「虎の4番はお前だ」という記事を以前書いた。
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そこで書いたのは「今年は4番大山で行くしかない」ということだ。
もともと4番タイプではない事は承知の上でチームのために適応してくれという意味だが、残念ながらここまでお世辞にも4番の役割をこなせているとは言えない。
打率(.252)、本塁打(17)、長打率(.438)出塁率(.307)・・・とどれもセ・リーグの4番打者のワースト。
何よりファンの怒りを買っているのが得点圏打率。
1位はオースティン(DB)の.354でこれは全体のトップ。
次いで村上(S).306、3位岡本和真(G).293、鈴木誠也(C)281、と続き4番打者最下位の大山の得点圏打率はなんと.203
(チームトップは梅野の.333、近本が.300。)
これではつらい。
以前の記事で大山の打撃チャートを示した。
これで「打てるポイントが少ない」ことと
プルヒッターであるにもかかわらず内角を打たないことを書いた。
ここから少し数字は変わったか?
最新のチャートで特に気になるコースを抜粋してみる。
まず②だが・・・・
.400→.351に。
ど真ん中の打率下げてどうする・・・。
そしてその下、④。真ん中低目は前回打率.500だったのが.385まで落としている。
さらにその下のボールゾーン。
⑤と⑥で実に16三振。隣の⑦まで入れれば22三振だ。
好きなゾーンの近くに落とされて三振を積み上げていると言うのがわかる。
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そしてこれも前回の記事だが
ここで大山の犠牲フライの多さについて書いた。
以前犠牲フライ「7」はセントラルのトップなのだ。
4番・大山の存在意義はここにある。
GBはゴロボール、FBはフライボールだ。
大山の近3年と、比較のために岡本和真(G)と鈴木誠也(S)も掲載してみる。
大山の近3年をみればわかりやすい。
ゴロが年々増えていき、フライは年々減少している。
GB/FB(フライ1本につきゴロを何本打つか)はもちろん増加している。
GBOut%(ゴロアウト比)ももちろん増加。
つまり大山は年々ゴロバッターになったいると言うことを数字は意味している。
これは大山が意識してゴロを打っているという事ではなく、
コース別のチャートと考え合わせると
相手投手の攻め方が低め中心になっていることとの相関関係かと思う。
打ち損じが全部ゴロになると言うわけだ。
この表はPull(引っ張り)・Cent(センター方向)Opp(流し打ち)
のパーセンテージ。
大山は年々引っ張る打球が減ってライト方向への打球が増えている。
右方向を意識することはいいことだと思うが、大山のいまの打撃を見ているとそれも不器用に見えて仕方がない。
センターから右を意識しても引っ張れる球はしっかりレフトに持っていきたい。
そして何より「ボールを上げる」事を考えて欲しいのだ。
大山は「球を強く打つ」ことしか考えていない。
だから詰まるのを怖がるし、そのせいで前に出る。
大山はボールの中心を打つのではなく、下をたたいてボールを上げて欲しい。
すべて犠牲フライを打つつもりで。
その打ち損じがヒットになると考えて欲しい。
大山のいまできる事は「犠牲フライ王になる」事なのだ。
もう一度言う。
「犠牲フライの王になれ」!!!
うん!
これでいいのだ!
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