先週末、関東と新潟に出張をしておりました。
その出張の振り返り、第2弾です。
では、はじまりー。
9日朝 都内でカウンセリング
ビジネスホテルを8時のチェックアウトして、ご新規様のカウンセリングにお伺いしました。
こちらの方は、4月の「かいぬし塾」にお越しいただいてまして、「一度直接見ていただきたいです」というご要望を頂戴してまして、この日にお伺いすることになりました。
すぐ後に「かいぬし塾」が控えていたので、1時間ちょっとぐらいしかお時間がとれなかったのが、申し訳ないなと(いつもは時間無制限なので)。
こちらの子も、「吠え」がお困り事でした。
でも、飼い主さんなりに工夫してやってこられていたことが、きちんと実になっているなと感じましたですね。
実際、僕がお伺いしたときも、最初の15分ぐらいは吠えちゃってしょうがなかったんですけど、その後しっかりと止めることができましたし、吠えそうになったり、吠えてしまったりしても、これまたしっかりと止めて、静かな状態を維持することができていました。
まだ1度しかお伺いしていないですが、この感じならきっと大丈夫。
そんな印象を持っています。
こちらも、またお伺いできればということで。
そんなわけで、6月末頃にまた関東へ行ければと思ってます。
もし、「1回来て、見てほしいです」という方がいらっしゃったら、お知らせください。
都合のつく限り、お伺いします。
あ、ただ、市川、船橋周辺か、23区内でお願いできればと思います。
カウンセリング終了後、飼い主さんとご一緒に神田の「かいぬし塾」の会場に向かいました。
途中の駅で、前日の2件目の飼い主さんと偶然一緒になり、3人で会場へ。
東京はまったくもって不慣れな上に極度の方向音痴なので、とてもありがたかったです。
多分、僕一人だったら、辿り着けてない。
9日昼 かいぬし塾 5回目 in 東京
11時から、「かいぬし塾 5回目 」でした。
雨の中、たくさんの方にお越しいただいて、本当に本当に感謝感謝です。
ご参加いただいた皆様に、何か一つでも「わんことの暮らしが楽しくなるなにか」を持って帰っていただければと思いながら、毎回セミナーで喋ってるんですけれども、どうでしたでしょうか。
今回は、平たくいえば「馴れ」についてお話させていただきました。
「怖い」「嫌い」あるいは「ものすごく興奮する」といったことに、さてどのように考えて、どのように対応すべきか?というお話でした。
セミナーの中でもお話しましたけれども、ここ数年「拮抗条件づけ」とか「脱感作」とか「洪水法」とか、そういった「言葉」が「イヌのしつけ」界隈でも、見たり聞いたりするようになってきています。
でも、「イヌのしつけ」方面のブログであったり、なんなら「イヌのしつけの本」なんかでも、ちょっと変な説明になっていたり、思いきり間違っているものもあったりして、これはちょっとなーという思いもあったので、あえていくつかの専門用語を解説しました。
また「行動分析学」は「心理学」なのに、なんでやたらと「行動、行動」と言うのか?
