10月23日水曜日、郵便ポストに1通の手紙が入っていた。福岡県公安委員会とある。「やはり来たのか」と思った。私は77歳、充分な後期高齢者である。後期高齢者が交通違反を犯すと即講習会を受けなければならないと聞いていたからだ。現に2年ほど前に妻の姉が一旦停止違反で切符を切られ、認知症検査と講習会受講を強いられている。

10月13日 足立山麓森林公園 今年の柿の出来は?

 で、私のことだが9月だったか、日曜日に孫娘を乗せて家に帰る途中、追突事故を起こしてしまった。陸橋を越えたすぐの信号で止まっていたのだが、孫娘が後部座席にいて、話しをするのに後ろを向いていてブレーキを踏む力が緩んだらしい。陸橋の坂の傾斜があったのも動き出した要因の一つだ。ドンとわずかな音ではあるが、前の車のバンパーに確かにぶつかっていた。相手は新車クラスの軽で、30代くらいの女性ドライバーだったが、信号先にコンビニが有ったのでそこに車を乗り入れて交渉することにした。傷は?と見ると、見た目には何の変化もないように思えた。私の車も何の傷もないようで、これは(許してもらえるかも)と思った。のだが、この女性、すぐさま警察に電話した。事故慣れしているような感じの人だった。彼女は私の車のナンバープレートでバンパーがへこんでいると主張したのだった。

 結局、事故を起こしたことは間違いないので、警察官に事故調書をとられ、相手の身元を確認してその場を離れたのだが、その間はおよそ40分。私にとっては初めての情けない時間だった。帰ってすぐに保険会社に連絡して後を任せることにした。私はゴールド免許で車の保険は最安の20等級ということだが、
今回の事故で16~17等級に下がるとのことだった。

10月28日 我が家のキンモクセイ 香りが強い


 この事故の交通違反の種類は何になるかは知らないけれど、この時の違反講習会の案内状だと思ったのだが、開けてみると高齢者免許証更新の事前講習だった。何となく安心したような気になって、すぐに講習予約を入れた。今は対象者が多くて更新日までに予約を取れない人もいるとか聞いていたから。

 今月は車検にも出したし、車はまだまだ必要だ。幸いにも車を運転する右手右足には異常はない。安全運転を意識しつつ、今冬を乗り切りたい。
 
 それから、最後に追突事故の修理費だけれど、保険会社から24万いくらかで見積書が届いたとのこと。無駄なお金を使うことになったと思う。信号待ちの時はサイドブレーキを、を意識している。




 毎年お彼岸になると必ず咲いていた彼岸花、今年は咲かなかった。不思議だなと思っていると、昨日29日、夏ミカンの木の隅に咲いているのを見つけた。およそ1週間の遅れだ。このところ真夏日が続いていたのが原因だろうか。今日も福岡県は暑く、30℃を越えている。明日から10月というのに。

 この暑さで脳が麻痺するのじゃないかとさえ思うこの月、私はまた偉いものに手を出した。いつもの何でも試したい、興味を持ちたいという遊び心だ。それがこの1ヶ月をとんでもない日々に変えてしまった。

 私の家ではセールスマンなどの応対はインターホンで行い、当然ながら訪問販売などは即座に断るのが通例なのであるが、(特にこの暑さのため、外に出るのは厭だった)、たまたま郵便物を取りに玄関を開けたところ、先日断ったはずのケーブル通信会社のセールスマンと顔を合わせた。そしてちょっとだけでも良いから紹介させて欲しいと、私の住むこの地区を重点的に設備増強をして、新規ユーザーを開拓しているという。この機会に是非とも乗り替えはどうでしょうかという。そして日射しが暑いので屋内で話せませんか、と。私も暑いのは厭なので和室にエアコンを入れて通したのが悪かった。通信回線は電力系を使っていたが、土曜日の夜間になると容量不足のためか、極端に通信速度が遅くなるのが頻繁だったのも原因だが。結局、携帯を含めて、電話・TV・インターネットをケーブル通信会社に替える気になってしまった。暑さで正常な思考を失っていたとしか思えない。それも8月31日工事というぎりぎりの契約だった。

 気温がわずかに落ち着いて爽やかな感じだったのでネフローゼが完全治癒した妻とおよそ1年ぶりに散歩して平和公園(忠霊塔)まで歩いた。私は左足に自信が無く、ステッキを持つようになった。平和公園は緑で溢れていたが、イチョウ並木の数本に銀杏の実がびっしりと成っていた。



 過去の経験からして携帯やPCを替えると登録変更が煩わしい。特に最近の携帯の技術革新について行けてない私には、この通信会社の協力が必須なので、その旨を営業マンによくお願いしていた。契約した営業マンも絶対に私が責任もって切替えますと言っていたのだが。

 結論、工事担当はハードの接続をして、TVの確認をしてOKと言って帰って行った。他のところは分業制なのでよく分からないとつぶやきながら。そして10日後に新携帯が送られてきて、その設定にまた別の人が来て、設定が終わるとラインと電話帳は移行しておきました。後はご自分で!と。次のお客様が待っているので今日はこれまで、不明な点はお客様サービスが24時間対応していますので、と。取説は?と聞くと有りませんという。

