オールドレンズを分解(TAMRON) | getaのブログ

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梅雨ですることもないので、オールドレンズを分解してみました。

(分解といっても前玉を取り出しただけですが)

 

このオールドレンズは1年以上前にジャンクとして買った

   TAMRON SP  BBAR MC 35-210mm F3.5-4.2

というズームレンズで、長焦点域が少し明るめです。

次のリンクは買った直後に書いたブログ記事です。

 

 

このレンズにはフィルターが付いていましたが、打突痕があり落下させるかぶつけたものであることは容易に分かりました。

上の記事には書きませんでしたが、前玉の周辺部が欠けたようになっているのが僅かに確認できていましたが、あまり影響はないだろうと思い少し使っていました。

 

しかし、やはり光軸がズレているようで、星が多少扇形のようになるわけです。

画像編集で少しは改善できるのですが、使っているうちに嫌になり、廃棄ボックスに入れていました。

 

ところがこの長雨ですることがないので暇つぶしに分解してみました。

オールドレンズは意外に構造が簡単で、前玉の押さえリングをカニ目で回すと前玉を出せる状態になりますが、今回はそうすると前玉が入ったレンズユニットが回ってしまったので、レンズユニットを取り出してから前玉の押さえリングを外しました。

 

するとレンズの周辺部が一部ひび割れしており、落とした時の衝撃で前玉の方向が変わってしまったようです。

 写真を撮ってなかったので後で撮影したものです

 

この前玉を枠から出してみようとしたのですが、固着してなかなか出てきません。

そこで少しずつマイクロドライバーでコネて何とか取り出しました。

 

きれいに洗浄した後、元の位置から少し回転させた状態で前玉を枠に入れてみると、すんなりスムーズに入りました。

これで多少は光軸が調整されたかもしれません。少なくとも良くはなっても悪くはなってないと思いますが、実際に星を写してみないと何とも言えません。

 

前玉のひび割れした部分は押さえリングによりほとんど見えないようになりますが、テスト撮影は前玉を少し絞って撮ってみたいと思っています。

撮影結果が良ければ、また記事にするつもりです。

 

まあ、いい暇つぶしにはなりました。