その辺も、ものすごくざっくりとではありますけれど、「行動主義心理学」の歴史も交えつつ、お話させていただいたりしました。
有名な「パヴロフのイヌ」のあの実験が、近代心理学のひとつの契機だったんですよね。
これまでのセミナーでも何度も言ってきていたことではあるんですけれども、この「馴れ」についても同じことをお話しました。
それは「正解はイヌが決める」ということ。
「方法・やり方・手続き・操作から、正解を決めよう」という人が本当に多いですね。
特に多いのが「オヤツを使う/使わない」論争。
「褒める」であっても、またこの「馴れ」という話であっても、大切なのは「イヌがどう感じたか」であって、「ヒトが何をするか」ではありません。
セミナーの中でもお話しましたが、「食べ物を使うか使わないか」なんてことを問題にするのは、本当にナンセンスです。
どーでもよろしい。
熊本弁でいえば「いっちょんどげんでんよか」です。
原理から考えたら、まったく意味がない議論です。
こういう変な「方法・やり方」に振り回されることが、少しでもなくなればいいなというのも、この「かいぬし塾」の狙いのひとつです。
必要なマニュアルは「原理」だけです。
それ以外は、すべて「オーダーメイド」なわけですから。
正解かどうかは、イヌが教えてくれます。
つまり、「始める前」にはわかりません。
すべて「結果」からしかわかりません。
このことは、常に覚えておいていただきたいことです。
やる前に正解なんか絶対わかんないですからね。
「かいぬし塾」は、次回で最終回です。
次回は9月9日ですね。
最終回では、これまでの5回とはちょっと趣向を変えて、ある1頭のイヌのケースをかなり掘り下げます。
本当に、本当に大変だったイヌと飼い主が、家族になっていく物語です。
どうぞ、お楽しみに。
お申し込みは、DLC-PROさん まで。
かいぬし塾終了後は、皆様とのご挨拶を終えたら即新潟へ移動となりました。
9日夜 新潟到着
16時半頃に東京を出発し、練馬より関越道へ。
21時半頃に新潟に到着しました。
新潟県内に入ったあたりで、JETSの村居先生 よりお電話があり、急きょ晩ご飯をご一緒することに。
このときに、新潟の地酒もちょうだいしまして、なんかもったいなくてまだ封もあけてませんが、大事に飲みます。
ありがとうございます。
結局、12時過ぎまで少しお酒をいただきつつ、色々とお話させていただきました。
村居先生は、いわゆる「トリマー」の先生なんですが、「トリマーであっても、行動のことを知っておかないと」と、行動のことについての勉強をずっと続けていらっしゃる方です。
僕自身、行動のことを扱うのに、トレーナーもトリマーも無いと思っていますので、本当に素晴らしい先生だなと思います。
10日の午後からのセミナーでは、実際にトリマーさんであったり、看護士さんであったりがたくさんお越しくださって、本当にありがとうございました。
さてさて、10日は午前中に「犬塾 新潟」、午後から「イヌの行動分析セミナー」の二本立てです。
色々と考え事をしながら、就寝いたしました。
続きます
その出張の振り返り、第2弾です。
では、はじまりー。
9日朝 都内でカウンセリング
ビジネスホテルを8時のチェックアウトして、ご新規様のカウンセリングにお伺いしました。
こちらの方は、4月の「かいぬし塾」にお越しいただいてまして、「一度直接見ていただきたいです」というご要望を頂戴してまして、この日にお伺いすることになりました。
すぐ後に「かいぬし塾」が控えていたので、1時間ちょっとぐらいしかお時間がとれなかったのが、申し訳ないなと(いつもは時間無制限なので)。
こちらの子も、「吠え」がお困り事でした。
でも、飼い主さんなりに工夫してやってこられていたことが、きちんと実になっているなと感じましたですね。
実際、僕がお伺いしたときも、最初の15分ぐらいは吠えちゃってしょうがなかったんですけど、その後しっかりと止めることができましたし、吠えそうになったり、吠えてしまったりしても、これまたしっかりと止めて、静かな状態を維持することができていました。
まだ1度しかお伺いしていないですが、この感じならきっと大丈夫。
そんな印象を持っています。
こちらも、またお伺いできればということで。
そんなわけで、6月末頃にまた関東へ行ければと思ってます。
もし、「1回来て、見てほしいです」という方がいらっしゃったら、お知らせください。
都合のつく限り、お伺いします。
あ、ただ、市川、船橋周辺か、23区内でお願いできればと思います。
カウンセリング終了後、飼い主さんとご一緒に神田の「かいぬし塾」の会場に向かいました。
途中の駅で、前日の2件目の飼い主さんと偶然一緒になり、3人で会場へ。
東京はまったくもって不慣れな上に極度の方向音痴なので、とてもありがたかったです。
多分、僕一人だったら、辿り着けてない。
9日昼 かいぬし塾 5回目 in 東京
11時から、「かいぬし塾 5回目 」でした。
雨の中、たくさんの方にお越しいただいて、本当に本当に感謝感謝です。
ご参加いただいた皆様に、何か一つでも「わんことの暮らしが楽しくなるなにか」を持って帰っていただければと思いながら、毎回セミナーで喋ってるんですけれども、どうでしたでしょうか。
今回は、平たくいえば「馴れ」についてお話させていただきました。
「怖い」「嫌い」あるいは「ものすごく興奮する」といったことに、さてどのように考えて、どのように対応すべきか?というお話でした。
セミナーの中でもお話しましたけれども、ここ数年「拮抗条件づけ」とか「脱感作」とか「洪水法」とか、そういった「言葉」が「イヌのしつけ」界隈でも、見たり聞いたりするようになってきています。
でも、「イヌのしつけ」方面のブログであったり、なんなら「イヌのしつけの本」なんかでも、ちょっと変な説明になっていたり、思いきり間違っているものもあったりして、これはちょっとなーという思いもあったので、あえていくつかの専門用語を解説しました。
また「行動分析学」は「心理学」なのに、なんでやたらと「行動、行動」と言うのか?
