コマと申します
カリフォルニア在住 ナース
アメリカ人の旦那と娘1人
介護要の義母
2022年2月
義兄弟との相続バトルは保留
2022年12月
義兄 膵臓癌バトル始まる
自分の名前さえ忘れてしまっていたドラえもんの母、ネスタさん。
姪っ子に聞いてみたい。彼女がどんな介護を受けていたのか。。。
介護士は一日どのくらい雇っていたのか?
おむつを使っていたのか?
夜は誰かが家で一緒に寝ていたのか?
そうこうしていると、隣のアパートに住む介護士のバレとタビオがMの赤ちゃんを見にやってきた。
大勢がいる席で、ドラえもんの母ネスタさんが自分の名前さえ理解していないほどアルツが進んでいたのに、そんな老人の食事を電子レンジに置いて帰るような介護をドラえもんがしていたのは本当なのかと、姪っ子に質問することは意味のないことだと思い全て忘れることにした。
ネスタさんはもうこの世にはいない。
ひ孫を抱くことなく彼女はこの世を去った。
買ってきたメキシカンチキンとトライティップステーキ、そしてコストコで買ってきた新鮮なマグロでタタキを作り、ポン酢とおネギで漬けにしたものと、漬けていないタタキを山葵醬油で食べた。
メキシカンチキンを食べながら、旦那が思い出したように話し始めた。
親父のお葬式の時にここのメキシカンチキンをオーダーして教会でケータリングしたなぁ。
そう。
コマもあの時のことはよく覚えている。
義両親が日曜日に行く教会でお葬式をして、その後のケータリングは義弟が払った。
姪っ子Mが、食べ物が大量にあまり、姪っ子Mと甥っ子J2がバケツいっぱいの豆とサルサをトランクに乗せて、蓋が閉まっていなかったサルサが車にこぼれて最悪だった話をした。
コマもあの時のことをよく覚えている。。。
あまりにもインパクトがあったから。。。
お食事が終わり、人々が帰っていく。
その中にいた旦那や義兄弟の従兄弟にあたるトムさんと子供3人(男子中高生)が帰っていくところを旦那が呼び止めた。
食べ物がたくさん余ってるから、持って帰りなよ。
離婚してシングルファーザーのトムさんと食べ盛りの子供3人は今日の晩御飯で食べられるぐらいのチキンとその他の食べ物をお皿に盛り、ありがとうと帰っていった。
それを見ていたドラえもん。
激おこぷんぷん丸でコマに文句を言ってきた。
旦那が勝手に食べ物を持ち帰らせた。と。
うちは8人の子供の食事をこれから数日作らなあかん。
残り物を食べさせてやり過ごすつもりやったのに。
何かってに他人に持ち帰らせてるねん。と。
何もいうことができず、ただただひいているコマに文句を言い続けるドラえもん。
あなたがお金払ったのを勝手に人にあげてごめんなさいね。
そう思ったけれど言葉にすることができなかった。
与えることが私の生き甲斐
そんなクリスチャン魂をこれまでドラえもんから見せつけられてきたものだから、教会という場所で義父のお葬式でこんな醜態を曝け出す彼女に衝撃を覚えたのを思い出す。
甥っ子J2が残り物を自宅に持ち帰ってまとめているところでも、ドラえもんは文句を言い続けていた。
大量の豆をポリ袋(こんな大量の食べ物をキープする器がないので)に移しながら甥っ子が母親ドラえもんをなだめていた。
お母さん。見てよ!こんなにあるんだよ!
少しぐらいあげたって大丈夫だから!
13ガロン(約40L)のポリ袋に入った豆と同量のメキシカンライスと10羽分ぐらいのチキンと10Lぐらいのサルサを保存するための冷蔵はうちにはなかった。
結局、食べ切ることはなく大量に残った食べ物を捨てる羽目になったのは言うまでもない。
食べきれないほどの食べ物を独り占めして腐らせて捨てたドラえもん。
そんな思い出をみんなの前で笑いながら話す旦那のKYぶりには、いつもならイラッとするところなのだけれど今日に限っては幸せホルモンセロトニンがコマの脳内にプシュッと出るのがわかった。
🕊️🕊️🕊️
みんなひいていたのはいうまでもない。
KY、時々バンザイ。
🙌🙌🙌