
情報過多の世の中になって、今週もいろんな喜怒哀楽の情報が入ってきて、心が乱されることも多くありますが、当サイトでは変わらずただひたすらCHAGE and ASKAです。
今年は「太陽と埃の中で」が大きな話題となってますね。
その最大の理由は、ASKAさんがお笑い芸人の企画番組『G-1グランプリ』のテーマ曲として「太陽と埃の中で」を提供したから。
とはいえ、「太陽と埃の中で」は、1990年に発売となったCHAGE and ASKAのオリジナルアルバム『SEE YA』のラスト11曲目に収録となった曲。
CM曲、ワイドショー『TIME3』エンディング曲になり、人気が出てシングルカットして大ヒットしました。
シングルカットというのは名曲じゃないとされませんから、シングルカットされた、というだけで名曲なんですが、2022年のねとらぼ調査隊によるチャゲアスシングル曲人気投票では堂々の2位を記録!
チャゲアスのシングルでは「LOVE SONG」に次ぐ人気であることが明らかとなりました。
私は、当時テレビをほとんど観てなかったので、この曲を知ったのは1992年になってから。
初めて聴いたときから、大名曲だと感じました。イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、Cメロ、大サビからのアウトロ。どこをとっても印象に強く残りますよね。
曲のタイトルに「埃」を使っていることにも衝撃を受けました。
「埃」と言えば、掃除機で吸われて捨てられる物ですから、普通は「埃」なんて言葉、まず歌のタイトルにしません。
とはいえ、この曲で連想する「埃」は、「太陽」と対になっていますから、グラウンドや公園、路地裏の砂埃。
少年時代に太陽の下で友達を遊んだときの光景を歌っているのでしょう。
「埃」の一言だけで、そこまで連想させてしまうASKAさん、やはり天才です。
太陽と埃の中で MV
コンサートツアー『SEE YA!』で歌った大サビは、今でも伝説となってます。
[LIVE] 太陽と埃の中で『SEE YA!』
そして「太陽と埃の中で」が再び脚光を浴びたのが、2002年のセルフカバーアルバム『STAMP』バージョン。
[MV] 太陽と埃の中て゛(STAMP ver.)
2018年にはテレビ番組『カラオケバトル』で宮本美季さんが歌ってグランプリを獲得し、大きな話題を呼びました。
宮本美季さんは、アメリカ・バークリー音楽大学卒のエリートジャズ歌手。教科書レベルの歌唱です。
そんな「太陽と埃の中で」が今年、一躍脚光を浴びるようになった最初のきっかけがSNS上で話題となった、中学生の合唱バージョン。
名曲は、世代を超えて歌い継がれる。
それを実証してくれました。ASKAさんも、視聴して刺激を受けたようです。
その流れからG-1グランプリのテーマ曲に「太陽と埃の中で」が決定。
G-1グランプリ テーマ曲にASKAさん決定!? あの名曲が!?
澤近泰輔さんがプロデュースする宇海さんがチャゲアスのバンドメンバーをバックに歌い上げるバージョンも話題になりました。
最近ではeriさんがコンサートツアー『SEE YA!』のラスト歌唱をピアノソロで再現させた演奏が話題となりました。
今年、テレビ番組『ものまねグランプリ』でグランプリに輝いた「KINZとK-ing」のCHAGE&ASKA完全コピーバンドも、歌っています。
太陽と埃の中で CHAGE&ASKA完全コピーバンド
他にも多種多彩な方々が「太陽と埃の中で」を歌い継いでいます。
名曲は、長い年月の中で何度も話題になりながら、スタンダードとなっていくのですね。
ASKAさんの次のアルバムには、ASKAさんのセルフカバーバージョンが入る可能性が高いので、それも楽しみです。