その辺も、ものすごくざっくりとではありますけれど、「行動主義心理学」の歴史も交えつつ、お話させていただいたりしました。
有名な「パヴロフのイヌ」のあの実験が、近代心理学のひとつの契機だったんですよね。
これまでのセミナーでも何度も言ってきていたことではあるんですけれども、この「馴れ」についても同じことをお話しました。
それは「正解はイヌが決める」ということ。
「方法・やり方・手続き・操作から、正解を決めよう」という人が本当に多いですね。
特に多いのが「オヤツを使う/使わない」論争。
「褒める」であっても、またこの「馴れ」という話であっても、大切なのは「イヌがどう感じたか」であって、「ヒトが何をするか」ではありません。
セミナーの中でもお話しましたが、「食べ物を使うか使わないか」なんてことを問題にするのは、本当にナンセンスです。
どーでもよろしい。
熊本弁でいえば「いっちょんどげんでんよか」です。
原理から考えたら、まったく意味がない議論です。
こういう変な「方法・やり方」に振り回されることが、少しでもなくなればいいなというのも、この「かいぬし塾」の狙いのひとつです。
必要なマニュアルは「原理」だけです。
それ以外は、すべて「オーダーメイド」なわけですから。
正解かどうかは、イヌが教えてくれます。
つまり、「始める前」にはわかりません。
すべて「結果」からしかわかりません。
このことは、常に覚えておいていただきたいことです。
やる前に正解なんか絶対わかんないですからね。
「かいぬし塾」は、次回で最終回です。
次回は9月9日ですね。
最終回では、これまでの5回とはちょっと趣向を変えて、ある1頭のイヌのケースをかなり掘り下げます。
本当に、本当に大変だったイヌと飼い主が、家族になっていく物語です。
どうぞ、お楽しみに。
お申し込みは、DLC-PROさん まで。
かいぬし塾終了後は、皆様とのご挨拶を終えたら即新潟へ移動となりました。
9日夜 新潟到着
16時半頃に東京を出発し、練馬より関越道へ。
21時半頃に新潟に到着しました。
新潟県内に入ったあたりで、JETSの村居先生 よりお電話があり、急きょ晩ご飯をご一緒することに。
このときに、新潟の地酒もちょうだいしまして、なんかもったいなくてまだ封もあけてませんが、大事に飲みます。
ありがとうございます。
結局、12時過ぎまで少しお酒をいただきつつ、色々とお話させていただきました。
村居先生は、いわゆる「トリマー」の先生なんですが、「トリマーであっても、行動のことを知っておかないと」と、行動のことについての勉強をずっと続けていらっしゃる方です。
僕自身、行動のことを扱うのに、トレーナーもトリマーも無いと思っていますので、本当に素晴らしい先生だなと思います。
10日の午後からのセミナーでは、実際にトリマーさんであったり、看護士さんであったりがたくさんお越しくださって、本当にありがとうございました。
さてさて、10日は午前中に「犬塾 新潟」、午後から「イヌの行動分析セミナー」の二本立てです。
色々と考え事をしながら、就寝いたしました。
続きます