「かの時に我がとらざりし分去れの片への道はいづこ行きけむ」
今から16年前、戦後50年という節目に、美智子皇后がお詠みになった歌です。
「あの時に選ぶことのなかった分かれ道の片方は、どこへ通じていたことでしょう」と、解釈するのでしょう。
イギリス時間の今日、ウィリアム王子とケイトミドルトンさんの結婚式が挙げられました。
30年前のチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式は、豪華さと、荘厳さに圧倒され、子供心にものすごく感動しました。
17年前の浩宮殿下と雅子妃の結婚式は、仕事の延長上にあり、生中継が無事に終わってくれるように、、、、とドキドキしつつも、やはり感動しました。
翌年に私自身、結婚しました。「自分が主役になれて嬉しかった」と記憶しています。
今年は16周年。あの時選ばなかった「もう一方の道」は、どこへ繋がっていたんだろう、と最近よく考えます。
今の自分は、それぞれの分かれ道を自ら選んで進んできたからあるのです。後悔することがあっても、それは全て自分の責任。人のせいにしてはいけないのだ、とよくよく考えるこの頃、年をとったのかしら・・・・