昨日、設計業者のH氏との2回目の打ち合わせを行った。同級生のF氏の車に乗せてもらって彦根の会社まで行ってきた。
1回目の打ち合わせでは、僕の作った店舗レイアウト案をもとに、どんな店にしたいか僕の思いを伝え、昨日は、具体的にレイアウトをどうするか、専門家の視点で意見をもらった。
まず、レイアウト案では、パントリーがなく、配膳作業をしたり、お茶や水の準備をしたり、アルコールを出すのだったら、生ビールサーバーを置いたり、飲み物用の冷蔵庫や製氷機を置いたりする場所が必要ではないかというものだった。確かにそれは、薄々感じていたことなので、納得できた。たた、既存店でも狭い厨房内でやりくりされているところもあるので、実際はどの程度必要なのかよくわからない。ただ、一般的に厨房は狭くても、できるだけ客席を広くという考え方があり、席数は、最低でも30席は確保したいことを伝えた。一度、パントリーを確保した案を図面化してもらうことになった。
つぎに、トイレについてだ。現状では、男女兼用の入口が1か所で、中で小便器と和大便器に分かれている。しかも入口が客席から見える位置にある。これを男女別2か所の洋式トイレにし、入口が直接見えないようにしたらどうかという案だ。確かにそっち方がいいに決まっているのだが、これも客席を少しいじめて広げなければならない。改修費にお金がかかることは容易に想像できる。30席程度の店なら、男女兼用のトイレが1か所しかない店もたくさんある。お金をかけて改修してまで、そこまでする必要があるのかという判断になると思う。これも図面化してもらったうえで、検討することにした。
つぎに、小上がりをどうするかとういう点だ。僕の案では、小上がりを活用して、掘りごたつ式にしたかった。ただ、小上がりの床面の高さが低いので、堀こたつにしようとすると、全体的にかさ上げする必要があるということだ。トイレの改修に合わせて、いっそのこと取っ払ってしまって、壁面をベンチシートにして、テーブルを並べて、客数に応じて2人掛けにも4人掛けにもできるようにしたらどうかという提案だった。僕が一番始めに考えていた案だ。これも改修費との比較検討になると思う。
上記3点のほか、いろいろと意見をもらい参考になった。ただ、よくしようとすると改修費用が高くなるので、全てはとても無理だと思われる。とりあえず、図面化してもらうことと、ざくっと費用を見積もってもらうよう依頼した。
それともう1点、店名「うどん馳走 山石土平」について報告していたのだが、「うどん馳走」という言葉が、なじみがなくわかりにくいのでは?ということで、「長濱うどん」はどうかと提案を受けた。こちらの方が、シンプルで分かりやすく、ゴロや字体もおもしろく観光客なども興味がわくのでは、というものだった。なるほどそれもありかなと思いつつ、少し違和感も覚えながら帰ってきた。
家に帰ってから、「長濱うどん」についてよくよく考えてみると、やっぱりコンセプトと少し違うかなと感じてきた。妻にも報告し相談したが、妻も「長浜ラーメン」みたいといい印象は持っていないようだった。
僕がやりたいのは、あくまで讃岐うどん屋であり、長濱うどんと表現することに抵抗があること、地域密着型の店を目指しており、観光客などをメインターゲットにはしていないことから、やはり少しコンセプトに合わないと感じる。違和感を感じながら進めることはよくないと思うので、さっそく僕の思いを伝えたいと思っている。