30年勤めた市役所を今年3月で早期退職し、うどん屋を開業することを決断した。
なぜ、安定した市役所を辞めてまで、うどん屋になるのか。
これには、いろいろと事情があるのだが、7年ほど前から考え、暖めてきた夢を叶えるため、実行に移すことにした。
市役所で30年間働いてきて、仕事はそれなりにやりがいもある。
人並みに出世もし、世間的地位も得て、今後も安定した生活が保障されている。
しかし、本当に自分のやりたい仕事ができているか、前向きに情熱を持って仕事しているかといえば、YESとは言いきれない。
公務員の給料は、仕事をやってもやらなくても、そう大きく違いはない。
そうではなく、生きるために、自分の頭や体をフルに使って働いて、稼ぎたい。自分のやりたいことをやって、情熱をもって楽しめる仕事がしたい。
カッコよく言えば、これが脱サラを決断した理由である。(他にも事情はあるが・・・)まあ世間から見れば、最後まで仕事を全うできなかった負け組かもしれない。それでもいい。
たかがちっぽけなうどん屋だが、僕にとっては人生最大の決断であり、人生をかけた大勝負だ。
飲食業に関しては、全くのど素人で、それどころか包丁すらまともに使ったことがない。それで本当にやっていけるのか、全く自信はない。
それでも一度しかない人生、悔いのないよう、挑戦したい。
どうせやるなら、少しでも早いほうがいい。
「自分のやりたいこと、情熱を持てること、好きなことはがんばれる。」
そう信じて、決断した。失敗は許されない。
そういうことで、今年は僕の人生において、重大な節目の年になる。