「春水満四澤」
これは、晋の時代に、陶潜という詩人が書いたものです。
この後に、
夏雲多奇峯(夏雲奇峯に多し)
秋月揚明輝(秋月明輝を揚げ)
冬嶺秀孤松(冬嶺孤松を秀ず)と続きます。
「春水」=「春になって雪や氷が解けて流れ出す水」
「四澤」=「すべて(あちらこちらの)の沢」
ああ、また春が巡ってきたなぁ、と言うことを表しているのだと思います。
そして、禅語としての解釈は人それぞれですが、
私は、苦しい時・ツライ時があっても、
それは季節が巡るようにいつか過ぎていく、と解釈します。
感情面にフォーカスするなら、悲しみや怒りを覚えても、
それは季節と同じでいつか過ぎて治まっていく、と解釈します。
いずれにしても、春夏秋冬巡っていく、ということですから、
何についても執着せずに、
「思いすぎず、手放すこと」を教えてくれる禅語だな、と感じました。
いよいよ春。新しい季節が巡ってきました。今年はどんな年にしようかな。
花見団子かな、と思ったのですが、確認し忘れました。通常の花見団子は、「桜色、白色、よもぎ色」の3色だったように記憶しています。
こちらは、あんこが入っていて、おいしそうでしょ。はい、とても美味しかったです。