ)として基本ベースを整えることが大事でした。

子供が起きているときは子育てに専念。

寝たすきや一人遊びに夢中な時間を見計らって作業していました。




というのも、以前子育て情報誌を発行しようとしたとき、夫の体調不良で企画が進まない、ということを経験しているので、なおさら「家族の基本ベース」を守る大事さを痛感していました。







5.1分1秒の精度を高める




子育て中はとかく時間がありません。でも1日は24時間しかない。

なので、1分にできること、1秒にできることを増やすしかありません。




授乳しながら寝ている赤ちゃんをだっこしながら、パソコンで資料作りしながら、シチューを煮込む。

みたいなことをよくやっていました。




子育て指導によくある一文

「授乳中は赤ちゃんの顏をみて優しく話しかけ…」はちょっと無視しちゃいました。

罪悪感にかられて二人目にしてベビーマッサージはじめました。







6.脳内を自由にする




特に赤ちゃんのいる環境では、制限されることが多いです。

睡眠時間も活動範囲も。




でも頭の中だけは自由だな、と思っています。




(寝かしつけながら、そうじをしながら、あたまはどかんでいっぱいでした。)




頭で常にシミュレーションしているので、さらに行動がスピードアップできます。







7.自分のケアも大事にする




基本は「自分」なので、メンテナンスとケアが大事です。

ママが倒れたら、家族も活動も共倒れなので。

産後ヨガや産後整体、アロマなど、ママでも行ける「産後ケア」はありがたいことに増えてきています。

上手に利用していました。










8.直接のコミュニケーションを大事にする




活動の最中、一番苦戦した「コミュニケーション」

やはり、メールより、電話より、LINEより、「顏をつきあわせて」のコミュニケーションが大事だと実感しました。




9.臨機応変




子育ての十八番です。

活動中、思い通りにならないことだらけでした。




「ありのままの今の状況」を受け入れて、「では次どうしたらいいのか?」を考えて進んでいきました。







10.できることだけをする




所詮は私、ただの主婦です。

「もし私が○○だったら、△△だったのに!!」ということは山ほどありました。




コピーライターだったら、人脈が広かったら、ペンキ屋さんだったら、デザイナーだったら、小学校の先生だったら…!




でも、今からすぐにはなれないので、今の自分にできることをコツコツやりました。







結局私がした仕事って




手紙を出す、電話をする、資料を作る、回覧板をまわす、友達に助けを求める、悩む(笑)、等

本当に誰でもできることです。




自分にできることを、コツコツ、一生懸命やっただけ。




「人智を尽くして天命を待つ」夫から言われたこの言葉通りです。













とはいえ、一介の主婦が、こんな「公園をきれいに塗ろう!」なんて活動をはじめた根源って

なんなんでしょう??







質疑応答の時間に続きます。




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いよいよ、どかん大作戦の回顧展がはじまりました爆弾

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活動報告とともに、「誰の絵がどんなふうにデザインになったのか?」わかりやすく展示しています。

日時
7/26(土)~8/3(日)
※最終日16:00まで
(1時間延長しました!)

場所
番町市民活動センター
二階フリースペース

(市民活動センター入って右奥のエレベーターで二階へお上がり下さい)

入場無料ですので、お気軽に遊びにきて下さいね(^^)
公園暑いので、涼みにいらしても◎


初日は、市民活動センターさん主催のランチトーク(ご飯を食べながらくだけた雰囲気で市民活動について語り合う企画)にゲストとして呼んで頂きました。

活動報告とともに、子連れで経験もコネもなんにもない主婦がどうしてどかんを塗れたのか?深いところまでつっこんでお話しさせて頂きましたアップ

ランチトークの模様は次のブログにて…パー

ご来場お待ちしております。

(主催者はまたもや子連れできているため出たり入ったりしています。)





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