 よく分からないままどうしようかと考えていると、営業マンがやってきた。やってくれるものと思っていると、docomoに電話してくれと言う。意味も分からずdocomoから予約番号なる数字を教えてもらって連絡するとお客様サービスに電話をつなぎ、自分は帰ってしまった。不明な点は相談してくれと言うことなのだろう。

 結局、私の手元に残ったのはTVやNET、携帯の薄っぺらいスタートガイドだけ。構成ハード機器の接続図さえも無い。なんとサービスというか、ユーザーを無視したやり方だ。怒りは募るが、パソコン(メール)、携帯、TV(地デジ、BS,BS4K,netTV)などは設定を確認して早く使えるようにしなくては成らない。特に携帯のアプリは急がなくては。・・・と、最後はやはり自分で設定しなくてはと覚悟を決めたのだった。

 新しい携帯はgalaxy、韓国製。これがまた分かりづらい。文字やアイコンは小さいし、見たことが無いアイコンだらけ。結局携帯で操作機能を探すのでは無く、PCで確認しながらの設定している。途中、何回もサポートに指導してもらったが、これも繋がるまでが大変。まず休日は繋がらない。平日の午前中から掛けて、運が良ければ、という感じ。とにかく時間が掛かった。それでもまだ完全には終わってない。paypayなどはまだ使えない。アンドロイド携帯は使い勝手が悪いのだろうか?

 当分は機種替えで忙しくなるだろうが、さて本当に我が家の通信費は安くなるのだろうか? ネットTVが見れるのは嬉しいが。


 前回記事の続き、今夏の三番目の目標「スイカ」。カラスに振り回された。
 妻のネフローゼ症候群が奇跡的に治癒して、後は体力回復と視力問題をどうするかと考えていた6月初め、懇意にしている植木屋のKさんがほぼ1年ぶりに顔を見せ、「垣根のヒバが数本枯れているので取り替えましょう,ついでにスイカを植えて、余っている芝があるのでそれも植えときましょう、なに簡単ですから」と言うので、これは嬉しいと即座にお願いした。その結果、去年の作地にスイカの苗三本を植えたのだが、その経緯は前記事で紹介したとおり。

 今年は6月から暑くて,雨も少なかった。そのため、芝の根付きとスイカの苗のために毎日朝夕に水を遣り、時には肥料も入れた。
ミニスイカ畑と新たに張った芝(手前)

 そして7月、ミニスイカ畑は緑鮮やかに色付き、数カ所にスイカが生れて段々膨らんできた。そろそろカラス対策をせねばならないと昨年の経験を思い出してネットを張ったのだが、スイカの手入れが必要のために全面に張ることは出来ず、スイカ個別に張ることにした。カラスの口が届かないようにネットから20から30センチ離しておけば良いだろうと思ったのだが・・・。甘かった!
柵を作りネットを張った。

 7月の中旬、小玉スイカではあるが、かなり大きくなって,そろそろ収獲だなと思ったその日、やられてしまった。ネットを踏みにじって、見事に食べられていた。それも2個。収穫直前のスイカを。
ネットを張っても食い荒らされたスイカ


 ネットからの離隔距離が短かったのと、ネットの支柱が弱くて容易に倒されたのだ。要するにネットの網目から首を突っ込んで食べられたのだ。このためすぐに次に大きいスイカのネットを張り替えようと、ホームセンターで材料を買おうと,考えていた矢先、わずか2時間くらいの間でまたもやそのスイカが食べられてしまった。おまけにまだ小さいスイカまで,かじられていた。
食べられる前のスイカ

見事なまでに食い荒らされたスイカ

これには私もがっくりして、今年はもうスイカは食べられないのじゃないかとさえ思ってしまった。で、対策を考えた。要するにくちばしが届かなければ良いのだ。と言うことで、取りあえず植木鉢をかぶせ、デンソーで編み目が小さいバスケットを買ってきて,スイカを覆った。植木鉢ではこの炎天下、中の温度がもの凄いことになるのだろうと。そしておよそ3週間経って、スイカは順調に育ち、昨日までに4個収獲して、知人にもお裾分けした。サイズは大きいとは言えないが、現在8個育っている。カラスも諦めているようだし、安心だ。始めからバスケットにしておけば良かった、炎天下、妻の協力を得て、汗を流してネットを張ったのに。
バスケットをかぶせた。

今年初収穫のスイカ、甘くて美味かった

最後に「今年もかき氷」
 猛暑日が続く福岡、ピティナで頑張った杏チャン連れて例年通っている和菓子の店に出向いた。私が食べたのは「みぞれミルク入り金時」。しばし冷感につつまれた。


杏チャンのピティナ結果。
 杏チャンのB級は8月20日から東京の銀座でピティナコンペティションが開催され、全10組(100名)の中で3組のトップで演奏し4曲弾いた。その結果は翌21日の夕刻に発表され、2年前と同じベスト賞(21位から39位)だった。金賞にはわずかな差で届かなかったが、よく頑張ったと思う。日本全国の3,4年生のピアニストのトップ40なのだから。また、杏チャンの仲良し、共に連弾を弾いているRちゃんは金賞に輝いた。その翌日、二人はご褒美としてTDLで遊んだ。夏休みも終わり、来週から学校が始まる。夏休み最後のイベントだった。暑い夏を頑張り抜いた杏チャンでした、