中谷・陽川・北條をはじめとして小幡・植田などいわゆる「マルチ隊」はどこを守るのが本当はいいのか。木浪、糸原にしても果たしてどうなのか。
以前からも書いているが打撃成績と違って守備成績は指標が分かりにくい面もあるのであくまで数字遊びになってしまうかもしれないが、根拠のない数字ではないので一緒に一考いただく。
まずはそれぞれの選手がどのポジションが一番向いているか?
それぞれの横軸の簡易RFの数字が太字になっているのがそうである。
※簡易RF=(刺殺+補殺)÷試合数
例えば陽川であればファーストの数値が、サードより断然いい。もともとは三塁手だったはずだがプロでの適正は一塁の方だということを示している。
枠内が黄色になっているのが各ポシションごとに一番数値のいい選手で、
尚かつRFが太字になっているのは両方ともに適正が合致している証明である。
バカ谷、・・・いや、中谷はおいとくとして。
ファーストはマルテ。 外国人登録の関係で今年も一軍に残れるかどうかではあるが、数字上はファースト・サード共に大山を上回る。
セカンドは小幡竜平。ここは当堂島猛虎会の見解と違えるところであるが小幡の適正はセカンドだと出ている。
サードもマルテ。表中は大山の方に色をつけたが小差ではある。
ショートは木浪。
植田海もセカンドで使われることが多いが適正はやはりもともとのショート。
北條は意外にもセカンドの適正が一番高い。中畑清を目指して欲しいのだが。
この表をわかりやすくしてみようと思う。
マルテが出れるならファースト・マルテ、サード大山。
マルテが二軍ならファースト陽川、サード大山。
当会が次世代のショートして推しに推している小幡竜平はセカンド。
ショートは木浪。
ショートは「守備の華だ」という事を以前に拙ブログで書いた。
実際には「守備の華」ではなくショートは「野球の華」なのだ。
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野球というのはとても「偏った球技」だ。
サッカー、ラグビー、アメフト・・・
コート競技を見渡してもテニス、卓球、バドミントンなど全てが「左右対称」である。
いやいや野球のグラウンドだって左右対象じゃないかという読者もおられると思うがまず決まっているのが塁間とマウンドの距離だけで外野の距離も球場によってまちまちなら、フェンスの高さも違う。MLBにはライトとレフトの距離の違う球場もある。
もっと言えば風の強い球場もあれば屋内ドームもあったり、と競技をするベースグラウンドが統一されていないなんて野球だけだ。
サッカーならボールを持った選手が左右どちらからドリブルで上がろうとOKだが、野球は必ず一塁に走らなければならない。
また以前に比べて多くなったとは言え左利き、左打者の選手はまだ少ない。
右打者が多いためにショートへの打球はセカンドより多くなる。
おまけに捕ったら必ず一塁へ投げなければならないから、三遊間のゴロなどはショートの「華」としての魅せどころだ。
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野球の本場は言うまでもなくアメリカであり、「野球とベースボールの違い」については様々語られる。
日本でいえば子供の頃に一番うまい子が投手をする。
が、アメリカでは違う。
一番うまい子がショートをする。
まずみんなショートをやりたがる。「野球の華」だからだ。
松井稼頭央をはじめ日本人の内野手がMLBで通用しないのはそう言う理由だ。
逆に日本人投手が通用するのもそう言う理由だとも言える。
だがそれはひとつの背景として球場が広くなり近年ではセカンドも重要なポジションになっている。
小幡竜平をセカンドで固定して使うか。
そうなればショートは木浪になる。
左中間を深々と破られる、またはセンターオーバーで一塁から一気に生還・・とか。
それを防ぐのが「ショートの肩」だ。これだけでもショートは小幡を置きたいが。
・・・と言うか猛虎会は「ショート・小幡」推奨だ。
我々の希望が反映される前提ではもちろん話せないが小幡にセカンドをやらせるならキャンプで練習させて欲しい。
今のところはであるが小幡はショートのポジションにしかついていないと思うのだが。
そう言えば思い出す。
左中間の中継に外野手の守備位置あたりまで中継に走ってホームで差したこの選手を。
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