うどんの太さが変わりましたか? | 脱サラうどん屋のブログ

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滋賀県長浜市で脱サラでうどん屋を開業します。
開業前~開業後の日々の粉闘記です。

今日も暑かった~。

 

曇り空で猛暑日ではなかったのですが、もあっとした蒸し暑さで、朝の仕込みから汗だくでした。

 

 

今日は、開店と同時に・・・

 

20分程お客さんがいらっしゃらず、超スローなスタートでした。

 

12時を回るとようやく次から次へとお客さん。

 

12時台は大変忙しくさせていただきましたが、1時を回ると急ブレーキ。

 

後半は落ち着いた営業ながら、次・・・次・・・とお客さん。

 

今日は平日らしい営業になり、夏休みに入ってもなかなかエンジンがかかりません。

 

今日もたくさんのお客さんにお越しいただき、感謝、感謝です。

 

 

 

今日の人気メニュー。

 

1番人気は、今日もダントツで当店イチオシ「讃岐天ぶっかけ」。

 

2番人気は、7月限定「豚しゃぶごまトマつけうどん」。今日もやや元気がありませんでした。

3番人気は「ざるうどん」で、4番人気が「ぶっかけうどん」でした。

夏休みに入ってお子さんの姿が目立ち、天ぷらのつかない単品メニューがよく出ます。

 

 

 

昨日、フェイスブックに質問をいただきました。

 

「開店当初のおうどんの太さと今の太さ、変わりましたか?それとも季節によって調節されているんですか?」

 

こんな質問をくださったということは、うどんの太さが違うと感じられたからなんでしょうね。

 

答えは・・・?

 

開店当初も今も、季節によっても、いつも同じうどんを提供したいと思っています。

 

なので、太さも意識して変えているつもりはありません。

 

でもいつも同じうどんを作ることがとても難しいのです。

 

 

うどん屋としては、とても恥ずかしいことなので、ここから先はうどん屋さんは読まないでください(笑)

 

僕は、わずか1か月間修行をしただけでうどん屋になりました。

 

うどん屋になってから1年8か月が経ちましたが、うどん職人としてはまだまだ経験が足らないと思っています。

 

少しずつ安定してきているとは思いますが、いまだに毎日試行錯誤を繰り返している状況なのです。

 

特に、今の時期、温度や湿度が高い時期は、とてもうどんを作るのが難しい時期だと感じています。

 

 

うどんは、小麦粉と塩水から作ります。

 

毎日同じ作り方をして、一定の温度に保てる「熟成庫」で温度管理を徹底しても、その日の気温や湿度によってまったく違ううどん生地になってしまいます。

 

なので、その日の気温や湿度によって、小麦粉に対する塩水の量(加水率)を調整して、同じうどん生地になるように努めています。

 

冬は加水率52%くらいまで高めますが、今の暑い時期は48~49%くらいで塩水の量を減らしています。

 

分かりやすく言うと、暑いと生地がだれてしまって柔らかい麺になってしまうので、塩水の量を減らして生地がだれるのを防いでいます。

 

でも加水を減らしすぎると、もちもち感のある瑞々しいうどんにならないので、ぎりぎりのところで加水を調整しなければなりません。

 

麺の太さに関しては、製麺機である程度同じ太さにできるのですが、生地の状態(弾力の有無等)によって、太さが若干変わってしまったりもします。

 

 

失敗談です。

 

今年、急に蒸し暑くなった日に、こんなことがありました。

 

加水が多かったため湿気と暑さで麺がだれてしまい、麺を持っただけで、麺の重さで麺が伸びて細くなってしまったのです。

 

なのでこの日の麺は、製麺機でいつもと同じように作ったにもかかわらず、やや細めのうどんだったと思います。

 

なので、次の日は、麺が伸びてしまわないように、麺の長さをやや短めにして、麺の太さも若干太目に製麺しました。

 

これは一例ですが、こんなふうに毎日試行錯誤しながらうどんを作っているので、若干太さも違ってしまうことがあると思います。

 

うどん屋としては、お恥ずかしいことをブログに書いてしまいましたが、これが現状です。

 

今後はさらにうどん業に精進して、毎日安定したうどんが提供できるよう努めてまいりたいと思います。

 

 

明日も張り切って元気に営業します。

 

皆さんのお越しをお待ちしております。